“投資家ファースト!”を貫き、“最高に楽しい投資体験”を実感できるファンドへーー「らくたま」運営会社・株式会社フロンティアグループ インタビュー

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#事業者インタビュー
少額から気軽に始められる不動産投資として、不動産クラウドファンディングの人気が高まっています。当インタビューシリーズは、そんな不動産クラウドファンディングサービスのキーパーソンに、サービスの裏側を伺っていきます。

今回は、2024年4月のサービス開始以来、そのユニークなブランディングで瞬く間にクラウドファンディング投資家の心をつかんだ「らくたま」を運営する株式会社フロンティアグループのみなさんにお話を伺いました。(取材日:2024年9月27日)

金子 嘉德(かねこ・よしのり)
株式会社フロンティアグループ 代表取締役
東証一部上場の金融グループ企業で当時最年少(32歳)の取締役に就任。2008年に株式会社フロンティアグループを設立し、代表取締役に就任。不動産事業を中心に、M&A、不動産クラファンなど多様なビジネスを展開。業界No.1の次世代“少数精鋭”組織の実現を目指す。
山形 秀樹(やまがた・ひでき)
株式会社フロンティアグループ クラウドファンディング事業部長
三菱地所グループにおけるJ-REIT・私募リート等の組成・運用実績を含め7,000億円超、20年以上の不動産ファンドキャリア有り。「らくたま」の生みの親として、「5日ルール」「らくたまWORLD」を企画。現在はクラファン事業責任者として「らくたま」の深化を目指す。
高橋 渓(たかはし・けい)
株式会社フロンティアグループ クラウドファンディング事業部 ファンドマネージャー
不動産業界で培った10年以上のキャリアを基に、「らくたま」のファンドマネージャーとして、日々、ファンドの企画・運用業務を担当。より多くの方に「らくたま」の価値をお届けできるよう、新たなアイデア創出に尽力。

らくたまとは?

らくたまらくたま」は、2024年4月にサービスをスタートした、比較的新しい不動産クラウドファンディングサービスです。

アニメキャラクターを用いたブランディング戦略と、ほかにはない独自路線のサービス展開で、今もっとも注目を集めるプラットフォームの1つとなっています。

「異端」ともいえる、アニメキャラでのブランディングの裏側

らくたま金子社長

ーー本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、不動産クラウドファンディング事業を始めようと考えたきっかけについてお聞かせください。

(金子)
現在、当社の売上のほとんどを占めているのが不動産事業で、その中でも特に買い取りと再販をメインに行なっています。

ただし、不動産を取得する上では当然銀行などの金融機関から借り入れを行うわけですが、中には優良物件にもかかわらず銀行融資が難しい案件や、金利が比較的高くなるケースもあります。そのような場合でもクラウドファンディングのスキームが使えるプラットフォームを自前で構築すれば柔軟な資金調達ができるのではと考えたのがきっかけです。

ーーあらためて、「らくたま」について教えてください。

らくたま山形さん

(山形)
「らくたま」は2024年4月にサービスを開始したばかりの新しい不動産クラウドファンディングサービスです。上場企業が運営するサービスも含め、競合が100サービス以上ひしめく業界で、非上場かつ知名度もこれからという後発スタートとなりましたが、世界一の“投資家ファースト”、そして“最高に楽しい投資体験”を提供するサービスを目指して日々運営をしています。

「らくたま」としては高い目標を掲げていますが、個人の想いとしては、「誰かがちょっといい気分で人生を送れたらいいな」と思いながらサービスをつくっています。

ーー不動産クラウドファンディングの中でも、アニメ風のキャラクターを押し出している事業者は他にないと思いますが、ターゲット像も含めて、このようなブランディングをしていくことにした背景を教えてください。

(山形)
まず、我々は不動産クラウドファンディングでは最後発サービスなので、これまで提供されてきたサービスとはまったく違う、新しい価値を提供したいと考えました。先行するサービスを見てみると、落ち着いた基調で信頼感や安心感をアピールしているところが多かったので、同じところで勝負しないようにしようと。

そういう意味でアニメキャラクターは非常に目立って面白い!と考えました。

ーーいくら目立つといっても、ターゲットにハマらなければマーケティングとして成立しないというリスクもあったかと思いますが、いかがでしょうか?

