TORCHES(トーチーズ)の評判・口コミどう?メリット・デメリットを解説
公開日 2025/11/18
最終更新日 2025/11/18
TORCHES(トーチーズ)は、エムトラスト株式会社の完全子会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
新しいサービスなので、具体的な口コミや利回り実績はまだありません。
一方で、親会社のエムトラストは売上高535億円を公表している不動産会社です。
不動産クラウドファンディング案件も累計100件以上を組成してきたとされています。
この記事では、公開されている公式情報をもとに、TORCHESの評判や安全性を整理します。
メリットやデメリット、向いている人のイメージもあわせて解説します。
- ・運営では、土地の仕入れにおける優位性を最大限に活用
- ・親会社は売上高535億円で累計100件超のファンド実績あり
- ・少額で不動産投資に参加でき専門ノウハウを活かした案件に期待
- ・一方でサービス開始直後で口コミや償還実績はまだない
- ・元本保証ではなく不動産市況の影響を受ける点は要注意
- ・利用するなら少額で試しつつ案件内容を個別に確認するのが現実的
TORCHES(トーチーズ)の特徴・評判を一言で言うと?
ここでは、現時点でのTORCHESの全体像を簡単に整理します。
2025年11月時点で、TORCHESはまだスタートしたばかりのサービスです。
投資家の口コミや細かなファンド実績は、今後の募集と償還の積み重ねで見えてきます。
そのため、現時点で「評判が良い」「評判が悪い」と断定することはできません。
エムトラストはクラファンで有名な会社
評価の材料になるのは、主に運営会社と親会社の情報です。
エムトラストは売上高535億円規模の不動産会社です。
エムトラスト株式会社、設立10年で売上高535億円を達成――完全子会社「TORCHES株式会社」を設立し、不動産クラウドファンディング事業を開始
— れん (@slgmar) November 13, 2025
ヤマワケエステートで頻繁に見かけた名前ですね。https://t.co/1R4qRE2fag @PRTIMES_JPより
他社の不動産クラファンプラットフォームを通じて、累計100件以上のファンドに関わってきたとされています。
TORCHESは、この不動産事業とクラウドファンディングの経験を自社サービスとしてまとめた位置づけです。
TORCHES(トーチーズ)とは?サービスの基本情報
ここでは、TORCHESの基本的な内容を整理します。
TORCHESはどんなサービス?
まず、TORCHESのサービス概要から確認します。
TORCHESは、不動産クラウドファンディングの仕組みを使ったオンライン投資サービスです。
投資家はインターネット上から会員登録を行い、不動産ファンドに出資します。
物件から得られる賃料収入や売却益が配当の原資になります。
11月24日にローンチ予定
ファンドによって、想定利回りや運用期間は異なります。
サービスサイトは2025年11月24日に公開予定とされています。
公開後は、実際のファンド内容や最低投資額などが確認できるようになります。
運営会社TORCHES株式会社の概要
次に、運営会社の情報を見ていきます。
TORCHES株式会社は、徳島県徳島市に本社を置く会社です。
エムトラスト株式会社が100%出資する完全子会社です。
運営会社の資本金は1億円
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | TORCHES株式会社 |
| 所在地 | 〒770-0832 徳島県徳島市寺島本町東3-12-6 徳島駅前濱口ビル7階 |
| 設立 | 2018年2月 |
| 資本金 | 10,000万円 |
| 代表者 | 與那嶺 健人/田中 勝真 |
| 顧問 | 西村あさひ法律事務所/弁護士法人中央総合法律事務所 |
| 登録免許 | 第二種金融商品取引業 四国財務局(金商)第25号 不動産特定共同事業 徳島県 第2号 不動産特定共同事業種別 第1号事業・第2号事業(電子取引業務を行う) 宅地建物取引業 徳島県知事(1)第3197号 |
| 株主 | エムトラスト株式会社 (100%) |
親会社エムトラストの実績
ここでは、TORCHESの信頼性に関わるエムトラストの情報をまとめます。
エムトラスト株式会社は、東京都中央区の東京ミッドタウン八重洲に本社を置く不動産会社です。
住宅分譲事業などを中心に事業を拡大してきました。
2025年9月期には、売上高535億円を達成したと発表しています。
