海外事業に投資できるソーシャルレンディングサービス6選

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#投資初心者 #特集・選び方

高い利回りが期待できるソーシャルレンディング

この中でも、海外事業に投資できるファンドは特に分配金の利回りが高く根強い人気があります。

この記事では、より高い利回りを求める投資家におすすめの海外事業に投資できるソーシャルレンディングを紹介します。

ただし海外案件は「高利回り=高リスク」になりやすく、為替変動や新興国特有の信用リスクも伴います。

そのため、サービスを比較する際にチェックすべきポイントも併せて解説していきます。

📄
記事の要点まとめ
  • ・オルタナバンクなどで海外に融資できる
  • ・新興国ファンドでは元本割れも発生
  • ・為替リスクに注意
  • ・高利回りはリスクが高い
  • ・危険そうな国への融資にも注意
では、詳しく解説していきます。

ソーシャルレンディングのクラウドバンクは以下の動画で解説しています。

海外ソーシャルレンディングとは?国内案件との違い

海外ソーシャルレンディングとは、日本の投資家が海外の企業や個人向けローン、不動産開発などに融資するファンドへ投資できる仕組みです。

国内案件よりも高い利回りが提示されることが多く、年7%〜10%前後の案件も珍しくありません。

一方で、為替変動・海外の信用リスク・法制度の違いなど国内にはない注意点があるため、慎重な比較が必要です。

海外事業に投資できるソーシャルレンディングサービス6つ

海外に投資できるソーシャルレンディングサービスを6つご紹介します。

1.Crowd Bank(クラウドバンク)

CROWDBANK

Crowd Bank(クラウドバンク)」は日本クラウド証券株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

クラウドバンクの特徴

「クラウドバンク」は豊富な実績があり、ファンド総数は5,900件以上、応募総額は2,700億円以上にもなります。

投資は1万円から可能で、実績平均利回りは5.87%です(数字はすべて2025年4月現在)。

融資先事業は海外のものも多く、投資先ファンドは地域でソート検索して探すことができます。

出資金の使途を外部弁護士が監査

「クラウドバンク」では専門性の高いメンバーが融資の審査を行っています。

さらに、出資金の使途を外部弁護士が監査するなど、外部監査による透明性の高いサービス提供も特徴です。

連結財務諸表は監査法人の会計監査を受けていることなど、投資家の安心感につながる仕組みがあります。

クラウドバンクで海外に投資できるファンド

「クラウドバンク」では全ファンドの約30%が海外に投資するファンドとなっています。

以下が概要です。

日本以外の主な投資先 カナダ/米国/アジア・オセアニア/アフリカ・中南米
利回り 4.1〜6.7%
投資対象事業 不動産/金融
運用期間 7〜17カ月

募集は先着式で最低投資額は1万円となっており、以降1,000円単位で投資が可能です。

募集金額は3,000万円から5,000万円ほどとなっています。

ドル建て、豪ドル建てがある

海外を対象にしたファンドの主な融資対象は不動産もしくは金融で、返済原資はローンの弁済か債権売却などとなっています。

担保と保証の有無はそれぞれファンドにより異なります。

ファンドは円建てとドル建て、あるいは豪ドル建てなどがあります。

それぞれのリスクを考慮して好きなファンドを選べます。

分配金は主に毎月支払いと償還時一括支払いの2種類があります。

2.Bankers(バンカーズ)

