KORYO Fundingの評判・クチコミ&辛口レビュー・評価

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KORYO Funding(コウリョウファンディング)」は、2022年にスタートした不動産クラウドファンディングサービスです。厳選された不動産に少額から投資ができ、優先劣後方式の採用によって投資家のリスクを軽減しているのも特徴です。

本記事では、このKORYO Fundingの特徴や評判・クチコミを取り上げつつ、最後には編集部独自の辛口レビューを掲載いたします。「KORYO Funding」への投資を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

「KORYO Funding」編集部の独自評価・レビューを見る

KORYO Fundingとは?

まずは「KORYO Funding」の概要についてご紹介していきましょう。

KORYO Fundingのサービス概要

サービス名 KORYO Funding
初回募集開始日 2022年4月21日
想定利回り(年利) 4.5~5%
最低出資金額 10万円
募集方法 先着/抽選
優先劣後方式 あり
途中解約 原則不可

  「KORYO Funding」は、香陵住販株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。同社が本社を構える茨城県の物件を中心に扱っており、堅実な利回りのファンド運営が特徴です。

KORYO Fundingの運営会社・経営者

「KORYO Funding」の運営会社は、香陵住販株式会社です。詳しい概要を見ていきましょう。

運営会社「香陵住販株式会社」概要


「KORYO Funding」を運営する香陵住販株式会社の会社概要は、以下のとおりです。

会社名 香陵住販株式会社
設立年月日 1981年10月5日
資本金 371,980,200円(2023年9月末)
代表者 薄井 宗明
登録免許 ・宅地建物取引業免許 国土交通大臣(4)第7026号
・建設業許可 茨城県知事(般-30)第26404号
・賃貸住宅管理業者 国土交通大臣(2)第002086号
・マンション管理業者登録 国土交通大臣(3) 第033505号
・一般不動産投資顧問業 一般-第1024号
・不動産鑑定業者 茨城県知事(2)第103号
・二級建築士事務所 茨城県知事(B)第5609号
・不動産特定共同事業許可 茨城県知事 第2号
所在地 茨城県水戸市南町2-4-33
上場/非上場 上場(東証スタンダード)

「KORYO Funding」を運営する香陵住販株式会社は、茨城県や千葉県、東京都に20店舗を展開する総合不動産会社で、不動産売買や収益不動産の事業、さらに賃貸仲介や賃貸管理などの事業を展開しています。また、東証スタンダード市場に上場しています。

香陵住販株式会社の代表は薄井宗明氏

「KORYO Funding」の運営会社・香陵住販株式会社の代表取締役社長は、薄井宗明氏です。1951年、茨城県那珂郡出身の同氏は、大学卒業後に大京観光(現在はオリックス傘下の大手不動産事業者・大京)に入社しキャリアをスタートしています。

81年に香陵住販を設立し、2018年に東京証券取引所・JASDAQに上場(現在は東証スタンダードへ移行)しています。創業以来、徹底して地域への密着・貢献を掲げて不動産事業を行っており、株式上場した現在でも県内の物件が事業の中心となっています。 

 同氏の経営方針としてストック型収益の重視が挙げられます。大きな売上が期待できる売買だけでなく、賃貸管理やリフォームといった持続可能性を重視する方針により、「逆風」となったコロナ禍でも着実に業績を伸ばしています。

「ストック型収益」ってなんだっぴ?
定額サービスなどで継続的に発生する収益のことだよ。不動産でいえば、賃料収入や管理費収入などがこれにあたるよ。

KORYO Fundingの4つの特徴

KORYO Fundingの特徴

「KORYO Funding」の特徴として以下の4つが挙げられます。

  1. 運営会社が上場企業
  2. 地元・茨城に密着した運営方針
  3. 堅実な利回り
  4. 優先劣後方式で投資家のリスクを軽減

それぞれの内容について見ていきましょう。

特徴1.運営会社が上場企業

「KORYO Funding」を運営する香陵住販株式会社は、東証スタンダード市場に上場しています。香陵住販株式会社の2024年9月期の業績は、以下のとおりです。

・売上高:100億3,500万円(前期比+7.6%)

・営業利益:10億100万円(前期比+16.8%)

・経常利益:9億7,900万円(前期比+14.7%)

・当期純利益:7億2,200万円(前期比+10.6%)

※2024年9月期 決算短信より

連結経営成績において前期比で大幅な増収増益を果たしており業績は上々といえます。非上場企業が運営する不動産クラウドファンディングサービスも多い中で、経営面での信頼性が高く、なおかつ業績好調な上場企業が運営する「KORYO Funding」は運営上の安心感という意味で大きなアドバンテージがあります。

特徴2.地元・茨城に密着した運営方針

香陵住販は茨城県の不動産事業者で、実店舗も全20店舗中17店舗が茨城県内の店舗となっています。これまで20,000戸を超える管理実績があり、まさに地元・茨城に根ざした不動産事業を行っています。同様に「KORYO Funding」でも運用対象の中心を茨城県の不動産としている点が特徴的です。茨城の不動産管理・取引に幅広い実績があり、県内の各エリア特性を熟知しているだけに物件の目利きにも信頼感があります

