Lives FUNDING(ライブズファンディング)の評判・特徴&編集部の辛口レビュー・評価

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#事業者レビュー #評価B #評判・クチコミ
手軽に不動産投資ができることで注目を集めている不動産クラウドファンディング。「Lives FUNDING」は、1口1万円から利回りの高い案件に投資ができることから人気が出始めているサービスです。

本記事では、「Lives FUNDING(ライブズファンディング)」の特徴や評判・評価を編集部独自視点でレビューしていきます。「Lives FUNDING」への投資を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

「Lives FUNDING」編集部の独自評価・レビューを見る

Lives FUNDING(ライブズファンディング)とは?

まずは「Lives FUNDING」のサービス概要についてご紹介します。

Lives FUNDINGのサービス概要

不動産クラウドファンディング「Lives FUNDING」のサービス概要は、以下のとおりです。

サービス名 Lives FUNDING
初回募集開始日 2022年9月
想定利回り(年利) 4.0〜8.0%程度(案件により異なる)
最低出資金額 1万円
募集方法 先着順/抽選
優先劣後方式 あり
途中解約 原則不可

「Lives FUNDING」は、2022年9月にサービスを開始した不動産クラウドファンディングサービスです。不動産のプロが厳選した不動産に対し1口1万円から投資ができます。利回りは4.0〜8.0%となっており、案件によっては高いリターンも期待できます。運用期間は6カ月以下の短期案件が中心となっています。

Lives FUNDING(ライブズファンディング)の運営会社・経営者

「Lives FUNDING」の運営会社情報や経営者に関する情報を見ていきましょう。

運営会社「株式会社ライブズ」概要

不動産クラウドファンディングサービスの「Lives FUNDING」を運営する株式会社ライブズの会社概要は、以下のとおりです。 

会社名 株式会社ライブズ
設立年月日 2000年6月16日
資本金 1億円
代表者 新畑 誠
登録免許 ・宅地建物取引業免許 東京都知事(3)第88704号
・不動産特定共同事業者 東京都知事 第166号 第1号・第2号事業者
所在地 東京都新宿区西新宿8-11-1 日東星野ビル8F
上場/非上場 非上場
関連会社 株式会社ライブズナビ
株式会社ライブズホーム

株式会社ライブズは、不動産クラウドファンディングのほかに、不動産のコンサルティング、売買・仲介、内装インテリア・内装工事などの事業を手掛けている会社です。

CSR活動に積極的で、プロ野球の千葉ロッテマリーンズや、サッカーJ3リーグに所属(2024年現在)するガイナーレ鳥取へ協賛するほか、経済的・その他要因で学習困難な子どもたちへの学習支援をするNPO法人キッズドアへの支援も行っています。

株式会社ライブズの経営者は新畑誠氏

「Lives FUNDING」を運営する株式会社ライブズの代表取締役は新畑誠氏です。1969年7月14日生まれ・福岡県久留米市出身の新畑氏は、2000年6月に株式会社アドバンシステム(2007年にライブズに社名変更)を設立していますが、それ以前の経歴については不明です。

また、「首都圏中高層住宅協会」の常任理事、一般社団法人「新しい都市環境を考える会」の幹事長としても活動しています。 

Lives FUNDING(ライブズファンディング)の特徴

次にLives FUNDINGの投資の仕組みや特徴について解説していきます。

特徴1.匿名組合型の収益スキーム

Lives FUNDINGの匿名組合型の収益スキーム

「Lives FUNDING」は、「不動産特定共同事業法(不特法)」の電子取引業務の認可事業者です。そのため、Webサイト上で投資手続きを完了することができます。投資家は、匿名組合契約によって対象不動産への出資を行い、その割合に応じて配当を受け取ります。

匿名組合契約とは、出資者(投資家)が事業者に対して出資を行い、事業者はその資金を元に生じた利益を出資割合に応じて出資者に分配する契約のことを指します。出資者と事業者が1対1で締結する契約であり、契約書には他の組合員(出資者)の名前が記載されないため「匿名」という名がついています。

特徴2.優先劣後方式を採用

Lives FUNDINGの優先劣後方式

「Lives FUNDING」では多くの不動産クラウドファンディングで採用される優先劣後方式を採用しています。優先劣後方式とは、投資家の出資に対する元本割れリスクを低くするための仕組みです。

例えば、出資によって取得した不動産価格が取得時よりも売却時に下がってしまった場合、受け取る金額が元本を下回ることになり、元本割れとなってしまいます。優先劣後方式を採用している場合、投資家の出資分を「優先出資分」とし、一方でファンド事業者も「劣後出資分」として出資を行います。

上記図のように、1億円の物件を取得する場合に事業者が3,000万円(30%)の劣後出資を行った場合、その劣後出資分の価格下落までは事業者が損失を受け持つ、という仕組みです。

【コラム】Lives FUNDINGの取り扱いファンドの優先劣後割合は?

