創建エースの上場廃止いつ?粉飾決算の真相や株が今後どうなるか解説
公開日 2025/08/22
最終更新日 2025/08/22

創建エース(証券コード:1757)の上場廃止が決まりました。
東京証券取引所が「上場廃止日を2025年9月19日に決定した」と発表。
>>上場廃止等の決定:(株)創建エース虚偽の売上、つまり粉飾決算が背景にあります。
本記事では、上場廃止の時期、虚偽内容、今後の株式の扱いなどをわかりやすく解説します。
創建エースの上場廃止はいつ?
創建エースの上場廃止日は2025年9月19日(金)に決定しました。
整理銘柄に指定される期間は2025年8月18日(月)~9月18日(木)です。
なぜ上場廃止になったのか?粉飾決算の詳細
次に、創建エースが上場廃止になった要因である架空売上などを紹介していきます。
結論、不正が多く投資家の信頼を守れないと判断され、上場廃止となりました。
粉飾決算の概要
株式会社創建エースは、2025年8月7日に過去の有価証券報告書を訂正しました。
訂正内容によると、2022年3月期から2024年3月期までの売上約87億円のうち、約73億円(84.7%)が「架空の売上」だったことが判明しました。
その結果、黒字だったはずの期が赤字になるなど、投資家の判断を大きく誤らせる重大な虚偽記載と認定されました。
実態のない取引があった
報告によると、問題の取引もありました。
そちらは、2022年3月期に当時の社長と管理本部長が主導し、特定の建設会社との間で始まったものです。
この取引は、見かけ上は工事の受注・発注に見せかけていますが、実際には実態のない取引でした。
しかも、形式的に書類をそろえて「本物の取引」に見せかける行為が繰り返されていました。
投資家の信頼を守れないと判断し上場廃止へ
2023年6月には、この不正取引に関わった経営陣が退任しました。
その後は問題の取引をやめるなど一定の改善が見られました。
しかし、現在の経営状況を踏まえても、投資家の信頼を守れないと東京証券取引所に判断されました。
そのため、東京証券取引所は、同社株式の上場廃止を決定し、整理銘柄に指定することを決定しました。
創建エースの上場廃止後の株式はどうなる?
倒産ではないため、創建エースの株式自体は消えません。
しかし、東証での取引は2025年9月18日まで(最終売買日)となり、その後は流動性が極めて低下します。
その後、換金性はほぼゼロと考えた方がいいかもしれません。
こうしたこともありますから、売却するなら9月18日までに行うのがいいでしょう。
それ以降は売買が困難になる可能性が高いです。
>>株式が上場廃止されたらどうなる?いつ売る?持ち株どうすればいいかも解説
創建エースの株価推移
以下、創建エースのここ1年の株価推移。
ここ1ヶ月ではさらに株価が急落しています。
以下の通り、大きく損を出している投資家も見られました。
創建エース🫨
— midnight (@Wz8RQloNz420422) August 20, 2025
こんな評価損率見たことあるかい⁇😞💔
しゃちょータスケテ😭 pic.twitter.com/eJ3LbFIDmo
創建エースの上場廃止ニュースまとめ
以下、これまでの要点です。
項目 | 内容 |
---|---|
上場廃止日 | 2025年9月19日(金) |
整理銘柄指定期間 | 2025年8月18日〜9月18日 |
虚偽売上高 | 約73億円(全体の約84.7%) |
最終売買日 | 2025年9月18日(木) |
まとめ:上場廃止に注意
最後に要点をまとめます。
創建エースの上場廃止日は2025年9月19日です。
背景には、約73億円の架空売上があります。
この不正により、東京証券取引所は投資家保護の観点から、同社株式の上場廃止を決定しました。
整理銘柄の指定期間は2025年8月18日~9月18日で、最終売買日は9月18日となっています。