特徴3.堅実な利回り

「KORYO Funding」が提供するファンドの利回りはおおむね4~5%となっており、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して特筆するほどの超高利回りとは言えません。しかし逆に言えば、リスクを過度に取らない堅実な運用と見ることもできます。

特徴2で述べたように茨城県内で豊富な実績があり、地場に特化したサービスを展開しているため、物件選定に安心感・信頼感があります。運営会社が上場企業ということもあり、リスクを抑えながら安定的に、かつ堅実な利回りを得たい層には十分に訴求できるサービスとなっています。

特徴4.優先劣後方式で投資家のリスクを軽減

「KORYO Funding」は、優先劣後方式を採用することで投資家の元本割れリスクを軽減しています。優先劣後方式では事業者自身もファンドに出資します。そして、投資家の出資金を「優先出資」、事業者の出資金を「劣後出資」として分配や元本償還で優先順位をつける仕組みです。対象不動産の価値が下落し損失が発生した場合は劣後出資分から損失を負担するため、優先出資(投資家の資金)には影響が及びにくくなります。

例えば、5,000万円のファンドで優先出資分が4,000万円(80%)、劣後出資分が1,000万円(20%)で損失が500万円出た場合は、損失の負担が劣後出資分に収まるため投資家の元本は守られます。

KORYO Fundingの劣後出資割合は?

「KORYO Funding」の劣後出資割合は、おおむね30%となっています。他サービスでは10~20%のものが多く、30%は平均よりもやや高めの設定です。投資家としては元本を毀損するリスクを抑えられるため、この点はメリットといえます。

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KORYO Fundingの2つの注意点

「KORYO Funding」の注意点として以下の2つが挙げられます。

  • 運用実績が少ない
  • 最低出資金額が高め

ひとつずつ確認していきましょう。

注意点1.運用実績が少なめ

KORYO Fundingは2022年4月にスタートした後発の不動産クラウドファンディングサービスです。そのため、まだまだ案件数は多くなく、2024年11月時点では累計ファンド数は17件となっています。手堅いファンド組成に特徴を持っていますが、実際の償還実績の面では、まだ見えない部分もあるため、そこに不安を感じる人はもう少し様子を見てから投資を検討するという手もあるでしょう。

注意点2.最低出資金額がやや高い

最低出資金額が他の不動産クラウドファンディングと比べて高いのも、「KORYO Funding」に投資する際の注意点です。1口1万円から投資できる不動産クラウドファンディングが多い中で、「KORYO Funding」の最低投資額は1口10万円からとなっています。

現物不動産投資と比較すると少額であることは確かですが、「まずは気軽に始めてみたい」というビギナーからすると高めのハードルとなっており、他サービスのほうが魅力的に感じるケースもありそうです。

KORYO Fundingのキャンペーン情報

「KORYO Funding「では、2024年11月21日現在、実施中のキャンペーンはありません。キャンペーンが更新された際は、こちらでお知らせしていきます。

\さっそく「KORYO Funding」をチェック/

KORYO Fundingのファンド一覧

KORYO Fundingの評判・クチコミ

「KORYO Funding」に関するうれしい評判・クチコミ、残念な評判・クチコミそれぞれ見ていきましょう。

うれしい評判・クチコミ

KORYO Fundingのうれしい評判・クチコミは「投資できた」「あっという間に完売した」といったものが見られます。

残念な評判・クチコミ

一方、KORYO Fundingには「10万円からしか投資できないことにあとで気づいた」「抽選で落選してしまった」などの残念な評判・クチコミもあります。

KORYO Fundingの評価は?編集部レビュー

不動産クラウドファンディングサービス「KORYO Funding」の特徴や評判・クチコミについて詳しく解説してきました。最後に、以下の評価基準をもとにした編集部の独断と偏見による評価・レビュー です。なお、総合評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階としています。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります

KORYO Fundingの評価
評価 A 上場企業運営の安心感&地元に特化した物件選定に信頼感も

KORYO Funding」は、東証スタンダード市場上場企業の香陵住販株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。投資先を判断する上で運営元の信頼性は重要なポイントですが、「KORYO Funding」は上場企業が運営しているという点で、多くの不動産クラウドファンディングサービスよりも安心感は高めです。 

 また、一貫して地元・茨城に特化した物件を取り扱っている点もメリットと捉えることができます。アパート・マンションなどの不動産運用は立地こそが生命線であり、その点において地場のニーズを熟知していることは大きな強みになります。

一方で、後発サービスのためファンド運営実績が少ないこと、また他サービスと比較して利回りがさほど高くないことは、人によってはデメリットに映るかもしれません。リスクを取って大きめの利益を狙う、というよりは堅実な運用を目指したい人に向いているサービスといえるかもしれません。

》KORYO Fundingをチェック《

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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