5分で投資すべきかわかる?ファンド判断シートを作成!不動産クラウドファンディングで活用を

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不動産クラウドファンディングの案件を見ていると、

「利回りは高いけれど本当に安全なのか」

「運営会社は信頼できるのか」

「短期案件だから良さそうに見えるけれど、実際はどうなのか」

と迷うことが少なくありません。

そんなときに役立つのが、事業者・物件・ファンド条件の3軸で案件を整理できる「ファンド判断シート」です。

今回は、この判断シートの考え方と使い方をわかりやすく整理しました。

📄
ファンド判断シートの要点まとめ
  • ・利回りだけでなく「事業者・物件・ファンド条件」の3軸で冷静に分析
  • ・事業者スコア(27点):運営実績や上場有無、情報開示の透明性を評価
  • ・物件スコア(15点):都心等の好立地か、出口戦略が確実かを重視
  • ・条件スコア(21点):劣後出資比率や期間からリスク・リターンを判定
  • ・合計63点満点の採点方式(A〜D)で、S〜Cランクへ客観的に格付け

不動産クラファンの判断は、利回りだけでは不十分

不動産クラファンは、見た目の想定利回りだけで判断すると失敗しやすい投資ジャンルです。

たとえば同じ年利6%の案件でも、

運営会社の実績や情報開示の姿勢、

投資対象物件の立地や出口戦略、

劣後出資の割合などによって、中身は大きく異なります。

そこで大切なのが、「事業者」「物件」「ファンド条件」の3つに分けて案件を見ることです。

ファンド判断シートは、この3つを短時間で整理し、点数化できるようにしたテンプレートです。

ファンド判断シートの基本ルール

  • 各項目を A=3点、B=2点、C=1点、D=0点 で採点
  • 事業者スコア、物件スコア、ファンド条件スコアの合計で判定
  • 点数が高いほど、相対的にバランスの良い案件と判断しやすい

まずは全体像。3つのスコアで案件を判断する

項目 満点 見るポイント
事業者スコア 27点 運営会社の信頼性、実績、投資家保護、情報開示の姿勢
物件スコア 15点 立地、用途、稼働状況、出口戦略、物件情報の透明性
ファンド条件スコア 21点 劣後出資、運用期間、利回り、キャンペーン、下落耐性など
合計 63点 3つのスコアの合計で総合判定

1. 事業者スコア(27点満点)

事業者スコアでは、運営会社そのものの信頼性を見ます。

不動産クラファンでは、運営会社に不安があれば安心して投資しづらくなります。

まずは事業者の土台がしっかりしているかを確認しましょう。

評価項目 A(3点) B(2点) C(1点) D(0点) 補足
利回り(平均) 7%以上 5〜7%未満 3〜5%未満 3%未満 サービス全体の平均的な利回り水準
投資家保護 - 金銭信託 分別口座(分別管理) 不明/未開示 資金管理の安心感を見る項目
直近1年の調達額 50億円以上 10億円以上 5億円以上 5億円未満 規模感の目安
実績(ファンド組成数) 100以上 50以上 10以上 10未満 運営経験の厚みを確認
上場/非上場 上場・関連企業 出資を受けている その他の非上場
貸倒れ/遅延 いずれも発生なし 遅延あり/貸倒れなし 遅延発生中(未解決) 貸倒れあり 過去トラブルと現在の状況を確認
過去の行政処分 履歴なし 軽微な指摘あり 軽微な処分あり 重大な処分あり 事業運営の健全性を見る
独自サービス加点 独自基準で高く評価 独自基準で評価 特に加点なし UI・優待・使いやすさなどを反映
情報開示・透明性 重要情報・根拠資料が募集ページ等で容易に確認できる 必要情報は概ねあるが、一部探しにくい/不足あり 記載は限定的で、重要事項や根拠が十分でない 記載が乏しい、または不明瞭

2. 物件スコア(15点満点)

