Unicorn(ユニコーン)の評判どう?メリット・デメリットを徹底解説
公開日 2025/09/08
最終更新日 2025/09/09

Unicorn(ユニコーン)は、5万円からベンチャー企業の株主になれる、株式投資型クラウドファンディングです。
上場企業グループによる信頼性やエンジェル税制による節税、株主優待など、多くの魅力があります。
一方で流動性の低さや、元本割れの可能性といった注意点も存在します。
この記事では、利用者のリアルな評判や口コミに加え、メリット・デメリットを整理。
投資判断に役立つ内容をわかりやすくまとめました。
Unicorn(ユニコーン)とは?
Unicornは株式会社ユニコーンが運営する株式投資型クラウドファンディング。
未上場のスタートアップ企業に少額から投資できるサービスです。
株式投資型クラウドファンディングとは、ベンチャー企業が発行した非上場株式を取得し、その企業の株主になれる仕組みです。
個人投資家でもオンラインで未上場企業に投資できます。
IPO(新規株式公開)やM&A(合併・買収)により、将来的に大きなリターンを得られる可能性もあります。
最低投資額は5万円からと比較的手軽で、AI・デジタル化・医療など社会課題に挑む先進企業を支援できます。
Unicorn(ユニコーン)のいい評判・口コミ
Unicornについては、次のようないい評判や口コミがSNSで寄せられていました。
将来性のあるベンチャー企業に投資できる
革新的なアイデアや社会課題の解決を応援できる
株主優待やエンジェル税制による特典・節税が受けられる
将来性のあるベンチャー企業へ投資できる
Unicornで投資できる案件の中には、売上が3倍に伸びたり、資金調達を重ねたりと、順調に成長している企業があります。
ECFユニコーンで投資したインバウンドテクノロジー、売上が3倍とかになってるな。この売上規模で3倍以上にするのって凄いと思うんだが。。今期も楽しみですね。
— あーひー (@WWitPNoEmrezlbx) November 19, 2024
株クラファンのユニコーン🦄社利用。久しぶりに開いた。ディビィ(dbe)IR確認。投資先ごとにIR格納されておる。というかここしか投資してません、、、。ディビィのHPみたが、資金調達など順調そうやんけ^ - ^ ゴールに向け、ガチで応援中ーーー pic.twitter.com/ZNpWVlbzWU
— MKさん@株やってまずは2億目標 (@K82328615) December 10, 2022
魅力的なアイデアや社会課題の解決を支援できる
AIを活用したシステム開発や先進医療、環境問題など、Unicornでは様々な分野の非上場企業へ投資可能です。
Unicornを通して、伸びしろが大きい事業や革新的なアイデアを支援し、社会課題の解決を応援できます。
今日のユニコーン案件、オンラインドクターどうするかな。ECFはしばらくお休みするつもりだったけど、かなり投資したくてウズウズしてる。
— アッシュTK (@TK41518099) March 10, 2022
下記の観点から、ユニコーンの第10号案件「トレスバイオ研究所」に出資します。
— YSK (@yoisuke3) October 20, 2020
・私自身、患者としてメカニカルクリーニングに負担を感じている
・歯科業界で有名な山﨑長郎先生のバックアップがある#株式投資型クラウドファンディング #ECF #クラウドファンディング #歯医者 #歯科 #歯周病 https://t.co/kPvTt90oRU
株主優待やエンジェル税制の節税メリットがある
ユニコーンでは、1株の保有でも、企業が提供するサービスのモニターや、ギフト券・飲食料品などの株主優待を受けられます。
また全ての企業が対象ではありませんが、エンジェル税制による節税を受けられる点もメリットです。
ユニコーンのクラファン、Medical AI LABに申し込みした。
— 麻婆春雨🇺🇦 (@memumemunemune) March 16, 2021
ユニコーンではスポットツアー以来。
株主優待の幻のドレッシング?ジョセフィーヌはAmazonでも売ってるけどね(どないやねん)
結構お高いけど。
エンジェル税制認定業者。
— メカ/kurakatsu (@ipomechanic) October 31, 2020
・日本クラウドキャピタル
・イークラウド
・DANベンチャーキャピタル
・ユニコーン ← 🆕
今年はエンジェル税制元年と言えるかも知れませんね♫
投資をしながら節税できるって事が広まれば日本でのベンチャー投資額が急増するかも!?https://t.co/3l96EzVxqG
Unicorn(ユニコーン)の悪い評判・口コミ
一方でUnicornに関する悪い評判や口コミについても、SNS上で見られました。
競合サービスと比べると投資できる案件数が少ない
システムトラブルの発生や対応に不評がある
イグジット(株式の現金化)や投資リターンに課題がある
投資できる案件数が比較的少ない
同様のサービスを提供するFUNDINNOやイークラウドなどと比べると、Unicornで応募されている案件数は少なめです。
ユニコーンはもう昨年10月から新規ECFの募集をしてないのか。。。資金繰りは大丈夫かな。
— あーひー (@WWitPNoEmrezlbx) September 15, 2023
ユニコーン(UNICORN)取り扱いのECFは今後どうなるのかな?