これまでのノウハウをTORCHESに継承
プレスリリースでは、他社の不動産クラファンプラットフォームを活用し、累計100件以上のファンドを組成した実績が紹介されています。
>>エムトラスト株式会社、設立10年で売上高535億円を達成――完全子会社「TORCHES株式会社」を設立し、不動産クラウドファンディング事業を開始TORCHESを通じて案件ポートフォリオの拡充、情報開示の高度化、投資家体験(UX)の向上を進め、投資家の長期資産形成を両立するプラットフォームの実現をめざします。
さらに当社は、長年の事業で培った土地の仕入れにおける優位性を最大限に活用します。
加えて、これまで他社の不動産クラウドファンディング・プラットフォームを活用し、累計100案件以上のファンドを組成・運用・償還してきた実績とノウハウ(商品設計、リスク管理、運用レポート、投資家対応、償還オペレーション等)をTORCHESに継承
TORCHESでは、こうした不動産事業とクラファン運営の経験を自社サービスとして活かす方針が示されています。
TORCHES(トーチーズ)のメリット
ここでは、TORCHESを利用するメリットを整理します。
少額から不動産投資に参加できる
最初に、投資ハードルの低さについて見ていきます。
不動産クラウドファンディングの多くは1口1万円前後から投資できます。
TORCHESも同様に少額から参加できるサービスとして案内されています。
分散投資もしやすい
実物の不動産投資は、頭金やローンなどで数百万円単位の資金が必要になることが一般的です。
クラウドファンディングなら、家計に負担をかけすぎずに不動産収益に連動した投資を始められます。
複数のファンドに分けて投資すれば、1つの物件に資金を集中させずにリスクを分散しやすくなります。
エムトラストの不動産ノウハウを活かした案件に期待できる
次に、不動産の専門性というメリットを確認します。
エムトラストは、住宅分譲や不動産再生などで実績を積んできた会社です。
土地の仕入れから企画、開発、販売までの一連のプロセスに関わってきました。
ファンド100件以上の実績がある
不動産クラファン案件も、他社プラットフォームを通じて100件以上を組成してきたとされています。
TORCHESでも、こうした現場での経験をもとに案件の選定やリスク管理を行うと考えられます。
利回りだけでなく、物件内容や出口戦略などを踏まえたファンドが組成される可能性があります。
親会社が明確で、グループの位置づけを把握しやすい
ここでは、TORCHESの企業体制について整理します。
TORCHES株式会社は、エムトラスト株式会社が100%出資する完全子会社です。
親会社の事業規模や実績が公表されているため、グループとしての位置づけを把握しやすい点が特徴です。
どのような企業グループの中で運営されるのかが明確になることで、事業の背景や方針を理解しやすくなります。
一方で、親会社が大きいからといって、投資リスクが軽減されるわけではありません。
TORCHES(トーチーズ)のデメリット・注意点
ここでは、利用前に知っておきたい注意点をまとめます。
サービスとしての実績や口コミがまだ少ない
最初の注意点は、実績の少なさです。
TORCHESはサービス開始直後の段階です。
ファンド数や償還実績、投資家の口コミはこれから蓄積されていきます。
他の老舗不動産クラファンと比べると、実績ベースでの比較がしづらい状態です。
最初から大きな資金を投入するよりも、少額で試しながら様子を見る方が現実的です。
元本保証ではなく、不動産市況の影響を受ける
二つ目の注意点は、不動産投資としてのリスクです。
TORCHESのファンドは元本保証ではありません。
不動産価格の下落や空室、賃料の減少、売却の遅れなどで、想定どおりの分配が得られない可能性があります。
場合によっては、出資した元本の一部が毀損する可能性もあります。
不動産クラウドファンディングは、預金の延長ではなく「値動きのある投資」であることを理解しておく必要があります。
利回りやリスクはファンドごとに大きく異なる
三つ目の注意点は、ファンドごとの差です。
一般的な不動産クラファンでは、想定利回りが年3〜8%前後のファンドが多く見られます。
利回りが高いファンドは、その分リスクも高くなることが多いです。
TORCHESでも、今後のファンドによって利回りや運用期間、リスクの取り方は変わります。
数字だけを見て判断するのではなく、物件の立地や用途、優先劣後構造、運用期間などを総合的に確認することが重要です。
TORCHES(トーチーズ)はどんな人に向いている?
