TREC FUNDING(トレックファンディング)の特徴や評判・クチコミ&辛口レビュー・評価

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#事業者レビュー #評価A #評判・クチコミ
TREC FUNFING(トレックファンディング)」は、1950年創業の上場企業であるトーセイ株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。利回りに派手さはありませんが、豊富な不動産ビジネスのノウハウを活用した運用が強みです。

今回は、そんな「TREC FUNDING(トレックファンディング)」の特徴や評判・クチコミについて紹介していきます。また、記事最後には編集部独自の評価・レビューも記載しますので、ぜひ投資の参考にしてみてください。

「TREC FUNDING(トレックファンディング)」編集部の独自評価・レビューを見る

TREC FUNDING(トレックファンディング)とは?

「TREC FUNDING」の概要を説明します。

サービス名 TREC FUNDING(トレックファンディング)
初回募集開始 2020年8月
想定利回り(年利換算) 4~7%
最低出資金額 1万円
募集方式 先着式
優先劣後方式 あり(ファンドによる)
中途換金 原則不可

TREC FUNDINGのサービスの仕組み

TREC FUNDINGの仕組み
「TREC FUNDING」は投資家の出資金で対象不動産を運用し、その利益を原資として配当金が支払われる不動産クラウドファンディングサービスを提供しています。

運営会社であるトーセイ株式会社は、不動産特定共同事業の3号・4号事業者で、SPC(特別目的会社)を介在して同事業を行うことが可能です。SPCを介在させることで運営会社と資産を切り離すことができ、投資家の資産の安全性を高めることができます。

配当は1年に2回支払われ、償還時に元本が支払われます。賃料収入を配当原資とするインカム型と売却益を配当原資とするキャピタル型、またはそのハイブリッドタイプがあり、ファンドにより異なります。

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TREC FUNDINGのファンド一覧

TREC FUNDING(トレックファンディング)の運営会社・経営者

「TREC FUNDING」を運営するのは東証プライム上場企業のトーセイ株式会社です。

会社名 トーセイ株式会社
所在地 〒108‐0023 東京都港区芝浦四丁目5番4号 田町トーセイビル
設立 1950年2月2日
代表者 代表取締役社長 山口 誠一郎
資本金 66億2,489万円
登録免許 不動産特定共同事業許可番号:金融庁長官・国土交通大臣第102号
不動産特定共同事業の種別:第1号事業者・第3号事業者・第4号事業者
(第1号事業および第4号事業においては、電子取引業務を含む)
金融商品取引業登録番号: 関東財務局長(金商)第898号
上場/非上場 上場(東証プライム市場)

トーセイ株式会社は次の6事業を行なっています。
  • 不動産再生事業
  • 不動産開発事業
  • 不動産賃貸事業
  • 不動産ファンド、コンサルティング事業
  • ホテル事業
  • 不動産管理事業

トーセイ株式会社の代表は山口誠一郎氏

トーセイ株式会社の代表取締役社長は山口誠一郎氏です。山口氏は1983年に慶應義塾大学法学部を卒業後に三井不動産販売株式会社に入社し、1986年4月には東誠商事株式会社に入社しています。

そして1990年に東誠ビルディング株式会社(現 トーセイ株式会社)の取締役に就任し、1994年6月には東誠ビルディング株式会社(2006年に社名をトーセイ株式会社に変更)の代表取締役社長に就任しています。トーセイ株式会社は、2011年に東証一部(現プライム市場)に上場しています。

TREC FUNDING(トレックファンディング)の特徴

「TREC FUNDING」の主な特徴は以下の4点です。
  1. 運営会社が東証プライム市場上場企業
  2. 倒産隔離で資産が守られる
  3. 先行募集に応募できる
  4. 利益が上振れすることがある
それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

特徴1.運営会社が東証プライム市場上場企業

「TREC FUNDING」を運営するのは、東証プライム市場に上場しているトーセイ株式会社です。東証プライム市場は東京証券取引所が定める3つの区分のうち最上位の市場で、さまざまな上場基準を満たし株式の流動性も高い大企業が名を連ねる市場です。

トーセイはコロナ禍を除けば売上・利益ともに順調に成長を続けており、さらに財務健全性の面でも問題なく、強固な経営基盤を持っています。万が一にも不動産クラウドファンディングの事業で失敗があったとしても、運営会社の経営までが傾くといった可能性はかなり低いといっていいでしょう。

特徴2.倒産隔離で資産が守られる

不動産クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法(不特法)に基づき運用される投資商品です。

多くの不動産クラウドファンディングサービスは不特法で定める不動産特定共同事業1号・2号事業者で、投資家との匿名組合契約によってファンドの運用を行います。これを「第1号事業」といいます。1号事業ではサービス事業者が対象不動産の運用を行い、その不動産は事業者の資産とみなされます。そのため、仮に事業者が倒産した場合、投資家が出資している不動産も債権回収の対象になってしまうことがあります。

一方の「TREC FUNDING」は3号・4号事業者であり、ファンド運用時にSPC(特別目的会社)を介在させることができます。こうしたスキームを「特例事業」といいます。特例事業では運用する不動産はSPCの資産となるため、仮にサービス事業者が倒産した場合でも対象不動産が債権回収の対象になることはありません。

