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公開日 2023/09/07
最終更新日 2026/05/11
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家賃収入が老後の資金確保に役立つことも近年人気が高まっている理由のひとつです。
とはいえ決して安くない不動産を購入してどんなリスクを抱えるのか不安という人もいるかもしれません。
そこでこの記事では区分マンション投資とは実際にどのようなものなのか、メリットとデメリットには何があるのかを詳しく解説します。
【こちらもチェック!】
区分マンション投資に興味ある方は参考にしてください。
※過去に不動産価格がいくら上がったかは以下の動画を参考にしてください。
筆者の不動産投資の結果は以下の動画を参考にどうぞ。
ローンを組んで購入し家賃収入をその返済にあてることで、会社員でも運用が可能となります。
ただし住宅ローンが使えず事業用ローンを利用するため、金利が高くなりがちな点に注意が必要です。
同様に一棟マンション投資も融資を受けて購入しますが、購入金額の大きさから頭金もそれなりの額となり、かなりの自己資金が必要になります。
区分マンション投資も一棟マンション投資も同様に空室リスクはあります。
しかし、一棟マンション投資は複数の部屋を有するため、まったくの無収入になる可能性は低くなります。
一方で区分マンション投資はリスク分散をしやすい特性があります。
区分マンションを複数のエリアで行えば、賃貸需要の観点でリスク分散に有利ですが、一棟マンションはその立地での需要の影響を大きく受けます。
ほかにも区分マンション投資は売却しやすいことに対して、一棟マンション投資は売却先を探すのが難しい点も双方の違いとして挙げられます。
新規に賃借人を募集する必要がありますが、新築マンションの賃貸需要は高く家賃金額も高めに設定できます。
新築マンションは物件自体の評価が高いため中古マンションと比較してローン審査が通りやすいのも特徴です。
ただしどちらも住宅ローンは利用できず、不動産投資ローンなど事業用ローンを利用します。
新築マンションは中古と比べて修繕積立金が抑えめになる利点もあります。
さらに、家賃収入を得るための経費となる建物の減価償却費は新築マンションの場合、耐久年数最大の47年間(ただし設備部分は15年)にわたり計上できます。
ほかに借入金の利息分などを経費計上して家賃収入から差し引き、区分マンション投資による課税所得分を引き下げます。
購入費用にはデベロッパーの利益などが上乗せされるため、築浅での売却は価格の下落率が大きくなりがちです。
そのため新築の区分マンション投資は短期売却よりも、長期にわたり家賃収入での収益を狙うのに向いています。
中古マンションを購入し賃貸収入を得るのが中古の区分マンション投資です。新築マンションよりも価格が安く、賃貸中の物件であれば購入後すぐに家賃収入を得られます。物件価格が安いため利回りが高くなりやすい反面、新築と比較して融資条件が不利となる点に注意が必要です。
さらに修繕積立金の負担が大きくなりやすく、また減価償却できる期間も新築と比べて短くなります。節税効果が長期に続かないこともあり、中古の区分マンション投資は売却を前提にした運用にも向いています。
中古マンションの耐用年数=(47年 - 築年数)+(築年数)× 0.2
たとえば築25年のマンションであれば減価償却費を計上できる期間は次のように計算できます。
築25年のマンションの耐用年数=(47 - 25)+25 × 0.2 = 27(年)
つまりインカムゲインの収益は、家賃収入からローン返済や管理費用、修繕積立金などを差し引いた残額ということです。また、不動産所得に対する所得税の支払いも実質的な収益から差し引かれます。
また、所得が増えることで住民税も増えるので留意しておきましょう。ただし家賃収入を得るための経費として、次のような費用を計上できます。
減価償却費は「(マンションの取得価格)×(定額法償却率)」で算出します。定額法償却率はマンションの耐用年数によって決まっており、国税庁のサイトで確認できます。これらを家賃収入から引いて不動産所得を算出し、給与所得などと合算して所得税を計算します。もし不動産所得がマイナスになれば、給与所得が減少するので税金の還付を受けます。
なお、譲渡所得税は売却利益にかかる税金ですが、売却利益は次のように計算します。
売却利益=(売却代金)ー(取得費用 + 譲渡費用)
譲渡費用は売却に伴い発生した仲介手数料や印紙税などを指します。注意すべきは取得費用が「購入代金」から「減価償却費」を差し引いたものになることです。つまり実際に手にした売買差益よりも、減価償却費の分だけ課税所得は増えることになります。
賃貸運用中は節税につながる減価償却費ですが、売却時には課税所得の増加につながる点を理解しておきましょう。