BankersBankers(バンカーズ)」は株式会社バンカーズが運営するソーシャルレンディングサービスです。

2022年3月31日に旧SBIソーシャルレンディング株式会社の発行済全株式を取得してサービスを承継しています。

バンカーズの特徴

「バンカーズ」は2020年にサービスを開始した後発サービス。

ですが、2023年5月には累計出資額が200億円を突破したことを発表。

短期間で業界トップクラスの実績を築いています。

投資家とリスクを共有

運用するファンドのリスクを段階評価で開示し、融資実行後は継続的にモニタリングレポートを公開しています。

さらに親会社も出資する「セイムボート出資」をすることで投資家とのリスク共有をしていることも特徴です。

後述する「クラウドクレジット」とのサービス統合により、海外を対象としたファンドが大幅に増加しています。

CROWD CREDIT(クラウドクレジット)を吸収分割し海外案件が増加

親会社の株式会社バンカーズ・ホールディングの子会社クラウドクレジット株式会社は2024年4月1日。

第二種金融商品取引業に関する権利義務を吸収分割により株式会社バンカーズに承継しました。

これにより「クラウドクレジット」は株式会社バンカーズが運営することになります。

「クラウドクレジット」は海外向けローンファンドに特化しています。

なので、今後はさらに海外案件が増加することが予想されます。

バンカーズで海外に投資できるファンド

「バンカーズ」は全ファンドの約8%程度が海外に投資できるファンドとなっています。概要は以下です。

日本以外の主な投資先 インドネシア/香港/エストニア共和国/ヨーロッパ各国
利回り 6.1〜9.5%
投資対象事業 不動産/金融
運用期間 10〜20カ月

募集は先着式で最低投資額は1万円となっており、募集金額は5,000万円から8億3,000万円ほどです。

ユーロ建てがあり、分配金はすべて償還時一括支払い

融資対象は不動産事業者やレンディング事業者、企業投資育成会社などとなります。

返済原資は債権回収元利金あるいは借手の返済金および自己資金などです。

担保と保証の有無はそれぞれファンドにより異なります。

ファンドは円建てやユーロ建てなどがあり、分配金はすべて償還時一括支払いとなっています。

3.Alterna Bank(オルタナバンク)

オルタナバンク
Alterna Bank(オルタナバンク)」は第一種金融商品取引業者であるSAMURAI証券株式会社が運営するソーシャルレンディング。

オルタナバンクの特徴

「オルタナバンク」は世界中のオルタナティブ資産に投資できるソーシャルレンディングサービスです。

海外の不動産や金、未上場株式や貸付型ファンドなどに投資するオルタナティブ投資であることが特徴。

目標利回りが7%前後と高いものが多いです。

運用期間は6カ月前後から30カ月

運用期間は6カ月前後から30カ月を超えるものなどさまざまなニーズに対応しています。

運営するSAMURAI証券株式会社は第一種金融商品取引業と第二種金融商品取引業、電子募集取扱業務の登録を受けています。

この3つの登録を受けているのは日本で9社です(2025年8月調べ)。

>>AlternaBank(オルタナバンク)の評判・クチコミ・辛口レビュー

オルタナバンクで海外に投資できるファンド

「オルタナバンク」は全ファンドの約35%程度が海外に投資できるファンドとなっています。

概要は以下です。

日本以外の主な投資先 カナダ/米国/欧州/アジア
利回り 4.0〜9.9%
投資対象事業 不動産/金融
運用期間 1〜56カ月

募集は先着式で最低投資額は1万円となっており、募集金額は2,000万円から7億円ほどです。

融資対象は個人向けローンや非上場企業向け融資、銀行社債などとなります。

ドル建てファンドがあり、毎月分配も

返済原資は運営者の自己資金による返済または借換資金による返済、あるいはドル建て私募社債の借り換えなどです。

ファンドによっては担保が付くものもあります。

ファンドはすべて円建てとなり、分配金は毎月支払いや3カ月毎の支払い、あるいは償還時一括支払いなどさまざまです。

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4.anshin bank(アンシンバンク)

アンシンバンク
「anshin bank(アンシンバンク)」はサン・キャピタル・マネジメント株式会社が運営するソーシャルレンディングです。

アンシンバンクの特徴

「アンシンバンク」は東南アジアでもっとも人口が多いインドネシア国内の個人や法人に融資をします。

レンディングサイト「Asetku」の借り手に融資するファンドを提供しています。

円建てのほかの金融商品と比べると、予定利回りが7%ほどと高いことが特徴です。

成長が期待できる国への融資を小口に分散することでリスクを軽減しつつ、高い水準の利回り実現を目指しています。

アンシンバンクで海外に投資できるファンド

「アンシンバンク」のソーシャルレンディングはすべてのファンドが海外に投資できる案件となっています。

以下が概要です。


日本以外の主な投資先 インドネシア
利回り 6.0〜10.5%
投資対象事業 金融
運用期間 3〜12カ月

募集は先着式で最低投資額は1万円となっており、募集金額は500万円から4,000万円ほどです。

融資対象はインドネシアの個人および法人となり、返済原資は元利金返済です。

すべてのファンドで保証はありますが担保はありません。

ファンドはすべて円建てとなり、分配金はすべて償還時一括支払いとなっています。

5.Wealth Park(ウェルスパーク)

WealthPark
「Wealth Park(ウェルスパーク)」はWealthPark Alternative Investments株式会社が運営するソーシャルレンディングです。