「TREC FUNDING」のファンドはすべて特例事業スキームになっているため、万が一にも運営会社が倒産したとしても投資家の資産は守られることになります。

特徴3.先行募集に応募できる

「TREC FUNDING」の募集は先着順ですが、人気が高く募集枠に入り切らなかった場合はキャンセル待ちとなります。「TREC FUNDING」では、こうしたキャンセル待ちのまま投資できなかった会員のために先行募集期間を設けているファンドがあります

条件を満たす会員には先行募集の案内がメールで届き、一般募集の前に応募できます。このようになかなか投資できない会員のための救済策があるのはメリットといえます。

特徴4.利益が上振れすることがある

「TREC FUNDING」が提供するファンドの想定利回りはおおむね4~7%程度ですが、中には運用によって想定を大きく上回る分配がされたファンドもあります

「TREC1号」ファンドでは、想定利回り7%だったものが実績の分配率で14.31%へ上振れ、「TREC2号」ファンドでは、想定利回り5.22%だったものが実績の分配率で8.61%へ上振れとなっています。

利益が出た場合にはしっかり投資家に還元される仕組みになっており、「TREC FUNDING」に投資する大きな魅力になっています。

特徴5.複数不動産が組み込まれたファンドがある

不動産クラウドファンディングのファンドでは、1つの不動産が投資対象になることがほとんどですが、「TREC FUNDING」が提供する「区分マンションファンド」シリーズでは、複数の区分マンションが投資対象不動産としてファンドに組み込まています。

マンションの戸数はさまざまで、2戸のケースもあれば7戸もの区分マンションが組み込まれるものもあります。複数不動産を対象にしていることで、1つのファンドへの投資でも自動的に分散投資が行えるのがメリットといえます。

TREC FUNDING(トレックファンディング)の注意点

「TREC FUNDING」には以下のような注意点もあります。
  1. 運用実績が少ない
  2. 運用期間が長め
  3. 優先劣後方式を採用していないファンドもある
それぞれ詳しく説明します。

注意点1.運用実績が少ない

「TREC FUNDING」は2020年8月に1号ファンドの募集を開始していますが、以降、ファンドの提供頻度は平均して6カ月に1件程度で、かなり少ない部類といえます。全体でも2024年10月現在で11件、うち運用が完了しているのが3件のみで運用実績としては物足りない数字となっています。

投資判断において実績を重視する人にとってはややマイナスポイントになるかもしれません。

注意点2.運用期間が長い

「TREC FUNDING」が提供するファンドは、運用期間が2年~3年と長めに設定されています。基本的に中途解約はできないため、その間は資金が拘束されることになります。

ただし多くのファンドでは、賃料収入を得ながら運用期間終了までに売却することも想定されています。実際に1号ファンド、2号ファンドでは早期償還かつ利益の上振れという結果になっており、必ず長期の運用がされるというわけではありません。

注意点3.優先劣後方式を採用していないファンドもある

「TREC FUNDING」では多くのファンドで優先劣後方式を採用していますが、中には採用していないファンドもあります。優先劣後方式は、サービス事業者自身もファンドに出資し、もし運用によって損失が出てしまった際に事業者の出資分(劣後出資分)から優先的に損失をカバーする仕組みのことをいいます。

優先劣後方式を採用していないファンドでは、損失が発生した際に出資元本が毀損する可能性が高くなります

TREC FUNDING(トレックファンディング)で実施中のキャンペーンをチェック

2024年10月1日現在、「TREC FUNDING」で実施しているキャンペーンはありません。キャンペーン情報が更新され次第、こちらでお知らせしていきます。


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TREC FUNDING(トレックファンディング)の評判・クチコミ

「TREC FUNDING」の利用者によるSNSのクチコミから、その評判をチェックしてみましょう。

さっそくクチコミをチェックしていくよ~っ!
どんな意見があるか楽しみだっぴ!

うれしい評判・クチコミ

残念な評判・クチコミ

TREC FUNDING(トレックファンディング)の評価は?編集部レビュー

「TREC FUNDING」の特徴や評判・クチコミを解説してきましたが、最後に以下の評価基準をもとにした編集部の独断と偏見による評価・レビュー をご紹介します。なお、総合評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階としています。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります

TREC FUNDINGの評価
評価 A 運営会社の抜群の安定感、利益上振れも魅力あり

「TREC FUNDING」は、東証プライム市場上場のトーセイ株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。不動産クラウドファンディングの運営会社としてトーセイの経営基盤は盤石といってよく、その点の安心感は大きいといえます。

同社は不動産特定共同事業の3号・4号事業者であり、倒産隔離によって万が一のときにも資産が守られるのも安心材料になります。さらに、運用が終了した1号・2号ファンドにおいては想定された利回りを大きく上回る実績をあげており、想定以上の利益が得られる可能性がある点も見逃せないメリットです。

ファンドの組成頻度が低く運用実績が少ない点は心配なポイントではありますが、投資をためらうほどのデメリットにはなりません。新しいファンドが出てきた際にはぜひ投資先の候補に入れたいサービスの1つです。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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