プレミストタワー船橋は高すぎる?最上階7億円の理由と本当の資産価値
公開日 2026/07/24
最終更新日 2026/07/24
「プレミストタワー船橋が最高7億円超」と知り、思わず「高すぎるのでは?」と感じた方は多いはずです。*7
千葉県船橋市の駅前に誕生する「プレミストタワー船橋」は2026年2月に販売が始まり、いま大きな注目を集めている物件です。*7
この記事では、感情的な「高い・安い」ではなく、坪単価での都心比較・駅前再開発の希少性・路線価という客観的なデータから、価格の根拠と資産価値の落ちにくさを読み解きます。
【2026年最新】プレミストタワー船橋の最高7.2億円が話題になった理由
まず話題の事実関係を整理し、なぜ「高すぎる」という声が広がったのかを確認します。
最高7億2900万円・総戸数677戸——販売の概要
「プレミストタワー船橋」は、大和ハウス工業・東京建物・京成電鉄の3社が共同で手がける大規模タワーマンションです。*1
2026年2月5日に販売開始が発表され、同月7日から第1期の販売が始まりました。*1
価格は最も安い住戸で7740万円、最も高い住戸で7億2900万円(いずれも税込)と設定されています。*1
この最高7億2900万円は、マンションとしては千葉県内で最も高い価格帯にあたり、これが「船橋なのに高すぎる」という驚きの源になりました。*7
第1期では上層階を中心に251戸が売り出され、専有面積は43.71平方メートルから134.02平方メートルまでと幅広く用意されています。*1
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県船橋市本町(旧西武船橋店本館跡地) |
| 交通 | JR・東武「船橋駅」徒歩2分/京成本線「京成船橋駅」徒歩4分 |
| 規模 | 地上51階地下1階・高さ約192m・総戸数677戸 |
| 価格帯 | 7740万円〜7億2900万円(税込) |
| 専有面積 | 43.71〜134.02平方メートル |
| 竣工予定 | 2028年3月予定 |
千葉県最高層51階「旧西武跡地」の駅前再開発という位置づけ
この物件が建つのは、かつて「西武船橋店本館」があった船橋駅前の一等地です。*1
百貨店の撤退後に生まれた広い土地を、住宅棟と商業棟からなる複合開発として再生させるプロジェクトになっています。*1
建物は地上51階・地下1階建て、高さは約192メートルに達し、千葉県内で最も高い建築物となります。*1
2階には緑豊かな広場「フォレストアリーナ」が設けられ、駅前の新しいランドマークとして街の景色を変える存在になります。*1
プレミストタワー船橋は本当に「高すぎる」のか——坪単価で検証
価格の絶対額ではなく、面積あたりの単価(坪単価)と周辺相場に照らして冷静に評価します。
結論
総額の大きさに目が向きがちですが、坪単価で見ると都心の新築タワーより割安な水準にあります。
予想坪単価600万円台という水準の意味
坪単価とは、約3.3平方メートル(1坪)あたりの価格のことで、広さの違う物件どうしを公平に比べるための物差しです。
総額が同じでも、面積が広ければ坪単価は下がり、面積が狭ければ坪単価は上がるため、割安か割高かは坪単価で見るのが基本になります。
報道ベースでは、プレミストタワー船橋の予想坪単価は600万円台とされています。*7
たとえば70平方メートル(約21坪)の住戸なら、坪600万円換算で総額はおおむね1億2600万円前後という計算になります。
総額だけを見ると高く感じても、面積あたりで見れば駅前タワーとして説明のつく単価だと分かります。
同じ予算でも、都心の狭い住戸を選ぶか、船橋の広い住戸を選ぶかで、暮らしの満足度は大きく変わってきます。
都心マンションの坪単価と比較して見える割高・割安
比較の基準として、東京都心の新築マンション価格を見てみます。
不動産経済研究所によると、2026年6月時点の都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)の新築マンション平均価格は2億1,430万円 、1平方メートルあたり単価は343.6万円でした。*4
1平方メートル343.6万円は坪に換算すると約1,136万円 です。*4