(山形)
その懸念は確かにありました。とはいえ、不動産投資の中でも不動産クラウドファンディングは1万円から簡単に手間なく資産形成ができるという気軽さが最大の特徴です。現物の不動産投資を行うような富裕層ではなく、これまで資産運用や不動産投資に手を伸ばしにくかった若年層や主婦などの女性にもアプローチしていきたいという気持ちがあったので、信頼感よりも“親しみやすさ”を重要視しました。

特に我々フロンティアグループは秋葉原の会社です。アキバといえばサブカルチャーですし、ほかでやっているところもなかったので、アニメキャラで行こうと。ただ、ひと口にアニメキャラといってもテイストはさまざまなので、その中からどう親しみやすさを出していくかという部分はかなり苦労しましたね。

さまざまな情報からイラストレーターの情報を収集し、最終的にはイラストコンペを実施した中で一番イメージに近いイラストをご提案しただいた著名なイラストレーターさんに依頼して、親しみやすく、かわいいキャラクター(女の子のミミちゃん/猫のたまちゃん)を生み出すことができました。

ーー不動産でアニメキャラ、ということで社内での反発などはありませんでしたか?

(山形)
ありました(笑)。こんなにかわいい、ゆるいテイストで大丈夫かとか、金融商品だけどこれで投資申し込みしてくれるのかとか、イラストじゃなくて芸能人を使ったほうがいいんじゃないかとか……さまざまな角度から議論を深め、当初は色々な反対意見もあったのですが、根気強く話し合いを重ねた結果、最後は全員一致で決めました。

ーーそのユニークなブランディングの結果、現在の「らくたま」のユーザー層はどのようになっているのでしょうか?

(山形)
おそらくキャラクターのおかげもあり、若い方や女性の方、特に主婦の方に多く利用いただいています。サイトアクセス解析の結果、アクセス数の男女比は、男性6割、女性4割くらいです。おそらく、ほかのサービスと比較しても女性の割合はかなり多いと思います。

そういう意味で、ブランディング戦略としては狙い通りという感じですね。

他社の追随も。投資家に即受け入れられた“5日ルール+翌日償還”

ーーSNS等でよく見かけるのが、“5日ルール+翌日償還”のサービスに対する良い評判で、その後、ほかのサービス事業者でも運用~償還の日数を縮める動きが出ていたりもします。実際の反響はいかがですか?

(山形)
正直にいって、こんなに投資家のみなさんに喜んでいただけるとは思っていなくて、ものすごく好意的な意見が多く、スタッフ一同驚いています。

ーーそもそもこのサービスはどういった経緯で生まれたものなのでしょうか?

(山形)
私が最初に考えたのは、もし自分が投資家だったら、申し込んでから当選発表まで3週間とか1カ月とかあったら、応募したことを忘れちゃうよな、ということです。運用終了から償還までの期間も同じですよね。

それだと、投資体験としての面白さは大きく下がってしまいますし、その期間は資金が利益を生みません。応募から運用開始まで1カ月、運用終了から償還まで2カ月かかるとしたら、合わせて3カ月は数十万、数百万という資金が実質的に宙に浮いたような状態になるので、投資効率の面で考えても大きな無駄です。

であれば、サービスを提供する事業者側の努力として、いかにこの期間を短くできるか、投資家目線で研究してみようということで企画したのが“5日ルール+翌日償還”です。

ーーサービスを始めるにあたって大変なことはありませんでしたか?

(山形)
他サービス事業者では償還まで1カ月程度かかるのが普通だったので、社内では賛成意見も多い一方で「そこまでやる必要はあるのか?」という意見もありました。でもやはり“投資家ファースト”にこだわりたかったので、社内業務フローの調整はもちろんのこと、税務・会計・法令上の問題はないか、税理士や弁護士等の専門家と確認した上で仕組みを整えていき、最終的には「らくたま」TEAM一丸となってスタートすることができました。

独自路線をひた走る『らくたまWORLD』のコンセプトとは

らくたまWORLDーー2024年8月に新しい不動産クラウドファンディングのコンセプトとして『らくたまWORLD』を発表されました。まず大枠の概要について教えてください。

(山形)
『らくたまWORLD』は、「らくたま」会員のみなさんに、“最高に楽しい投資体験”をしてほしいという思いから立ち上げた独自サービスの集合体です。投資家のみなさんに喜んでいただけるサービスを作ろうと思ったときに、キャラクターとともに、より「らくたま」の世界観が浸透していく方法を考えたのが発案のきっかけです。

「らくたま」には、“投資を通じて人生を楽しく、豊かにしてほしい”という思いがあります。『らくたまWORLD』では投資はもちろんのこと、格安で旅行も楽しめますし、プレゼントもあります。どれに投資して、どこに旅行に行くかというのは人生そのものであり冒険です。ぜひ「らくたま」をとおして人生という冒険をゲームのように楽しんでもらえたらと思い、“人生はゲームだ!”というテーマで大枠を作成していきました。

