有料の四季報オンラインを無料で読む方法!SBI証券や楽天で読める?
公開日 2025/10/21
最終更新日 2025/10/22

株式投資を始めるときに「どの銘柄を選べばいいのか分からない」という悩みは誰もが通る道です。
そんなときに役立つのが、上場企業の業績や予想をまとめた「会社四季報」。
プロ投資家も活用するこの情報源を、実は無料で読む方法があります。
この記事では、四季報を無料で読む方法を解説。
証券会社ごとの閲覧機能、有料版との違い、目的別おすすめの使い方までを詳しく説明します。
- ・四季報は上場企業の業績・配当・予想を網羅する投資情報誌
- ・無料で読む方法は「図書館で借りる」か「証券会社で閲覧」の2通り
- ・松井証券・SBI証券・楽天証券などはアプリ内で四季報が無料閲覧可
- ・初心者は証券会社版、中・上級者は四季報オンライン併用が最適
四季報とは?
会社四季報とは、東洋経済新報社が発行する上場企業に関する情報のデータブックです。
四半期ごとに発行され、全上場企業の業績・株主構成・配当・予想コメントなどを網羅。
企業の実力や将来性を知るために、株式投資では欠かせない情報源として利用されています。
NISAや長期投資を始めたばかりの人でも、四季報を読むことで「なぜこの株が人気なのか」を理解できるようになります。
無料で四季報を読む方法2選
ここからは、誰でも手軽に「四季報を無料で読む」ための代表的な2つの方法を紹介します。
① 紙版の四季報を図書館で借りる
もっともシンプルなのが、公共図書館を利用する方法です。
多くの図書館では、最新号だけでなく、過去1〜2年分のバックナンバーも所蔵しています。
紙の四季報は見やすく、ゆっくり分析できる点がメリットです。
ただし人気が高く、貸出中で待ちになる場合も多いため、あくまで“お試し用”として活用すると良いでしょう。
② 四季報が無料で読める証券会社で口座開設をする
次におすすめなのが、「四季報を無料で提供している証券会社」を利用する方法です。
各社では、アプリや取引画面から「会社四季報」が見られるようになっており、口座開設するだけで無料利用が可能です。
紙版よりも検索性が高く、最新の業績データや予想が自動更新される点が大きな魅力です。
証券会社によっては、スマホひとつでいつでも企業情報をチェックできます。
証券会社で四季報を読むことが向いている人の特徴
証券会社で四季報を読むメリットは、なんといっても「スピードと効率」です。
常に最新データが反映されるため、紙版を買い替える必要もなく、銘柄分析を即座に行えます。
向いているのは以下のような人です。
・スマホやPCでサクッと情報を確認したい人
・リアルタイムの株価や業績データとあわせて分析したい人
・無料で情報を効率的に集めたい人
特に、松井証券やSBI証券のように四季報データを自社アプリ内に統合しているサービスは、初心者でも直感的に使えます。
有料版&無料版の四季報の違いとは
「無料で読める」といっても、サービスによって内容や機能は異なります。
ここでは、代表的な3種類の四季報を比較します。
① 紙版
書籍として販売。ネットが苦手な人にもおすすめ。書き込みができる点が魅力です。
② 四季報オンライン
無料会員でも企業概要の一部が閲覧可能。
有料プランではスクリーニングや過去比較ができるようになります。
③ 証券会社の提供版
松井証券・SBI証券・楽天証券などで無料閲覧可能。
アプリ上で企業情報をすぐ確認できます。
おすすめの閲覧方法を目的別に診断
四季報の活用方法は人それぞれですが、大切なのは「自分の投資レベルや目的に合った使い方」を見つけることです。
投資の経験や知識量によって、必要な情報の深さや使うべきツールは変わります。
ここでは、初心者・中級者・上級者の3つのタイプに分けて、おすすめの閲覧方法を解説します。
初心者におすすめの使い方
まずは無料で使える証券会社版から始めるのが安心です。
松井証券やSBI証券などのアプリでは、口座開設をするだけで会社四季報データを無料で閲覧できます。
最初は、気になる企業を検索して「企業情報にどんな項目があるのか」を一通り見てみましょう。
これにより、業績推移やセグメント情報など、企業分析の基本が自然に身につきます。
中級者におすすめの使い方
ある程度、銘柄選びに慣れてきたら、証券会社と四季報オンラインを併用するのがおすすめです。
四季報オンラインでは、検索機能やスクリーニング機能を使って「増収増益」「高配当株」などの条件で絞り込みができます。
