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公開日 2024/08/23
最終更新日 2026/04/24
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不動産クラウドファンディングの投資対象は、もちろん不動産です。対価を支払って不動産を購入し、その不動産を運用もしくは売却して利益を得るわけですが、実際に現物不動産投資をするとなると、物件の購入費用のほかにも、さまざまなコストがかかります。
そこで今回は、不動産投資にかかるコスト(税金・手数料)について解説します。
不動産取得税は、市町村の役所にある固定資産台帳に登録されている課税標準額をもとに、土地・家屋(住宅)はその3%、住宅でない家屋にはその4%を掛けた額となります。
上記の金額に、さらに消費税がかかります。
固定資産税は、土地や建物などの不動産に対して課される税金です。税率は全国的に統一されており、標準的な税率は 1.4%です。一方の都市計画税は市街化区域内にある土地や建物に対して課される地方税です。標準税率は 0.3%ですが、これも地域によって異なる場合があります。
東京都は所得割として、所得に対して10%(都民税が4%、特別区民税6%)、均等割として5,000円(特別区民税3,000円、都民税1,000円、森林環境税1,000円)となっています。
さらに、法人税割として、法人税額に以下の税率を掛けた額が徴収されます。
・(都道府県)法人税額×1.0%・(市町村)法人税額×6.0%
また、資本金が1億円以上の法人には、外形標準課税が適用されます。
不動産の管理にかかるる費用で、賃料回収代行や書類作成などの一般事務などが含まれます。費用は、おおむね賃料収入の3~5%程度です。
不動産を健全に維持していくためのメンテナンス費用です。共用部分の電気代・水道代・消防点検・水槽清掃・植栽の剪定などを含みます。区分マンションの場合は修繕積立金として数千円〜2万円程度、一棟マンションの場合は月額5~10万程度となります。
空室が出た場合には、賃借人の募集を行います。その費用には、仲介手数料や広告料、原状回復費用などが含まれます。費用相場はおおむね年間賃料収入の7%程度です。
一棟アパート・マンションの場合には日常的な修繕費用もかかってきます。物件の規模にもよりますが、具体的には、給湯器・エアコン・自動ドア修理などに年間数十~数百万円程度がかかります。
売却益が発生した場合は、その金額に応じた税金がかかります。個人と法人で異なるため、それぞれ確認しておきましょう。
個人が不動産を売却して利益を得た場合は「譲渡所得税」が課されます。譲渡所得は、「売却価格−(取得費+譲渡費用)−特別控除額」で計算され、その額に対して以下の税率を掛けて税額を求めます。
・短期譲渡所得(所有期間が5年以下):39.63%(所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%)・長期譲渡所得(所有期間が5年超):20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)
なお、譲渡所得は分離課税の対象で、ほかの所得との損益通算はできません。
「賃料収入に対するインカムゲイン課税」で記載したのと同様、法人税・住民税(法人税割)・住民税(均等割)・事業税(法人事業税)・事業税(地方法人特別税)・地方法人税がかかります。
不動産を売却する際には抵当権を解除する費用がかかります。手続きは司法書士が行うためその依頼費用として1~3万円、さらに登録免許税として1件につき1,000円がかかります。
不動産にかかる費用で一番大きいのが税金です。そのため、「“手取り”がいくらになるか」のトータルの利回り計算は税引き後ベースで行う必要があります。現物不動産投資を手掛けようと考えている方は、これらの経費も意識しておく必要があります。
反対に、不動産投資でこうしたコストのことは考えたくないという人は、出資後の手間やコストがかからない不動産クラウドファンディングやREIT(不動産投資信託)などの少額不動産投資が向いているといえるでしょう。
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IT系企業に勤務する傍ら、2010年からソーシャルレンディングでの資産運用を開始。同時にブログ「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」を開設。 著書に「年利7%! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」(ぱる出版)がある。