ーーサービスを“剣”や“盾”に例えているのが面白いですよね。

(山形)
ありがとうございます。例えば、RPGでは強いモンスターと戦うために剣や盾が必要になりますよね。人生という冒険も同じです。それを「らくたま」が提供するサービスに置き換えて、収益性を追求する“剣”、安定性を強固にする“盾”、癒しを感じる“薬草”という世界観にしています。

ーーでは、具体的に『らくたまWORLD』で特に気になるサービスについてお伺いしていければと思います。まず、ファンド運用上のリスクを軽減する『らくたまサンドイッチ』について詳しくお聞かせください。

(山形)
『らくたまサンドイッチ』は“5枚の盾”のうちの1つで、投資の安定性を確保するための仕組みです。不動産クラウドファンディングは、そのスキーム上、ファンドの組成から配当の支払いまでに、さまざまなリスク要因を含んでいます。

例えば、サービス事業者のほうで不動産自体の取得ができないということもありますし、ファンドを募集したものの応募が集まらずに案件が成立しないということもあります。また出口の部分で物件の買い手が見つからず予期せぬ期間延長を強いられる可能性もありますし、最悪、物件の価格を下げて売却しなければいけない、ということもあり得ます。

そういったリスクを抱えている中で、なんとか投資家のみなさんに安心していただけるファンド設計を提供したいという思いがありました。もちろん完全に「リスクゼロ」というわけにはいきませんが、限りなくゼロに近づけるために考案したのが『らくたまサンドイッチ』です。

具体的には、まずファンドが成立する前に物件を取得しておき、ファンドの運用が終わったら当社、あるいは次に組成するファンドに継承するという仕組みです。

らくたまサンドイッチ

つまり、まず物件を先に取得するので不成立のリスクがありません。そして運用後は自社で買い取るか、同じ物件を対象としたファンドに引き継いでいくので、「売却先が見つからない」とか「なかなか売れない」といったこともありません。

万が一、当社の経営が破綻した場合には損失が出てしまうことになりますが、逆にいえば、そうでもない限りは安心して投資いただける仕組みになっています。

(金子)
実は、継続ファンドの仕組みは他サービスでも展開しているところがあるのですが、その有用性がちゃんとユーザーに届いていないのじゃないかとずっと思っていたんです。私自身もこうした継続ファンドに投資していた経験があるので、これをキャッチーなラベリングでユーザーに訴求できないかと思い、『らくたまサンドイッチ』という名前で展開することにしました。

業界初・会員ランクごとにさまざまな優待を提供

らくたま山形さん高橋さんーー会員向けサービスとして『らくたま くらぶおふ』も展開されています。こちらについて詳しくお聞かせください。

(高橋)
『らくたま くらぶおふ』は、「らくたま」会員のクラス制度と、それに付随するお得なサービスのことを指すものです。「らくたま」会員を人数限定で3つのクラスに振り分け、それぞれに特別な優待を提供していくサービスとなっています。

クラスは、上から「マスター会員」10名、「プラチナ会員」90名、「ファン会員」200名となっており、毎年2・5・8・11月の15日時点の運用金額+αの基準で会員が選出されます。マスター会員は運用金額上位1~10位の10名、プラチナ会員は運用金額上位11~100位の90名、そしてファン会員は運用金額101~250位の150名プラス、落選者・未応募者の中から50名を抽選で選出する仕組みです。会員クラスに当選された方は、毎年3・6・9・12月の1日から優待サービスを3カ月間ご利用いただくことができます。

ちなみに、償還が来るとそのぶん運用金額が減っていくので、上位に留まるには「らくたま」への継続的な投資が必要ということになります。

ーーそれぞれどんな特典があるのでしょうか?

(高橋)
まず、もっともスタンダードなファン会員では、全国20万箇所の映画館やカラオケ、レストラン、リゾート施設を特別優待価格で利用できる優待サービスがつきます。例えば、全国約1,000店のカラオケ店で最大50%OFFや、国内の旅館などで最大90%OFFで宿泊できる、などのサービスがあります。

らくたま くらぶおふ

プラチナ会員、マスター会員は、さらにお得なVIPサービスとなっており、上記よりもさらにお得な価格で各施設を利用できたり、1泊500円で宿泊できるホテル・旅館に申し込めたりもします。

そして、マスター会員にはスペシャル特典として、マスター会員である3カ月間は「応募すると必ず当選する最強の権利」が与えられるほか、シークレットプレゼントも差し上げる予定ですので、コアな「らくたま」ファンの方はぜひマスター会員を目指していただきたいと思います!

