大学生のFXはやめとけ?失敗例5選や月収目安・税金リスクを全解説

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「大学生でもFXで稼げるのかな。」

「SNSで同年代がFXで月◯万って言ってるけど本当か知りたい。」

こうした悩みから「FX 大学生」で検索している人は多いです。

結論、大学生でも条件を満たせばFX口座を開設することはできます。

しかし、レバレッジの高さや資金管理の難しさから「やめとけ」と言われるケースも多いです。

この記事では、FXに興味を持つ大学生向けに、始める前に必ず知っておくべきリスクと現実を整理。

実際に口座を開く条件、守るべきルール、FX以外の選択肢までをわかりやすく解説します。

これからFXを検討している大学生の「やるか・やめるか」を判断する材料として役立ててください。

📄
FXの要点まとめ
  • ・SNSの成功例は一部だけ切り取られている
  • ・レバレッジにより損失が大きくなりやすい
  • ・生活費や学費を失うリスクがあるため注意が必要
  • ・短期で稼げる保証はなく、安定収入にはなりにくい
  • ・やる場合は余剰資金・低レバレッジが必須
  • ・FX以外にもお金を学ぶ選択肢は多く存在する

大学生がFXに興味を持ちやすい理由

まず、なぜ大学生がFXに惹かれやすいのかを整理しておきます。

よくあるきっかけは次のようなものです。

  • SNSや動画で「大学生がFXで月◯万稼いだ」という投稿を見た
  • バイト以外の収入源を作りたいと思った
  • 投資やお金の勉強を早くから始めたいと感じた
  • 少額からできる副業としてFXが紹介されていた

