SCHDどこで買える?SBI、楽天など取り扱い証券会社や配当利回りを解説

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米国の高配当ETF「SCHD(シュワブ・米国配当株式ETF)」は、安定した配当と成長性を兼ね備えた人気銘柄です。

この記事では、SCHD(エスシーエイチディー)の配当利回りや分配金の特徴を紹介。

そしてSBI証券・楽天証券・マネックス証券など、取り扱いのある証券会社を詳しく解説します。

さらに、moomoo証券・松井証券での購入可否についても調査結果をまとめました。

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記事の要点まとめ
  • ・SCHDは米国の高配当ETFで、利回り約3.5〜4%の安定銘柄
  • ・増配傾向が続き、長期保有に向くバランス型ETF
  • ・SBI・楽天で直接購入、松井・マネックスはTracers投信で実質投資可能
  • ・為替リスク・税制・分配変動に注意が必要
  • ・新NISAの成長投資枠で非課税運用が可能

SCHDとは?どんなETF?

まずは、SCHDの基本情報から見ていきましょう。

SCHDは、Schwab U.S. Dividend Equity ETFのこと。

米国の大手金融機関チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)が運用する高配当株ETFです。

純資産総額は700億ドル超

SCHDは、「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」に連動。

配当実績・財務健全性・流動性の高い米国企業100銘柄に投資します。

2025年時点で純資産総額は700億ドル超。

長期の資産形成を目指す投資家にとって、安定と増配が期待できる代表的なETFです。

SCHDの配当利回りと分配金

次に、気になる配当水準を見ていきましょう。

2025年時点のSCHDの配当利回りは、おおむね3.5〜4.0%前後で推移しています。

分配金は年4回(3月・6月・9月・12月)に支払われており、過去数年間にわたって安定的な増配傾向を維持しています。

同じく人気の高配当ETF「VYM」「SPYD」「HDV」と比べても、バランスの取れた構成が特徴です。

SPYDなど主要高配当ETFの比較

SCHDを他の主要ETFと比較すると以下の通りです。

  • SPYD:配当利回りが高いが景気敏感銘柄が多く値動きが大きい
  • HDV:ディフェンシブ銘柄中心で安定性が高いが分散性に欠ける
  • VYM:幅広く分散されており安定したパフォーマンス
  • SCHD:増配・クオリティ・成長性のバランスが最も良い

SCHDはどこで買える?取り扱いのある証券会社

ここからは、実際にSCHDを購入できる、または実質的に投資可能な証券会社を紹介します。

① SBI証券(米国株ETFで)

SBI証券では、SCHDを米国ETFとして直接購入できます。

外国株式口座を開設し、米ドルで取引可能。

為替コストは片道25銭(住信SBIネット銀行経由ならもっと安い)で、積立設定も対応しています。

また、新NISAの「成長投資枠」でも取扱対象です。

② 楽天証券(米国株ETFで)

楽天証券でもSCHDを直接購入可能です。

米国株の取引口座を開設すれば、円から自動的にドル転して購入できるため、初心者にも扱いやすい点が魅力です。

さらに、楽天カード積立や楽天キャッシュとの連携でポイント還元を受けられるため、実質利回りを高める効果もあります。

③ マネックス証券(投資信託で100円から)

マネックス証券では、SCHDを直接買うことはできません。

しかし、実質的に同じ指数に投資できる以下の投資信託を取り扱っています。

・Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型

実質的にSCHDに投資できる

このファンドは、「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動。

主たる投資先はSCHDです。

運用はアモーヴァ・アセットマネジメント(旧:日興アセットマネジメント)が行い、NISAの「成長投資枠」に対応しています。

為替ヘッジなし・ノーロード(購入手数料無料)・100円から積立可能。

実質的にSCHDのパフォーマンスを円建てで再現できます。

④ 松井証券(投資信託で100円から)

松井証券では、2025年より「Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型」の取扱いを開始しました。

これにより、マネックス証券同様に、投資信託を通じて実質的にSCHDへ投資することが可能です。

直接ETFとしてのSCHDは未対応ですが、円建て・NISA対応という点で初心者にも扱いやすい選択肢です。

⑤ moomoo証券では買えない

moomoo証券は、米国ETFを広く取り扱う新興ネット証券ですが、SCHDを購入できません。

SCHDを購入する際の注意点

次に、実際に投資を始める前に押さえておきたい注意点を解説します。

SCHDは魅力的なETFですが、米国ETF特有のリスクや税制の違いを理解しておくことが大切です。

① 為替リスクに注意

SCHDは米ドル建てのETFのため、円安・円高の影響を受けます。

たとえば、株価や配当が上がっても円高になると、円換算の評価額や配当額が目減りすることがあります。

一方で、円安が進むと為替差益が得られることもあり、為替変動が投資成果に直結する点を理解しておきましょう。

② 税金と外国税控除の仕組み

米国ETFの配当には、米国で10%の源泉徴収が行われ、日本でも20.315%の課税対象になります。

そのため、確定申告で「外国税額控除」を行うことで、二重課税の一部を取り戻すことが可能です。

特定口座(源泉徴収あり)を利用しても自動で控除されないため、年1回の申告で対応する必要があります。

③ Tracersシリーズは円建てでも為替影響あり

マネックス証券や松井証券で購入できる「Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)」は円建ての投資信託。

ですが、為替ヘッジがない点に注意が必要です。

円建てで取引できるため便利ですが、円高・円安によって基準価額が上下します。

円高局面では短期的な基準価額下落も起こり得るため、長期運用で時間分散するのが基本です。

④ 分配金は変動し将来の利回りは保証されない

SCHDもTracers投信も、分配金額は企業業績や市場環境により変動します。

過去の配当実績は目安であり、将来の分配や利回りを保証するものではありません。

特に景気後退局面では、配当減少や一時的な価格下落が起きる可能性もあります。

⑤ NISAの非課税枠を有効に使う

SCHDやTracers投信はいずれも「新NISA」の成長投資枠で購入可能です。

非課税上限を有効に使うためには、短期売買よりも中長期での資産形成が適しています。

分配金の再投資やドルコスト平均法で積立することで、リスク分散と安定成長を目指せます。

SCHDの売買、取引でよくある質問(Q&A)

次に、多い質問をQ&A形式でまとめました。

Q:SCHDは新NISAで買えますか?

A:SBI証券・楽天証券では米国ETFとして、マネックス証券・松井証券では投資信託(Tracers)を通じて購入可能です。

Q:SCHDの配当金はいくらですか?

A:2025年の年間配当は1株あたり約2.8〜3.0ドル前後(利回り3.5〜4.0%程度)です。

為替レートにより円換算額は変動します。

Q:分配金はいつもらえますか?

A:ETF(SCHD)は年4回(3月・6月・9月・12月)。

Tracers投信は毎年1月・4月・7月・10月に分配が行われます。

Q:Tracers DJ USディビデンド100はどんな人に向いていますか?

A:為替リスクを受け入れつつ、円建て・積立・NISA対応で手軽に米国高配当株に投資したい人に向いています。

まとめ:SBI、楽天、松井、マネックス証券で購入できる

SCHDは、米国の高配当・優良企業に分散投資できる人気ETFです。

直接ETFを買うならSBI証券・楽天証券、投資信託を通じて投資するならマネックス証券や松井証券が選択肢になります。

安定した分配と成長性を両立したい方にとって、SCHDおよびTracersシリーズは選択肢の1つになるかもしれません。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

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