魅力的な特典が満載の『らくたま くらぶおふ』にぜひご参加ください。

ーープレスリリースで触れられていた「らくたま」会員限定のシークレットキャンペーンも気になります。お伝えいただける範囲で概要を教えてください。

(山形)
これについては公にはできないことばかりで、 本当にシークレットになってしまうんですが、ここだけの話でいうと、実はもうすでに、「らくたま」のマイページを見ると載ってるんです。一般向けに公表はしてないのですが、ログイン後のマイページトップに載っています。

ちなみにこれは、大手企業の協力を得た国内でも 極めて珍しいサービスになっています。また今後もシークレットキャンペーンは増やしていきたいと思います。気になる方は、ぜひ「らくたま」にご登録ください(笑)。

\「らくたま」の登録はこちら☆/
らくたまバナー

「当たらない」のない不動産クラウドファンディングサービスへ

らくたま高橋さんーーその他、「らくたま」の今後の展望について教えてください。

(高橋)
 サービス開始から約半年が経ち、おかげさまでこれまですべてのファンドで満額成立となっています。一方で、中には応募率が900%を超えるようなファンドもあり、「なかなか当たらない」というお声も届いています。

応募率900%ということは、9人中8人が外れるということですから、私たちとしても当選者発表のボタンを押すときにいつも胸が痛むんです。そこで、連続で落選している方への救済企画として、“初当選チャンスファンド”を企画しました。どんなものかというと、「過去5回の応募で1度も当選したことがない方」の当選確率を95%以上にするというものです。

部分当選の可能性もありますが、95%以上のため、ほぼ確実に当選します。ただ、それでも残りの5%で外れる方も出てくるかもしれません。でも「らくたま」ではそういった方もその後のファンドにおいて、何らかの方法で救済に行く予定です。

このあたりの情報は公式Xでも発信していく予定なので、チェックしていただければと思います。

ーー今後はさらに大きなファンドの展開も?

(山形)
そうですね。「らくたま」では、1号・2号と1,000万円台が続いて、3号でようやく1億円規模のファンドをご提供できたのですが、ここでも満額成立を達成し、投資家のみなさんにしっかりご評価いただけたと思っています。今後は、毎月1億円規模の案件は確保し、2025年は募集総額20億円以上を目指していきたいと思います。

ーー最後に投資家の方へメッセージをお願いします。

(金子)
投資は、限られた時間と資金の中で行う真剣勝負なので、利益を追求する一方で、ときにはプレッシャーや不安を感じることもあります。しかし、多くの人は利益を得ると、こうした投資のネガティブな側面を忘れがちです。それで本当にいいのだろうかと、一石を投じる思いで作ったのが「らくたま」です。

投資を通じて、いかにワクワクしていただけるか、いかに安心していただけるか、いかに面白さを感じていただけるかを考えながら、日々改善を重ねています。ご投資いただいたお金は、一定期間は“まるなげ・ほったらかし”の状態となりますが、「らくたま」に関わることで、その期間にも楽しさを感じていただける仕組みづくりを目指しています。

不動産業としての実績やノウハウについては、同業他社でも素晴らしい企業様はいくつもありますが、「らくたま」では、不動産業の実績にプラスして“楽しさ”での実績も積み上げて行ければと思っております。

(山形)
最近、個々人のレベルで生活や社会を見渡すと、気候変動や戦争、日本の将来への不安などなど、今は不確実性が多い不安定な時代です。そんな中で、ひとつでも信じられるものがほしい。「らくたま」がその“ひとつ”になれるように、スタッフ一同頑張っております。

これから、“世界一楽しいファンド”を作っていきますので、「らくたま」会員の皆さまには、とにかく思う存分、「らくたま」を使い倒していただき、自分の新しい人生を楽しんでいただければと思っております。

(高橋)
本当にたくさんの方にサービスをご利用いただき、いつも感謝しております。「らくたま」では、お金が増える楽しみはもちろんのこと、投資によってちょっと生活に彩りを添えられるようなサービスも提供しています。みなさんの人生の一部に「らくたま」を置いていただき、長くお付き合いできる関係を築いて行ければと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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  • 記事を書いた人 a.sato

    『ゴクラクJOURNAL』編集長。10年余りのラジオディレクター・構成作家の経験を経てライターに転身。延べ300社以上のコンテンツのコンサルティング・ライティング、ブランディングに携わる。以後エンタメ・インフラなどのWebメディアの編集長を歴任したのち現職。3級ファイナンシャル・プランニング技能士。

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