同じ月の首都圏全体でも平均価格は1億660万円、1平方メートルあたり単価は156.3万円と、価格の重心は年々切り上がっています。*4
こうして並べると、総額の大きな住戸があっても坪単価では都心タワーより割安という構図が見えてきます。
| 区分 | 坪単価の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 都心6区の新築(2026年6月) | 約1,136万円 | 平均総額2億1,430万円 |
| 首都圏平均の新築(2026年5月) | 約520万円 | 平方メートル単価156.3万円 |
| プレミストタワー船橋(予想) | 600万円台 | 駅徒歩2分・県内最高層 |
首都圏・千葉県の新築マンション価格上昇という地合い
プレミストタワー船橋の価格は、首都圏全体の値上がりという地合いの中に位置づけられます。
不動産経済研究所の集計では、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の首都圏新築分譲マンションの平均価格は9383万円で、前年度比15.3%上昇し、5年連続で最高値を更新しました。*5
千葉県に限っても平均価格は6828万円と、前年度比21.8%も上昇しています。*5
つまり船橋を含む千葉県でも、新築マンションの価格水準は近年で大きく切り上がっているのです。
建築費や人件費の高騰を背景に新築価格全体が切り上がるなかで、船橋の駅前タワーが高くなるのは市場全体の流れとも整合的です。
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価格の根拠となる立地の希少性を、再開発・路線価・供給量の3つの角度から掘り下げます。
船橋駅徒歩2分・住宅商業一体の複合開発というポジション
プレミストタワー船橋は、JR中央・総武線と東武アーバンパークラインの「船橋駅」から徒歩2分、京成本線「京成船橋駅」からも徒歩4分に位置します。*1
船橋駅は千葉県内でも有数の乗降客数を誇るターミナルで、都心へのアクセスと生活利便性を兼ね備えています。
住宅棟に加えて店舗・事務所が入る商業棟が一体で整備されるため、住みながら駅前の利便を享受できる点が強みです。*1
駅の目の前という立地は、後から新たにつくることができない希少な価値です。
船橋駅前通りの路線価が示すエリアの底堅さ
土地の価値の底堅さは、税務上の土地評価である「路線価」にも表れています。
国税庁が2026年7月1日に公表した令和8年分の路線価では、船橋市本町1丁目の船橋駅前通りが1平方メートルあたり313万円と、千葉県内で最も高い地点になりました。*3
この地点は13年連続で県内トップを維持しており、駅前の土地需要の強さがうかがえます。*2
千葉県全体の路線価も前年比4.4%上昇し、全国平均の2.9%を上回るとともに、13年連続のプラスとなりました。*3
路線価は相続税や贈与税の計算に使われる公的な土地評価額で、実勢の地価の動きを一定の遅れをもって映すとされています。
物件が建つ土地そのものの評価が県内最高水準である事実は、価格の重要な裏づけになります。
大規模ランドマークタワーならではの供給の希少性
総戸数677戸という規模の大規模タワーは、そもそも供給の機会自体が限られています。*1
広い一団の土地と大規模な再開発が必要なため、同じエリアで似た物件が次々に出てくることは考えにくいからです。
いちど大規模タワーが建つと、その区画で同じ規模の新築が再び供給されるまでには長い年月がかかります。
地上51階・高さ約192メートルという千葉県最高層のスケールは、周辺に競合が生まれにくい参入障壁になります。*1
「エリアで唯一無二」という希少性そのものが価格に上乗せされていると考えると理解しやすくなります。
プレミストタワー船橋の資産価値は落ちにくいのか
ここからは、購入後に資産価値が保たれるのかを、リセールバリューという指標を手がかりに考えます。
ポイント
リセールバリューは新築分譲時の価格に対する中古価格の割合で、数値が高いほど価格が保たれていることを意味します。
リセールバリューが高い駅・物件に共通する条件
リセールバリューとは、新築分譲時の価格に対して、一定期間後の中古価格がどれだけの割合を保っているかを示す指標です。*6
