本プロジェクトは、既存商業施設の再生を通して収益性を改善し、バリューアップを図ることを目的とするプロジェクトです。
対象の物件は、東京地区においては有数の商業、観光スポットである浅草地域において、30年に亘り職住一体化した商業施設として運営されてきた歴史ある施設であります。
しかし、時代の変化により商業施設への選好が多様化してきてる中、見直しが問われている環境にあります。
その様な環境下においても物件の立地性を高く評価し、時代に適合した商業施設に生まれ変わることで、地域の活性化に寄与することを目指して立ち上げたプロジェクトです。
その為には、従前の職住一体化した単一目的の商業施設から、より多様化した施設にリニューアルすることを通してバリューアップすることが課題となりますが、一般的な金融機関などの資金供給においては、既存不動産物件における評価が中心であり、本プロジェクトの目指す新たな市場価値再生への対応は難しい状況にあることは否定出来ません。
かかる状況の中、不動産クラウドファンディングの目的である新たな価値創造に向けて、多くの皆さまに開示し少額での投資を通して再生に向けて進むことが相応しいという判断に至りました。
1年間の運用期間における収益構造としましては、賃料収入(現保有者による月額150万円の賃料保証を含む)、運用終了期日には再生後の物件として不動産市場に売却することを前提としまして、10.5%の分配率を想定してます。
運用期間中の不動産市況の変動などのリスクに対しては、出資総額のうち2,800万円を運営会社が劣後出資することで、売却時における想定外の価格変動に備えることとします。また、独立した第三者の不動産鑑定士による(再生前現況基準での)不動産鑑定評価書では3億6千万円の評価となっておりますが、運用終了時での不動産市場への売却価格についてはリノベーションによるバリューアップ効果からの出店計画でのご相談も増えてきており、再生後物件の売却想定額3億7000万円は妥当な金額と評価しております。