所有期間が5年以下であれば「短期譲渡所得」となり所得税率は30.63%(住民税9%)、5年を超えたら所得税率は15.315%(住民税5%)になります。短期間での運用で売却すると税金が高くなるので注意しましょう。
区分マンションは市場に出回る物件数が多いため、好立地での物件を探しやすいのがメリットです。一棟マンション投資となると物件数が少ないため、狙っているエリアで見つかるとは限りません。物件単価の安いエリアでも入居率の高いマンションを探すことができ、高い利回りを狙うことも可能です。
空室リスクを軽減するための物件選びに不自由しにくいことが区分マンション投資の利点となります。
区分マンションは流動性が高く、売却しやすいのもメリットです。一棟マンションは買い手が投資家に限定されますが、区分マンションであれば投資用に限らず居住目的の買い手も探せます。もちろん賃借人がついたままのオーナーチェンジであれば、投資家としてはすぐに家賃収入があるので需要が高まります。
すぐに現金化したい、あるいは収益性が低下したので売却したいといった際に売りやすいのは大きな利点です。
前者は、入居者のクレーム対応や空室が発生した場合の入居者募集などを委託するもので、中には仲介会社が管理も行うケースもあります。後者は、マンションの共用部分などの管理を行うもので、管理組合によって管理会社が決められます。
とくに後者に関しては、一棟マンション投資の場合は修繕計画や管理組合の話し合いに対してオーナー自身が主導していく必要がありますが、区分マンションの場合は自動的に管理組合の一員となるため、大きな手間はありません。このように管理の手間がかからないことは、会社員の副業としてマンション投資が人気の理由のひとつです。
手付金の相場は物件価格の5~10%で、このお金は必ず用意する必要があります。物件価格が大きくなればそれだけ金額も増えるので、区分マンション投資は手付金が少なく済む、という意味で始めやすいといえます。
ただしローン残債がなくなったマンションの相続税も発生するので、その場合は、税金の支払いのためにマンションを売却することも可能です。売却した際には相続税や諸費用を差し引いた売却代金が家族に残ります。
区分マンション投資は1室から保有できるメリットがある反面、空室になると家賃収入がゼロになります。複数の区分マンションを保有すれば空室リスクも分散できますが、買い増しには個人の属性を上げるなど融資を受けやすくする必要があります。複数の物件所有を視野に始める場合には、買い増しのための計画も立てておくとよいでしょう。
区分マンションは建物全体の管理は管理組合に任せておけますが、これは管理の権限が限定されることにもつながります。例えば、所有する部屋の内装を変えることはできますが、建物の外壁やエントランスなど共用部分のデザインを一新したいと思っても、一区分マンションオーナーでは自由に変更できません。
購入するマンションの融資を受ける際の審査では、収益性を評価する「収益還元評価」ではなく、土地の価格と建物の価格を別々に計算して価値を算出する「積算評価」であることが一般的です。
このとき、土地の持分に関しては一棟マンションに比べると区分マンションは担保評価が低くなりやすいというデメリットがあります。中古マンションは建物部分の評価も低くなるため、融資を受けるために多くの頭金を用意しなければならない場合があります。
また、空室期間が出れば収益がマイナスになる可能性もあります。ローンが完済すれば、家賃の多くが収益となりますが、それまで年数がかかる点には注意が必要です。
ただし購入時よりも売却代金が安くなったとしても、その間に家賃収入で得た利益と売却額を足した額が、ローン残債よりも大きくなるのであれば、売却という出口戦略を立てることができます。
区分マンション投資は短期間で収益を生み出すものではなく、長期にわたってインカムゲインを得つつ、あわよくば数年後以降の売却によるキャピタルゲインも併せて狙う投資です。
ただ、時間がかかる反面、区分マンションなら管理の手間は少なく済むのが魅力です。本業は忙しいけれど資産運用したいという人に区分マンション投資は向いています。
区分マンション投資は比較的少ない自己資金でも不動産を自身で保有し、投資を始めることができます。売却によるキャピタルゲインは不動産を保有するからこそ狙えるものなので、そこに魅力を感じる人にとっては重要な点になるでしょう。
一方、不動産によるキャピタルゲインにこだわらないは、より少額(多くの場合、1万円から可能)で不動産投資にトライできる不動産クラウドファンディングという投資もおすすめです。
区分マンション投資には、良い点も悪い点もあります。それらを理解した上でリスクをどう抑えていくかをプランニングできれば、不安を軽減できるでしょう。また、管理・運用にかかる諸費用や空室リスクも考慮しながら収益計画を想定できれば、成功の可能性を高めることができます。
区分マンション投資は老後に備えた資産運用としても魅力的な投資なので、基本の知識を押さえた上で検討してみてはいかがでしょうか。
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