ここでは、TORCHESが向いている人のイメージを整理します。
TORCHESは、次のような人に向いているサービスになりそうです。
・1万円前後の少額から不動産投資を試してみたい人。
・エムトラストグループの不動産ノウハウに興味がある人。
・株式や投資信託だけでなく、不動産クラファンにも資産を分散したい人。
・新しい不動産クラファンの立ち上がりから様子を見たい人。
TORCHES(トーチーズ)をおすすめしない人
一方で、「実績が豊富な事業者だけを使いたい」という人もいるはずです。
その場合は、既存の不動産クラファンをメインにしつつ、TORCHESは少額から試してみる形も選択肢になります。
どのサービスを使う場合でも、一社だけに資金を集中させないことが大切です。
TORCHES(トーチーズ)に関するよくある質問
ここでは、今後よく出てきそうな疑問をQ&A形式でまとめます。
Q1.TORCHES(トーチーズ)の評判や口コミはもうある?
ここでは、口コミの状況を確認します。
2025年11月時点では、TORCHESはサービス開始直後の段階です。
投資家のブログやSNSでの体験談は、今後のファンド募集や償還を経て徐々に増えていくと考えられます。
現段階では、公式情報と親会社の実績を中心に判断するしかありません。
Q2.TORCHESは怪しい?安全性はどう見ればいい?
ここでは、安全性の考え方を説明します。
TORCHES株式会社は、第二種金融商品取引業や不動産特定共同事業、宅地建物取引業の登録を受けています。
親会社のエムトラストも、売上高やファンド案件の実績を公表しています。
これらは、一定の信頼材料にはなります。
しかし、それでも投資であることに変わりはありません。
元本割れの可能性はゼロではないため、「安全だから絶対大丈夫」と考えないことが大切です。
Q3.最低投資額はいくらから?
ここでは、投資金額のハードルを整理します。
不動産クラウドファンディングの多くは、1万円前後から投資できます。
TORCHESも少額からの投資を前提としたサービスとして紹介されています。
ただし、実際の最低投資額はファンドごとに異なる可能性があります。
サービス開始後は、必ず各ファンドの募集ページで「最低投資額」や「上限額」を確認してください。
Q4.利回りはどれくらいを目安にすればいい?
ここでは、利回りのイメージを解説します。
TORCHESの具体的な想定利回りは、各ファンドの募集時に公表されます。
他の不動産クラファンでは、年3〜8%前後のファンドが多く見られます。
利回りが高いほどリスクも高くなる点は共通です。
数字だけを追うのではなく、物件内容や運用期間、リスク説明の内容をあわせて確認しましょう。
Q5.いつから始めるのが良い?
最後に、始めるタイミングについての考え方をまとめます。
新サービスの初期から参加すると、運用レポートやサイトの使いやすさを早く把握できるメリットがあります。
一方で、慎重に判断したい人は、最初のファンドや二つ目のファンドが償還を迎えるまで様子を見る方法もあります。
どちらにしても、一度に大きな額を投じるのではなく、少額から試しながら判断していくスタイルが現実的です。
まとめ:TORCHES(トーチーズ)の評判・口コミはこれから
TORCHES(トーチーズ)は、エムトラストの完全子会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
サービス自体は始まったばかりで、具体的な口コミやファンド実績はこれから積み上がっていきます。
不動産クラウドファンディングは元本保証ではありません。
市場環境や個別案件のリスクによって、元本割れの可能性もあります。
TORCHESへの投資を検討する場合は、利回りだけでなく、物件内容やリスク説明、運用期間などを必ず確認してください。
実際に投資を行う際は、無理のない範囲の金額で少額から始めることをおすすめします。