なぜEストアーは上場廃止に?時期はいつ?株はどうなるか、TOBの真相も解説
公開日 2025/09/12
最終更新日 2025/09/12

本記事では、上場廃止に至った背景やスケジュール、株主への扱いについて、投資初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
結論:Eストアーの上場廃止はいつ?株主にはどう影響する?
Eストアーは、株式併合に伴い、整理銘柄に指定され、上場廃止が2025年6月20日(金)に決まりました。
その結果、最終売買日は2025年6月19日(木)となり、その後、株式市場での売買はできなくなりました。
上場廃止までの流れ(スケジュール)
整理銘柄に指定されてから上場廃止になるまでの流れを見てみましょう。
項目 | 日付 | 内容 |
---|---|---|
整理銘柄指定期間 | 2025年5月30日(金)〜6月19日(木) | 東証スタンダード市場で整理銘柄に指定 |
最終売買日 | 2025年6月19日(木) | 市場での最後の取引日 |
上場廃止日 | 2025年6月20日(金) | 正式に上場廃止 |
このように、整理銘柄に指定された後、最終売買日を経て、翌日に上場廃止という流れです。
なぜEストアーは上場廃止になったのか
EストアーはBASEと投資ファンドに買収され、上場廃止となりました。
買収後、残っていた株主の株もまとめる手続き(株式併合)を実施し、市場で取引する必要がなくなりました。
結果、2025年6月20日に上場廃止となりました。
上場廃止までの流れ(TOB実施)
次に、上場廃止までの流れの詳細もまとめます。
まずTOBを実施し、Eストアーを買収する方針が発表されました。(買い手はBASE+日本成長投資アライアンス)
その後、少数の株主が残らないように「株をまとめる手続き(株式併合)」を決め、実施しました。
取引所のルール上、この手続きを行うと上場を続ける理由がなくなるため、2025年6月20日に上場廃止となりました。
つまり、「買収→株主をまとめる→市場から卒業した」という流れです。
Eストアー上場廃止後の株式はどうなる?
Eストアーの上場廃止後、株式は市場で売買できなくなり、残っていた一般株主の持ち株は現金に換えられました。
つまり、株を持ち続けることはできず、買収側(BASEと投資ファンド)にすべて集まりました。
詳しい流れ
その流れは以下の通り。TOBに応募した株主 → 買付価格で現金を受け取りました。
TOBに応募しなかった株主 → そのまま持っていても、上場廃止後に「株式併合」により端数扱いとなり、自動的に現金で精算されました。
もちろん、最終売買日の前に市場で株を売るという方法もありました。
Eストアー上場廃止で配当や株主優待はどうなる?
Eストアーには株主優待制度がありました。
内容は「QUOカード進呈」。
ただし2024年9月末分を最後に株主優待は廃止となり、それ以降は受け取れません。
配当はなくなった
また、Eストアーは過去に配当金も出していた会社です。
しかし2025年3月期の配当予想は「無配」と発表され、実際に配当はありませんでした。
上場廃止後は非上場企業となるため、その後の配当を受け取ることもできなくなります。
まとめると、Eストアーでは
「優待は2024年9月が最後」
「配当は2025年3月期からゼロ」
となり、上場廃止後はどちらも無くなりました。
まとめ:上場廃止で株はどうなった?
Eストアーの上場廃止について情報をまとめると、以下のとおりです。
- 上場廃止日:2025年6月20日(金)
- 理由:TOB実施のため
上場廃止については、企業の開示情報などをこまめに確認し、状況を見守ることが大切です。