— IPOキム@クラウドファンディング好き (@IPOkimu) November 9, 2024
ディビイだけでも上場してくれる事を願います。資金回収したいけどECFの勢い止まりましたね😂
ファンディーノとイークラウドは募集が続いています。ユニコーンどうした🤗#ECF#株式投資型クラウドファンディングhttps://t.co/voinLPT94Z
過去のシステムトラブルや運営会社の対応に不満
過去に案件募集時にUnicornのサイトでシステムトラブルが発生し、申し込みができない事態となりました。
トラブル時の対応も丁寧さに欠けるとの指摘があり、ユーザーから不満の声が上がりました。
ユニコーンのシステム障害はディビィに投資する予定がなかった人は「ドンマイ!」で済ませられると思うけど投資する気マンマンだった人はかなり許せないと思う。
— メカ/kurakatsu (@ipomechanic) October 10, 2020
アナウンスに人間味が感じなかったのはさらに残念。
果たして投資家側に寄り添った謝罪だったのだろうか。
という独り言。
Zuu Online から、ユニコーンのクラファンのPRメールが届いた。その中の気になる一文。→
— X@リモートワークfrom NY (@X_16384) July 6, 2020
これまでユニコーンで公開された案件のほとんどが、短期間で目標募集金額を達成していることから、今回も多くの個人投資家からの申込が集まることが予想されています。
← 5件中2件が大幅未達ですけど?
イグジット事例がなくリターンが期待しにくい
これまでUnicornで募集された案件において、上場やM&Aによりイグジットした事例はまだありません。
カブアンドが話題ですが未上場の株ということならECFがありますね。私もユニコーン経由で数年前に50万円だけ投資していますがいまだに上場はしていません。というかECF経由で数多のスタートアップが資金を募っていますが上場できた会社はあるのでしょうか。
— コムギちゃん@株 (@komugi_chan88) November 23, 2024
昨日ZUUの冨田社長の決算説明会聞いた。
— はらっ太@ECFの可能性を追求中 (@haratta8795) November 16, 2024
毎回ユニコーンどうするのって聞いてる。
前回はなんかもうECFもう無理っしょみたいな感じだったけど、
今回はなんか富裕層へのアプローチができてるとかないとか。
もうよくわからんので次回からは聞かん。
Unicorn(ユニコーン)のメリット
Unicornで投資するメリットは、次の4つです。少額(5万円)からベンチャー企業の株主になれる
IPOやM&A成功時には大きなリターンが期待できる
株主優待やエンジェル税制による特典が受けられる
上場企業グループが運営する信頼性がある
少額でベンチャー企業の株主になれる
Unicornでは1口5万円からの投資で、画期的なアイデアで社会課題の解決を目指すベンチャー企業の株主になれます。
ベンチャー企業に投資できる機会は少なく、人脈を通じて自分で探す必要がありました。
しかしUnicornを利用すればネットで気軽に投資でき、将来性のある企業を応援できます。
またFUNDINNOなどの競合サービスでは1口10万円からの場合が多いため、比較的少額で投資できる点もUnicornの特徴です。
IPOやM&Aにより大きなリターンを得られる
Unicornで投資した企業が順調に成長すれば、投資額の数倍から十数倍のリターンを得られる可能性があります。
未上場のベンチャー企業は、まだ事業の見通しが不透明なため、低い株価で株式を取得可能です。
事業が成功すれば投資時よりも株価が大きく上昇し、IPOやM&Aの際に株式を売却して値上がり益を得られます。
成長まで長い年月がかかるケースも少なくありませんが、通常の株式投資では得られない大きなリターンを狙える点が魅力です。
株主優待やエンジェル税制などの特典を受けられる
Unicornで投資を行うと、投資先企業からの株主優待や、エンジェル税制による節税メリットを受けられます。
株主優待では、自社製品やギフト券などを年に1度提供しています。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資に対する税制上の優遇制度です。
