【共感】不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家あるある29選
公開日 2024/08/26
最終更新日 2024/08/29
投資をしていると、さまざまな感情を経験したり、誰もがするような失敗をついしてしまったりするものです。今回は、その中でも、不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家が経験しがちな、「クラファン投資あるある」をまとめてみました。
あなたも経験したことはあるでしょうか?
筆者:中田健介(投資家・実業家・ブロガー) |
IT系企業に勤務する傍ら、2010年からソーシャルレンディングでの資産運用を開始。同時にブログ「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」を開設。 著書に「年利7%! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」(ぱる出版)がある。 |
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングあるある29選
それでは一気にいきましょう。1.株やFXには懲りている
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資を手掛ける人は、以前株式投資やFXなどで大きな損失を経験している人が多いようです。何を隠そう、私もその1人です。2.仮想通貨は恐くて手が出せない
安定的な投資先を求めている不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家は、値動きの大きい仮想通貨は怖いと感じてしまいがちです。3.不動産投資には興味があるが物件を探すのが面倒
不動産現物投資で大きな利益を得ている人の話を聞くと、「やってみたいと思うが、物件探しや入居者探しなど、やることが多くハードルが高いと感じてしまい、なかなか踏み出せない」という人も多いようです。不動産投資と比べると、不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングはハードルが低いのがメリットです。
4.株価が暴落すると不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングには影響なくてよかったとホッとする
株価や為替などが大きく下落したというニュースを見るとつい動揺してしまうものですが、これらは不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングには直接的な影響は大きくありません。そういうときは不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングに投資していてよかったと感じるものです。
5.銀行に預金するのが馬鹿らしくなる
銀行の定期預金に預けても、金利は1%にすら遠く及びません。銀行預金と同じように実質ほったらかしで、年利5%以上でお金が増やせる不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資を経験してしまうと、銀行に資金を預けるのが馬鹿馬鹿しく感じるようになります。6.銀行口座にまとまったお金があると「早く投資しないと」と落ち着かない
銀行口座にまとまった額のお金があると、早く不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングに投資しないと、と落ち着かない気分になります。例えば100万円の資金を1年間運用すれば年利5%としても5万円ほどの利益が得られます。銀行に預けていてもお金はほとんど増えないので、もったいないと感じてしまいます。
7.1億円あれば不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング金利だけで生活できると夢想する
1億円を不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングで運用すれば、年利5%としても年間500万円の利益が得られることになります。それだけの資金があれば、働かなくても十分生活でき、いわゆるFIREを達成できることになります。ただし、同時に1億円の資金を貯めるのは簡単でないことに気づき溜め息をつくのも「あるある」といえます。
8.資金のないときに限ってよい条件のファンドが募集される
利回りなどの条件がよいファンドが募集されたときに限って投資資金が手元になく、見送らざるを得ないことが本当によく起こります。誰もが、「お金があるときにいいファンドを出してくれよ」と悪態をついた経験があるのではないでしょうか?
9.資金があるときに限ってよい条件のファンドがない
反対に、投資資金が手元にあるときに限ってよい条件のファンドが募集されていない、ということもよくあります。そして、資金を休眠させるのがもったいないので仕方なく微妙なファンドに投資してしまい、結果1つ前の「あるあるNo.8」が起こる、というループに陥ります。10.条件のよいファンドの募集予告が出るとあわてて資金をかき集める
条件のよいファンドの募集が事前に通知されることもあります。そんなとき、ほかのサービスの口座からあわてて出金し、資金をかき集めた経験はないでしょうか?11.だがクリック合戦に敗れて資金が宙に浮く
しかし条件のよいファンドにはみんな投資したいと考えるので、募集開始時刻にはクリック合戦が始まります。何とか投資できるようPCの前で待機しますが、それでも投資できないこともあります。そういうときはせっかく集めた資金が宙に浮いてしまいます。
12.やっと投資できたと思ったら直後にもっとよい条件のファンドが募集される
どの事業者でも募集案件が少なく、条件に合うファンドが募集されるのをじっと待つ。↓
条件に合うファンドにやっと投資できた!