株式会社クラウドリアルティが運営していた「Crowd Realty(クラウドリアルティ)」を引き継ぎました。

2022年4月4日にサービス名称を変更しています。

ウェルスパークの特徴

「ウェルスパーク」は事業を始めるための資金を調達したい人を結ぶプラットフォーム。

さまざまなプロジェクトを用意しています。

京町家再生やシェア保育園プロジェクトなどで出資者を募り事業の運営を目指します。

その一環として海外投資できるファンドを組成し、高い利回りを実現しています。

ただ海外投資できるファンドは2024年3月現在で3件のみで、2018年以降は新規募集がありません。

ウェルスパークで海外に投資できるファンド

「ウェルスパーク」のソーシャルレンディングで海外に投資できる案件は海外プロジェクトの3件です。

日本以外の主な投資先 エストニア共和国
利回り 7.5〜9.0%
投資対象事業 不動産
運用期間 12〜14カ月

募集は先着式で最低投資額は5万円となっており、募集金額は2,000万円から5,000万円ほどです。

融資対象は不動産事業者となり、返済原資は元利金返済となります。

すべてのファンドで担保はありますが、保証の有無は不明です。

ファンドはすべて円建てとなり、分配金はすべて償還時一括支払いとなっています。

6.FUEL(フエル)