「Lives FUNDING」が取り扱っているファンドの優先劣後割合は、おおむね優先出資額が90%、劣後出資額が10%となっています。上記の通り、物件価格の10%の下落までは、この劣後出資分で損失を受け持つ仕組みになっています。

劣後出資が多いほど投資家のリスクは下がりますが、反対に出資できる総額が小さくなり投資しにくくなるというデメリットがあるため、多ければよいというものでもありません。対象物件を吟味し下落リスクを踏まえて妥当性を判断しましょう。

特徴3.投資家の安全性を高めるマスターリース契約

Lives FUNDINGのマスターリース契約

「Lives FUNDING」への投資に対する配当原資として、対象不動産の入居者からの賃料があります。不動産投資の特性として空室リスクが挙げられますが、もし空室が発生してしまえば、配当にも影響が出てしまうことになります。そのため「Lives FUNDING」では、運営会社のグループ企業などによるマスターリース契約(家賃保証契約/一括借上げ)を締結することにより、空室による配当リスクを抑えています。

マスターリースの契約先はファンドによって異なり、グループ企業でない場合もあるため事前に確認しておくとよいでしょう。

特徴4.比較的運用期間が短めのファンドが多い

「Lives FUNDING」は、一般的な不動産クラウドファンディングと比較して運用期間が短めのファンドが多い傾向があります。2024年7月現在では、組成されているファンド9割以上で運用期間8カ月以内となっています。

運用期間が長い場合、「現金保有による機会損失の期間を少なくできる」「投資の手間を減らせる」といったメリットがありますが、「短いスパンで状況判断が可能である」ことや、「短期間での現金化が可能である」など、運用期間が短いファンドにもメリットがあります。とくに長期間の投資に不安がある場合、リスクを抑えたい場合などでは短期間のファンドは重宝するでしょう。

特徴5.実績は少ないものの償還状況は良好

「Lives FUNDING」は、2022年9月に初めてファンドを組成した比較的新しい不動産クラウドファンディング事業者ですが、2024年10月までに償還の遅れ・不備等は発生しておらず運営状況は良好です。

Lives FUNDING(ライブズファンディング)に投資する際の注意点

「Lives FUNDING」に投資を行う前に、注意点も確認しておきましょう。

注意点1.運営会社は非上場企業

「Lives FUNDING」を運営する株式会社ライブズは非上場企業です。非上場だからといって「=リスクが高い」というわけではありませんが、上場企業が運営する不動産クラウドファンディングサービスに比べると信用面で劣ることは否めません。

注意点2.元本保証・利益保証はない

「Lives FUNDING」に限らず他の不動産クラウドファンディングにも共通することですが、優先劣後方式を採用しているからといって元本保証されているわけではありません。また、各ファンドに表示される想定利回りも必ず保証されるものではありません。投資にはリスクがつきものです。絶対はありませんので、その点を十分に理解して投資を行う必要があります。

注意点3.中途解約は原則不可

一度出資したファンドは、原則中途解約不可となっています。オフィシャルサイトのQ&Aには以下の記述があります。
やむを得ない事由がある場合のみ、当社に書面によって通知することにより解約が可能となっております。(略)※やむを得ない事由とは、事業者である当社の信用低下が明らかになった場合を指します。
事業者の不祥事などの理由によって、投資家が圧倒的不利な状況になった場合のみ解約できる、というような内容であるため、実質的には解約はできないと考えておいたほうがよいでしょう。

注意点4.募集金額が少なめ(案件が小さめ)

「Lives FUNDING」で募集している案件の多くが1,000万円台の募集となっており、不動産クラウドファンディングのファンドの規模としては小型な部類に入ります。募集金額が少ないということは、それだけ投資枠が少ないということなので、応募者が増えてくると当選する(投資できる)可能性も低くなっていきます。

実際、認知の高まりもあり徐々に募集金額に対する応募率も上がっており、200%超えが当たり前の状態になってきています。そのため、投資できない可能性も考慮した上で応募していくスタンスのほうがよいでしょう。

Lives FUNDINGのキャンペーン情報

「Lives FUNDING」では2024年10月25日現在、実施しているキャンペーンはありません。情報が更新され次第、こちらで掲載していきます。

\さっそく「Lives FUNDING」をチェック/

Lives FUNDINGのファンド一覧

Lives FUNDINGの評判・クチコミ

「Lives FUNDING」のうれしい評判・クチコミと残念な評判・クチコミを集めました。

うれしい評判・クチコミ

「Lives FUNDING」のうれしい評判・クチコミは「キャンペーン」や「利回り」などに関するものが見られました。

残念な評判・クチコミ

一方で、「Lives FUNDING」には「抽選が当たらない」などの残念な評判・クチコミもあります。

Lives FUNDING(ライブズファンディング)の評価は?編集部レビュー

不動産クラウドファンディングLives FUNDING(ライブズファンディング)」の特徴や評判・クチコミについて詳しく解説してきました。最後に、編集部の独断と偏見による評価・レビューです。参考とした評価基準は以下です。なお、総合評価は評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階としています。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります
Lives FUNDINGの評価

評価 B 償還状況は良好。手堅い物件を投資対象としており、今後に期待。

「Lives FUNDING」は2022年スタートの事業者で実績はやや少なめであるものの、都内の利便性の高い区分マンションをメインの投資対象としており手堅い印象を受けます。償還の状況も良好で、これから人気が高まっていく可能性も十分秘めています。

ただし、現状は扱っている案件は小型のものが中心のため、人気の上昇とともに投資しにくくなる可能性がある点に留意する必要がありそうです。これからさらに実績を重ねること、また大型案件の取り扱いに期待したいところです。

なお、利回りについては当初は8%の高利回り案件が連続していましたが、直近では4~5%程度のものが増えてきており平均的な水準に落ち着いてきています。その意味では、リスクを取って大きなリターンを得たい人にとっては若干魅力が薄れた感もあります。とはいえ、運用期間も短くリスクを抑えながら不動産クラウドファンディングに挑戦したい人にとっては1つの選択肢になりそうです。

\さっそく「Lives FUNDING」をチェック/

Lives FUNDINGのファンド一覧

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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