一方で証券会社側では、チャートやIR情報などを組み合わせて分析できるため、情報の精度が高まります。
中級者は「目的を持って銘柄を探す」段階に進むことがポイントです。
上級者におすすめの使い方
投資経験が豊富で、業界全体の動向や企業の成長性を長期で見たい人には、有料プランが向いています。
過去のデータを時系列で比較したり、経営方針や業績見通しの変化を追ったりすることで、企業の成長ストーリーを深く分析できます。
自分に合った使い方を選ぶことが大切
このように、投資の経験や目的によって最適な四季報の使い方は異なります。
無料の証券会社版で基礎を学び、必要に応じて有料プランを組み合わせることで、情報を効率的に活用できるでしょう。
自分のレベルに合ったツールを選ぶことが、四季報を“使いこなす”ための第一歩です。
【保存版】証券会社ごとに読める四季報を比較
ここでは、主要ネット証券で「会社四季報」がどのように閲覧できるかを比較します。
無料で閲覧できるものから、他サービスと連携した高機能版まで、それぞれの特徴をまとめました。
松井証券
松井証券では、株アプリや「マーケットラボ」上で会社四季報を無料で閲覧できます。
企業の業績や配当、コメントなどを確認でき、リアルタイム株価と並べて閲覧できる点が大きな特徴です。
また、松井証券は「MATSUI Bank」との連携で外貨預金や資金スイープ機能も充実しており、投資環境を一元管理したい人にも向いています。
SBI証券
SBI証券では、アプリやPC向けツール内で四季報データを閲覧できます。
企業情報だけでなく、財務・業績・株主優待などの関連データもワンストップで確認可能です。
検索やソート機能も充実しており、投資先の分析をより効率的に行いたい中上級者に人気です。
楽天証券
楽天証券は「日経テレコン」や「四季報オンライン」などの外部情報サービスと連携しています。
四季報発売前の速報記事やニュースも確認できるため、最新情報をいち早くキャッチしたい人におすすめです。
また、楽天経済圏との連携でポイント投資も可能で、情報収集から実際の投資まで一気通貫で行えます。
auカブコム証券
auカブコム証券では、キーワード検索によって四季報データを抽出できます。
財務指標や業績推移、配当などを条件指定で比較できるため、複数企業をまとめて分析したい人に最適です。
特に中級者層からの支持が高く、分析型の投資スタイルに向いています。
SMBC日興証券(日興フロッギー)
SMBC日興証券が運営する「日興フロッギー」でも、四季報ベースの企業データを閲覧できます。
dポイントを使って株が購入できる点が特徴で、投資初心者が“気になる企業”を調べながら実践できるサービスです。
難しい分析なしに、企業概要や業績コメントを確認したい人にぴったりの設計です。
四季報はサイト上のどこのページで見られる?
実際にどのページから見られるのか、主要3社の流れを紹介します。
松井証券
ログイン → 「株アプリ」 → 銘柄検索 → 「四季報」タブをタップ。
SBI証券
ログイン → 「企業情報」 → 「四季報」タブで確認可能。
楽天証券
マーケット情報 → 企業情報 → 「四季報オンライン」へのリンクから閲覧。
会社四季報が重宝されている理由と活用法
投資家の多くが四季報を重視するのは、単なるデータ集にとどまらず、編集部の独自取材による「企業のリアルな姿」が反映されているからです。
決算データや業績だけでは見えない、企業の勢い・方針・成長性を掴めるのが四季報の大きな魅力です。
また、各号ごとに企業担当者への取材やトレンド分析が行われており、他のデータベースにはない“現場目線”の情報が得られます。
四季報の主な活用方法
投資初心者から上級者まで、四季報は次のような活用ができます。
・業績が安定して成長している企業をスクリーニングする
・業界トレンドや競合動向を読み取る
・配当・株主優待の実績を比較して、長期投資向きの銘柄を選ぶ
四季報をうまく使いこなすことで、投資にも活かすことができます。
【まとめ】複数の手段で四季報を無料フル活用しよう
会社四季報は、投資初心者から上級者までに共通して役立つ“投資の教科書”です。
無料で読むなら、図書館+証券会社の両方を使い分けるのがおすすめです。
四季報を無料で開放している証券会社を活用すれば、情報収集のスピードと精度が格段に上がります。
なお、最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。