物件スコアでは、投資対象そのものの安定性と売却のしやすさを確認します。

ポイントは、出口の確度です。

評価項目 A(3点) B(2点) C(1点) D(0点) 補足
① 立地(流動性) 東京23区・主要都市の好立地 首都圏・地方政令指定都市 その他の地方都市・郊外 海外・詳細な立地非公開 売却・賃貸のしやすさに直結
② 用途(安定性) レジデンス・物流・保育園等 オフィス・底地 商業施設・ホテル等 開発素地(土地のみ)・未定 景気変動への強さを見極める
③ 稼働状況(インカム) 満室稼働、またはマスターリースあり 稼働率80%以上、または新築で入居募集済 空室が目立つ、またはリノベ予定 開発前(これから建てる・更地) 運用の見通しの立てやすさ
④ 出口戦略(売却の確実性) 売却先決定済、
または自社Gの買取保証あり
優先買取交渉権あり、
または同種物件の売却実績豊富
一般市場での売却予定(買主の目処なし) 出口に関する具体的な記載がない・不透明
⑤ 情報開示の透明性 鑑定評価書、周辺相場データ等が公開 外部の査定価格や詳細な物件情報が公開 基本的な物件情報と写真のみ 物件名や住所非公開等、極端に情報が少ない 自身で検証できる情報量があるか

物件スコアは、案件の見た目の華やかさに惑わされず、

本当に需要があるのか、

ちゃんと出口戦略を描けているのかを確認するためのパートです。

とくに出口戦略の記載が弱い案件は、利回りが高くても慎重に見たほうが安心です。

3. ファンド条件スコア(21点満点)

ファンド条件スコアでは、投資家にとっての条件面を確認します。

ここで見るのは、リターンの大きさだけではありません。

どれだけ資金が拘束されるか、どの程度の下落に耐えられるかもあわせて見て、リスクとリターンのバランスを判断します。

評価項目 A(3点) B(2点) C(1点) D(0点) 補足
① 劣後出資割合 30%以上 20%〜30%未満 10%〜20%未満 10%未満 または 設定なし 損失吸収クッションの厚み
② 運用期間 6ヶ月以内(短期) 6ヶ月超〜1年以内 1年超〜2年以内 2年超(長期拘束) 資金拘束リスクの目安
③ 想定利回り 7.0%以上 5.0%〜6.9%未満 3.0%〜4.9%未満 3.0%未満 当該ファンドの年利ベースで確認
④ キャンペーン等 高額還元あり(実質利回り+1%以上相当等) 少額還元あり、または優先投資権の付与等 特になし 投資家が振込手数料負担などのマイナス要素のみ 利回り上乗せ要素
⑤ 初回募集からの経過年数 2年未満 3〜5年 5〜7年 7年以上 案件テーマや事業の鮮度を見る指標
⑥ SPCスキームの有無 あり なし 倒産隔離などの観点で一定の安心材料
⑦ 下落耐性 借入比率が低く、かつ劣後出資割合が高い 借入比率または劣後出資割合のどちらかが良好 借入比率・劣後出資割合ともに中程度 借入比率が高く、かつ劣後出資割合が低い

ファンド条件スコアでは、劣後出資割合下落耐性がとくに重要です。

高利回りでも、借入が重く、劣後出資が薄い案件は、見た目以上にリスクが高いことがあります。

数字の派手さだけで判断せず、中身も確認しておきたいところです。

総合判定(合計63点満点)

3つのスコアの合計点で、案件をS〜Cランクに分類します。

ランク 点数 評価の目安
Sランク 56点以上 優秀ファンド。リスクが低く、リターンも十分。抽選倍率が高くても応募を前向きに検討しやすい水準。
Aランク 47〜55点 優良ファンド。ポートフォリオの主力候補として、積極的に投資を検討しやすい案件。
Bランク 38〜46点 標準・条件付きファンド。利回り重視や短期運用重視など、投資目的に合うなら検討余地あり。
Cランク 37点以下 要検討の可能性も。リスクに対してリターンが見合わない可能性があり、情報不足や上級者向けの要素が強い案件。

まとめ:ファンド判断シートを活用しよう

不動産クラファンの案件選びでは、利回りだけを見ても十分とはいえません。

運営会社の信頼性、物件の安定性、ファンド条件の妥当性まで含めて判断することが大切です。

その点で、今回の「ファンド判断シート」はとても使いやすいテンプレートです。

事業者・物件・条件の3軸で整理することで、案件比較がしやすくなります。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    不動産クラウドファンディング等の情報を提供しています。投資初心者の目線に立った運営を目指しています。記事は情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する意思決定は、事業者の公式サイトにてリスク等の内容をご確認いただき、ご自身の判断にてお願いいたします。

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