この割合が100%を超えていれば、分譲時よりも高く売れている(値上がりしている)ことを意味します。*6
東京カンテイが2026年5月に発表した「中古マンションのリセールバリュー2025」では、首都圏で最も高い駅は神谷町の462.2%でした。*6
上位には都心や駅近の駅が多く並び、立地の利便性が高い物件ほど価格が底堅い傾向が読み取れます。*6
リセールバリューが高い駅ほど、購入後も価格が下がりにくく、いざというときに売りやすい傾向があります。*6
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不動産の世界では、資産価値が落ちにくい物件の条件として「駅近・大規模・ランドマーク性」がよく挙げられます。
- 駅近:賃貸・売却の需要が途切れにくく、価格が下支えされやすい
- 大規模:管理体制や共用施設が充実し、街のシンボルとして認知されやすい
- ランドマーク:希少性から周辺物件にはないブランド価値が生まれやすい
プレミストタワー船橋は駅徒歩2分・総戸数677戸・県内最高層という3条件をすべて備えています。*1
これらは資産価値が落ちにくい物件の典型的な条件と重なります。
とくにエリアで一番と認知されるランドマークは、景気の変動があっても需要が集まりやすいとされています。
あわせて読みたい タワーマンション投資の利回りは?失敗した人の体験談や後悔しない対策を解説資産価値を見るうえで押さえたい注意点(金利・供給・出口)
資産価値が落ちにくいといっても、リスクがゼロというわけではありません。
注意
金利の上昇・周辺の新規供給・売却時(出口)の需要は、将来の価格を左右する変動要因です。
住宅ローン金利が上がれば買い手の予算が縮み、価格の上値が重くなる可能性があります。
近隣で大型物件の供給が続けば、中古市場での競合が増えることも考えられます。
◎ 資産価値のプラス材料
- 駅徒歩2分で賃貸・売却の需要が途切れにくい
- 大規模で管理・共用施設が充実しやすい
- 県内最高層でランドマーク認知が高い
△ 留意しておきたい点
- 総額が大きく購入できる層が限られる
- 金利上昇で価格の上値が重くなりうる
- 竣工・入居まで数年の時間がかかる
売却時にどれだけの需要が見込めるかという「出口」の視点を持ち、価格だけでなく将来の流動性まで含めて判断することが大切です。
あわせて読みたい 金利上昇で不動産価格が下がる理由と対策を解説!日銀利上げでどうなる?プレミストタワー船橋に関するよくある質問
最高価格7億円の住戸はどのような部屋?
最高価格の7億2900万円は、上層階に位置する広い専有面積の住戸とされています。*1
専有面積は最大134.02平方メートルまで用意されており、眺望と広さを備えたプレミアム住戸が最高価格帯を形成しています。*1
中心となる価格帯(最多価格帯)はいくら?
最も多い価格帯(最多価格帯)は、1億1500万円台から1億9900万円台に分布しています。*1
7億円という数字が目立つ一方で、実際の購入の中心は1億円台であり、需要の重心はこの帯にあります。*1
竣工・入居はいつの予定?
建物の竣工および引き渡しは、2028年3月が予定されています。*1
2026年の時点ではまだ建設中であり、入居まで一定の期間がある点も購入判断のポイントになります。
エリアNo.1のランドマークタワーは資産価値が落ちにくい
プレミストタワー船橋の最高7億2900万円という価格は、総額だけを見れば確かに驚く水準です。*1
しかし坪単価で見れば600万円台で、平均坪1000万円を超える都心6区の新築タワーより割安でした。*4
駅徒歩2分・旧西武跡地の再開発・県内最高値の路線価という要素が、その価格をしっかりと支えています。*3
そして駅近・大規模・エリアNo.1というランドマーク性は、リセールバリューが示すとおり資産価値が落ちにくい条件と重なります。*6
船橋駅前という代わりのきかない立地に建つ千葉県最高層のタワーは、まさにこの条件を満たす一棟だといえます。
「船橋なのに高すぎる」ではなく「船橋の駅前で唯一無二だからこその価格」と捉えると、この物件の位置づけが見えてきます。
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