FXはハイリスク・ハイリターン

特に、スマホだけで完結しそうなイメージや「少ない元手で大きく増やせるかもしれない」という期待から、FXを魅力的に感じる大学生は少なくありません。

ですが、FXは大きく増える可能性がある分、大きく減る可能性もあります。

その点をあいまいにしたまま始めてしまうと、生活費や学費の一部を失ってしまうリスクも存在します。

FXは大学生でもできる?年齢制限と口座開設の条件

次に「そもそも大学生でもFX口座を開けるのか」という点を確認しておきます。

日本のFX会社には年齢制限があり、多くの国内業者では原則として成人以上であることが条件になっています。

成年年齢は18歳に引き下げられました。

FX会社によっては「20歳以上のみ」「未成年は不可」といった独自の基準を設けているところもあります。

投資への知識・理解も必須

また、以下のような条件が求められることが一般的です。

  • 安定した収入があるか、もしくは一定の金融資産があること
  • 投資に関する基本的な知識があること
  • 利用規約やリスク説明への同意

大学生だからといって一律に禁止されているわけではありません。

しかし、未成年や収入が不安定な学生の場合は審査が通らない可能性もあります。

もし口座開設を検討する場合は、必ず各社の公式サイトで「年齢条件」「学生の可否」を確認してください。

大学生はFXやめとけと言われる主な理由

インターネット上の多くの記事や経験談で「大学生はFXやめとけ」と書かれているのには、それなりの理由があります。

代表的なものを整理すると、次の通りです。

1.レバレッジで損失が拡大しやすい

FXは「レバレッジ」をかけることで、少ない元手でも大きな金額を動かすことができます。

その一方で、相場が予想と反対に動くと、元本以上のスピードで損失が膨らむリスクも抱えています。

経験の少ない大学生が高いレバレッジで取引すると、一時的に増えたとしても、その後の急変で一気に資金を失うケースが少なくありません。

2.生活費や学費に手をつけてしまうリスクがある

大学生は収入の多くをバイト代や仕送りに頼っている人がほとんどです。

余裕資金が十分でない状態でFXを始めると、つい「家賃」「奨学金」などをトレードに使ってしまうケースがあります。

短期的な利益を狙って生活費に手をつけると、負けたときに一気に生活が厳しくなってしまいます。

この点が、社会人よりも大学生のほうが危険だと言われる大きな理由です。

3.感情に振り回されやすい

相場が動くたびに一喜一憂してしまうのは、大人でもよくあることです。

経験の少ない大学生の場合、特に感情のコントロールが難しくなりがちです。

「負けを取り返したい」「もっと増やしたい」という気持ちから、無理な取引をして、損失を広げてしまうことも。

4.勉強や就活に悪影響が出る可能性がある

FXは24時間動いており、スマホがあればいつでも相場を見られます。

そのため、トレードにのめり込みすぎると、授業や課題、ゼミ、就活などに割く時間が削られます。

大学生活の本来の目的である「学び」や「経験」を犠牲にしてまでFXに時間を使うのは、本末転倒になりかねません。

5.借金やクレジットカード利用に結びつくリスク

資金を失ったあとに「クレジットカードのキャッシング」「消費者金融」などに手を出してしまう人も一部にいます。

特に若いうちの借金は、その後の人生や信用情報に長く影響する可能性があります。

「足りなくなったら借りればいい」という発想でFXをするのは非常に危険です。

大学生がそれでもFXをしたいときに守るべき最低限のルール

ここまでの内容を踏まえると、基本的には「無理にFXをやる必要はない」というのが現実的な結論です。

それでもどうしてもトレードを体験してみたい場合は、次のようなルールを守ることが最低条件になります。

1.完全な余剰資金のみを使う

生活費、家賃、学費、奨学金などには絶対に手をつけないことが大前提です。

最悪ゼロになっても生活に影響が出ない範囲だけを、トレードに回すようにしてください。

2.少額から始めてレバレッジを低めに設定する

初めてFXを触る段階で、いきなり高いレバレッジをかけるのは非常に危険です。

取引する通貨量を最小単位に抑えてください。

想定外の動きが出ても強制ロスカットになりにくい水準で運用することが重要です。

レバレッジは高くても3倍までが目安です。

3.デモトレードや少額で「練習期間」を取る

いきなり本番口座に全額入れて勝負する必要はありません。

デモ口座や100通貨などの少額取引で、まずは動き方や損益の感覚に慣れる期間を設けましょう。

数ヶ月〜1年は「勉強と練習」と割り切って経験を積む意識が大切です。

4.短期で大きく稼ぐことを目的にしない

「短期間でバイト代数ヶ月分を稼ぐ」ことを目標にすると、どうしても無理なトレードになりがちです。

FXはあくまでリスクのある金融商品であり、安定して稼げる保証はどこにもありません。

5.勉強や就活を最優先にする

大学生にとって最も大切なのは、学業や将来の土台づくりです。

FXがそれらを侵食し始めたと感じたら、すぐに取引量を減らすか、いったん離れる判断も必要です。

大学生がFXで「月◯万円稼ぐ」のは現実的か

ネット上には「大学生がFXで月10万円」「バイトよりFXのほうが効率いい」といった情報も見かけます。

しかし、こうした情報は良い部分だけが切り取られている可能性が高いです。

同じ人がその裏でどれくらいの損失を出したかまでは見えません。

月に数万円〜十数万円を安定して稼ぐためには、それ相応の資金と経験が必要になります。

少額資金で大きな利益を狙えば狙うほど、リスクも極端に高くなるという点は、必ず頭に入れておくべきです。

FX以外に大学生がお金の勉強をする方法

ここまで読んで「やっぱりFXはリスクが大きいかもしれない」と感じた人も多いと思います。

投資やお金の勉強をする方法はFXだけではありません。

たとえば次のような選択肢もあります。

100円からの投資信託、ひたすら勉強なども1つ

  • 少額の投資信託やインデックスファンドで長期投資を体験する
  • 家計簿アプリを使って収支管理を学ぶ
  • バイトやインターンで収入を増やし、元手を作る
  • 簿記やファイナンシャルプランナーの勉強を通じて基礎知識を身につける

投資は長期・分散が無難

特に長期の積立投資やインデックスファンドは、FXと比べて値動きが穏やか。

初心者でもリスクを抑えながら「お金が増えたり減ったりする感覚」を学びやすい商品です。

大学生のうちは「一発逆転」は禁物。 

「小さく始めて、長く続ける」タイプの投資やお金の勉強のほうが、将来の安心につながりやすくなります。

大学生とFXに関するよくある質問に回答(Q&A)

Q.大学生でもFX口座は作れる?

FX会社ごとに条件は異なりますが、成人していることが前提となるケースが一般的です。

未成年や収入が不安定な場合は、審査が通らない可能性もあります。

Q.バイト代をFXに回してもいい?

失っても生活に影響しない一部だけを余剰資金として回すなら、自己責任の範囲です。

ただし、バイト代の大半や生活費まで含めてトレードに使うのは非常に危険です。

Q.奨学金でFXをやるのはどう?

奨学金は将来返済が必要なお金です。

それを元手にリスクの高いFXをすることは、基本的におすすめできません。

Q.親に内緒でFX口座を作っても大丈夫?

法律上は成人であれば自分の判断で口座を開くこともできます。

しかし、家計に影響するような損失が出た場合、結局は家族の問題にもなりかねません。

Q. 掲示板やなんjなどの情報は信用できますか?

A. 体験談としては参考になりますが、内容に偏りがあります。

A. 大勝ち報告が目立ちやすく、失敗例は表に出にくい傾向があります。

Q. 税金は?大学生がFXで利益が出たら確定申告は必要ですか?

A. 利益額や他の所得、扶養状況によって必要かどうかが変わります。

A. 年間損益は必ず集計し、取引履歴を保管しておきましょう。

A. 判断に迷う場合は税務署に確認するのが確実です。

Q. FXをすると扶養から外れますか?

A. FXの利益が一定額を超えると、扶養から外れる可能性があります。

Q. FXの大学生の月収目安はどれくらいですか?

A. FXの損益は月ごとの変動が大きく、安定した月収のようには考えられません。

A. プラスの月があっても、翌月に同額以上を失うこともあります。

Q. 大学生のFX失敗で多いパターンは?

A. 損切りが遅れ、含み損を抱え続けるケースが多いです。

A. 取り返そうとしてロット(取引量)を上げる行動も失敗につながりやすいです。

Q. FXで大学生でも1000万円は現実的ですか?

A. 理論上は可能でも、同じだけ大きな損失リスクがあります。

A. 一攫千金を前提にするのは非常に危険です。

まとめ|大学生がFXをやれるが、リスクもある

大学生がFXを始めること自体は不可能ではありません。

しかし、レバレッジの高さや資金管理の難しさから「やめとけ」と言われることが多いのも事実です。

冷静に考えたうえで、FXをやるかどうかを決めることをおすすめします。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    不動産クラウドファンディング等の情報を提供しています。投資初心者の目線に立った運営を目指しています。記事は情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する意思決定は、事業者の公式サイトにてリスク等の内容をご確認いただき、ご自身の判断にてお願いいたします。

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