↓
直後にもっとよい条件のファンドが募集される(資金はすでに尽きているため投資できない) という経験を私自身、何度もしたことがあります。まったく損はしていないのですが、非常に残念な気分になります。
13.結構な額の資金が事業者の口座に置きっぱなしになっていたことに数カ月後に気づいてショックを受ける
ファンドの運用が終了し元本が返ってくると事業者内の自分の口座にお金が入ることになります。しかし、それをすっかり忘れていて、数カ月後に気づいた、という経験が何度かあります。「すぐに再投資していればその間金利が得られたのに」と思うと、ちょっと損した気分になります。
14.事業者の口座から出金した直後にその事業者でよい条件のファンドが募集されてまた資金を戻し、往復の振込手数料が無駄になる
事業者の口座から別の事業者に資金を移そうと出金した直後に、もとの事業者で好条件のファンドが募集されると、あわてて再度資金を戻すことになります。往復の銀行振込手数料数百円が無駄になり、悔しい思いをしたことが何度かあります。15.似た名前の事業者が多く入金先を間違える
事業者の入金先口座はすべてオンラインバンキングに登録しているのですが、似ている名前の事業者だとうっかり間違えて入金しそうになるのもあるあるです。特に「クラウド〇〇」や「〇〇ファンディング」といった事業者はたくさんあるので要注意です。あとで確認すると入金したはずの口座に反映されず、銀行や事業者のエラーを疑ってしまいがちですが、結局自分のミスと判明して恥ずかしい思いをすることになるので、よく確認するようにしましょう。
16.新規事業者の第1号ファンドはデフォルトしないというジンクスを信じている
一部の不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家の間では、「新規事業者の第1号ファンドはデフォルト(金利や元本の返済が不可能になり、債務不履行になること)しない」というジンクスが信じられています。真偽のほどは定かではありませんが……。
17.新規事業者はまず代表者の経歴が気になる
過去にいくつかの事業者が行政処分を受けたこともあり、新規の事業者について調べるときはやはりまず代表者の経歴が気になります。十分な実績があり、信用できそうな人物であればまずは安心して投資できるでしょう。18.周りに不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングの話ができる人がいない
職場の同僚や友人などに不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングの話をしても知らないことがほとんどです。19.知らない人に説明すると利回り8%なんて投資詐欺だと疑われる
そのような人に不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングについて説明すると多くの場合、「この低金利時代に利回り8%なんてあるわけない。投資詐欺じゃないのか」などと疑われます。まだまだ啓蒙活動が必要なようです。もっとメディアなどで取り上げられる機会が増えればよいのにと思います。
20.株式投資家からは「8%?俺は去年50%儲けたよ」とマウントされる
一方で、株式投資家と話をすると、年利回り8%というのは少なすぎるといわれたりします。株式投資家は、年間で資金を50%以上増やすこともザラなので、不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資は物足りないと感じるのでしょう。21.「クラウドファンディングに投資している」というと意識が高いと勘違いされる
「クラウドファンディング」と聞くと、購入型や寄付型をイメージする人が多いようです。「クラウドファンディングに投資している」というと、社会貢献の意識が高い人だと勘違いされることも多いです。22.不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングはもっとメジャーになってもよいと思う
サービスが始まってから数年、あるいは十数年が経ちますが、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングの知名度はいまだにそれほど高くはありません。もっとメジャーな投資商品になってほしいというのはクラファン投資家たちの願いの1つでしょう。23.テレビや雑誌でクラウドファンディングが特集されると一応見るが、ほぼ購入型しかでてこない
テレビのニュース番組や雑誌などで「クラウドファンディング特集」とあると不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングの情報があるかとつい見てしまいます。しかし「CAMPFIRE」や「READYFOR」といった購入型しか取り上げられないことも多く、期待外れになることがあります。
24.確定申告の時期が来ると憂鬱になる
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディングで年間20万円以上の所得があると確定申告が必要となります。数多くの事業者で投資していると各社の所得を入力するだけでも結構な時間がかかるので、毎年1月頃になると憂うつになります。早くやらないとと思いつつ後回しにしてしまい、毎年期限ギリギリになってしまいがちです。
25.危険な事業者・ファンドを見極めるポイントが未だによく分からない
私は過去にいくつかの事業者で返済遅延やデフォルトを経験していますが、そうした危険な事業者やファンドを100%確実に見極められるかというと、今でも正直なところ自信はありません。26.ボーナスの使い道を聞かれると、「不動産クラウドファンディング」「ソーシャルレンディング」としか答えられない
サラリーマンの定番の話題として、「ボーナスの使い道は?」というのがありますが、私はそう聞かれても、「不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングに投資する」としか答えられません。みなさんもそうですよね?27.ほかの不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家と話すときでも、利回り実績の話にならない
セミナーや投資家同士の集まりなどで、ほかの不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家の方と情報交換をすることがあります。株式投資などであれば、昨年の利益率がどれくらいだったか、という話題になると思いますが、不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家同士だとそうした話題になることはあまりありません。利回りは大体みんな同じで5~7%ほどと分かっているので、あえて聞く必要がないためです。
28.何年やっても特に上達した気はしない
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資は高度な投資テクニックが不要な投資商品です。私は不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資を始めてもう10年以上になりますが、特に「上達した」という実感はありません。29.結局昨年のトータル利回りがいくらだったかよく分からない
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資の利回り実績を正確に算出するのは結構難しく、かつ面倒なので、多くの投資家はわざわざ計算していないと思います。仮に「昨年の利回りは何%だった?」と聞かれても、「よく分からない」としか答えようがないという人も多いのではないでしょうか?
不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家は似た者同士
今回は「不動産クラウドファンディング・ソーシャルレンディング投資家あるある」をまとめてみました。いかがでしたでしょうか。当記事をお読みのあなたも共感できるものがあったのではないでしょうか?
特に「資金のないときに限ってよい条件のファンドが募集される」やその逆などは、本当によくある話で、一定以上の経験のある投資家であれば必ず一度は通る道です。
そういった困難(?)も乗り越えながら、投資家としてさらなる成長を遂げられるのかもしれません(入金先を間違えたりするのは私だけかも知れませんが……)。
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