FUEL
「FUEL(フエル)」はFUEL株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

FUEL株式会社は東京証券取引所プライム市場の上場企業である日本エスコンの100%子会社です。

FUELの特徴

「FUEL」は投資先の不動産が保育園施設や物流施設、介護施設など多様なことが特徴です。

募集する案件は独自の審査基準をクリアした上場企業など。

複数回の審査をしたうえで決定していることがリスク軽減につながっています。

さらにファンド運用中も定期的に企業への状況確認を行い、投資家に情報提供しています。

東証一部上場企業への融資も

透明性の高いファンドに投資できることが大きな特徴だといえます。

多様な融資先事業の中にはアメリカの不動産を対象としたものもあります。

こちらは主に東証一部上場企業・株式会社ADワークスグループの子会社へのローン案件となっています。

FUELで海外に投資できるファンド

「FUEL」のソーシャルレンディングでは全ファンドの約15%が海外に投資できるファンドとなっています。

以下が概要です。


日本以外の主な投資先 アメリカ
利回り 2.0〜5.0%
投資対象事業 不動産
運用期間 6カ月

募集は先着式で最低投資額は50万円となっており、募集金額は1,000万円から1,500万円ほどです。

融資対象は不動産投融資事業者となり、返済原資は元利金返済です。

すべてのファンドで担保と保証はありません。

ファンドはすべて円建てとなり、分配金もすべて償還時一括支払いとなっています。

海外事業に投資するメリット・デメリット

海外ソーシャルレンディングは、国内案件では得にくい利回りが期待できる一方で、為替や信用リスクなど追加で考えるべき要素が多い投資です。

魅力だけに目を向けると想定外の損失につながりやすいため、メリットとデメリットをセットで理解しておきましょう。

海外事業に投資するメリット

海外案件の最大のメリットは、国内案件よりも高い利回りが提示されやすい点です。

特に新興国の個人ローンや海外不動産ローンなどは金利水準が高く、年7%〜10%前後のファンドが組成されることもあります。

国内の低金利環境では得にくい収益機会を取り込みやすいのは、海外案件ならではの強みです。

また投資対象が海外になることで、円建て資産だけに偏らず、投資先地域の分散につながります。

日本の景気や不動産市況と異なる値動きをする可能性があるため、資産全体のリスク分散として検討しやすいです。

さらに、サービスによっては通貨建て(円建て・外貨建て)を選べるため、方針に合わせて為替リスクの取り方を調整できます。

海外事業に投資するデメリット

海外案件の代表的なデメリットは、為替リスクが発生する点です。

外貨建てで運用する場合、利回りが高くても円高が進むと、分配金や償還額を円換算したときに目減りすることがあります。

また、融資先が海外事業者や海外の個人になることで、国内より情報が少なく信用リスクを見極めにくい傾向があります。

延滞やデフォルトが起きた際に、現地の回収手続きや担保処分に時間がかかるケースもあり、回収までの見通しが立ちにくいことがあります。

加えて、投資対象国の政治・経済情勢、規制変更、金融不安など外部要因の影響を受けやすい点にも注意が必要です。

高利回りは魅力ですが、裏側にあるリスクを理解したうえで、無理のない金額で分散投資する姿勢が重要です。

海外事業に投資する際の確認ポイント

ここでは、海外事業に投資する前に必ず確認したいポイントを4つに整理して解説します。

為替リスクと為替変動への対策

海外案件で最初に確認したいのが「円建てか外貨建てか」です。

円建て案件であれば為替変動の影響を受けにくく、利回りの見通しが立てやすい一方、外貨建てより利回りが抑えられることがあります。

外貨建て案件は高利回りが魅力ですが、円高になると円換算した収益が減る可能性があります。

為替リスクを抑えたい場合は、まず円建ての海外案件を中心にする方法が分かりやすいです。

一方で外貨建てに挑戦するなら、1案件に集中せず複数通貨・複数地域に分散することで、為替変動の影響をならしやすくなります。

また、分配金の受け取りタイミングや償還時に大きく為替影響を受けるケースもあるため、「毎月分配か」「償還時一括か」も合わせて確認しましょう。

デフォルト(貸し倒れ)時の対応・回収スキーム

海外案件では、延滞やデフォルトが発生したときに「どう回収するのか」が最重要ポイントの一つです。

具体的には、担保の有無、保証の有無、回収を担う現地パートナー(回収会社・レンディング事業者)の体制を確認します。

担保付きの場合でも、担保評価の妥当性や担保処分の手続きが国によって異なるため、回収までの期間が長期化しやすい点は理解しておく必要があります。

また、ファンドの資金が「現地事業者への融資」なのか「債権の取得」なのかで回収プロセスが変わります。

募集ページに回収方針や延滞時のフロー、過去の延滞対応実績が明記されているサービスは、投資判断がしやすいでしょう。

情報開示の透明性と運営実績

海外案件ほど情報の非対称性が大きくなるため、運営会社の情報開示姿勢は利回り以上に重要です。

融資先の属性(事業内容、財務、担保、資金使途)、現地パートナーの役割、モニタリング方法などが具体的に記載されているかを確認しましょう。

さらに、融資実行後に定期レポートを出しているか、延滞が発生したときに経過報告を継続しているかもチェックポイントです。

運営実績については、累計の募集額・償還額・延滞件数・元本割れ件数など「数字」で開示されていると比較が容易になります。

税務・確定申告の扱い

ソーシャルレンディングの分配金は、一般的に「雑所得」として扱われるケースが多いです。

雑所得は他の所得と損益通算できない場合があるため、株式や投資信託の感覚のまま運用すると税務面で想定とズレることがあります。

また、源泉徴収の有無はサービスによって異なり、源泉徴収があっても確定申告が必要になるケースがあります。

給与所得者の場合、原則として給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になるため、投資額が増えてきたら早めに把握しておきましょう。

不安な場合は、サービスのFAQや年間取引報告書の有無を確認し、必要に応じて税理士など専門家へ相談すると安心です。

海外案件に投資できる不動産クラファンもおすすめ

海外投資を検討する際、選択肢はソーシャルレンディングだけではありません。

近年は、海外不動産や海外関連収益を投資対象にした不動産クラウドファンディングも増えています。

ソーシャルレンディングと合わせて比較することで、同じ海外投資でも自分に合うリスクの取り方を選びやすくなります。

不動産クラファンとソーシャルレンディングの違い

ソーシャルレンディングは「貸付型」で、投資家の資金を事業者に融資し、利息収入が分配原資になります。

そのため、基本的には返済が行われる限り、分配は契約に沿って進みやすい一方、デフォルト時は回収に時間がかかることがあります。

一方で不動産クラファンは「出資型」が中心で、賃料収入や売却益が分配原資になります。

また不動産クラファンでは、優先劣後構造により劣後出資がクッションとなり、一定の損失を吸収する設計の案件もあります。

どちらが優れているというより、求めるリターン・リスク許容度・投資期間によって使い分けるのが基本です。

海外投資の場合は、為替の影響を受ける度合い、担保・優先劣後の設計、運営会社の情報開示を軸に比較すると判断しやすくなります。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    不動産クラウドファンディング等の情報を提供しています。投資初心者の目線に立った運営を目指しています。記事は情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する意思決定は、事業者の公式サイトにてリスク等の内容をご確認いただき、ご自身の判断にてお願いいたします。

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