Unicornの案件は基本的にエンジェル税制の対象となりますが、一部対象外の案件もあるため、投資前に確認しましょう。
上場企業グループが運営している
Unicornを運営している株式会社ユニコーンは、東証グロース市場上場の株式会社ZUUのグループ会社です。
ZUUは月間400万人が利用する投資家・富裕層向けの金融メディア「ZUU online」の運営や、フィンテック事業を展開しています。
上場企業グループが運営しているので、経営の安定性や監査などによる財務の透明性、ブランド力による信頼性もあります。
Unicorn(ユニコーン)のデメリット
Unicornには、次のようなデメリットやリスクもあります。
未上場株は市場で売買ができず流動性が低い
元本割れのリスクがある
投資金額は1社あたり年間50万円までが上限
投資案件の数が少ない
流動性が低く現金化が難しい
非上場企業の株式は、自由に売却できないため、好きなタイミングでの現金化が非常に難しいです。
上場していないため株式を売買できる市場がなく、また株式に譲渡制限がついている非上場企業も多いからです。
株式を売却するためには、一般的に投資先企業がIPOやM&Aを行う時期を待つしかありません。
全ての企業がIPOやM&Aを達成できるとは限らないため、Unicornでの投資はあくまでも余裕資金で行うのが良いでしょう。
倒産などによる元本割れリスクがある
投資先企業の状況によっては、株式が元本割れしたり、最悪の場合は倒産によって価値がなくなるケースもありえます。
ベンチャー投資では、計画通りに事業が進むかどうかは予測が難しいです。
当初の想定よりも苦しい状況が続くと企業の価値が下がり、保有する株式の価値も下がる可能性が考えられます。
また経営基盤も弱いため、場合によっては投資先企業が倒産し、株式の価値がゼロになってしまうケースもあるでしょう。
投資金額に上限がある
Unicornにおける投資金額の上限は、1社につき1年間に50万円までとなっています。
この上限金額は法令などに基づき、運営会社によって定められています。
ベンチャー企業に大きく投資をしたい人にとっては、あまり向いていないといえるでしょう。
応募できる案件数が少ない
Unicornの投資案件は競合サービスと比較しても募集総数は少なめで、近年は募集頻度が大幅に減少しています。
2025年9月時点においてUnicornで最後に募集された案件は、2022年10月の第40号案件である株式会社ディビイとなっています。
また2022年の株式投資型クラウドファンディング全体の募集数164件に対し、Unicornは8件の募集でした。
Unicorn(ユニコーン)がおすすめな人
Unicornがおすすめなのは、次のような人です。
ベンチャー企業の理念に共感し、成長を応援したい
少額から社会貢献できる投資を始めたい
節税に関心があり、長期視点でリターンを狙いたい
5万円と比較的少額からベンチャー投資ができるため、企業の成長過程を見守りたい人や、社会貢献につながる投資をしたい人に向いています。
また税制優遇のあるエンジェル税制を利用できるため、節税目的の分散投資にもおすすめです。
Unicorn(ユニコーン)がおすすめじゃない人
Unicornをおすすめしないのは、次のような人です。
短期で確実な利益を得たい
流動性の低さが気になる
企業の実績や運用歴を重視する
一般的に成功するベンチャー企業の割合は非常に少なく、また投資資金を回収するにも年単位の時間がかかります。
どちらかといえば企業を応援する目的で投資するものであるため、リターンを重視する人には向かないでしょう。
Q&A!疑問に回答
Q1:株式はいつでも現金化できますか?
A:いいえ。未上場株であるため、すぐに売却できず流動性は低いことに注意が必要です。
Q2:エンジェル税制とは何ですか?
A:未上場ベンチャー企業への投資に対する税制優遇制度で、所得税の節税や、譲渡損失と他の株式譲渡益を相殺できるケースがあります。
Q3:年間投資額に制限はありますか?
A:はい。1社あたり年間50万円までと上限が定められています。
まとめ:Unicorn(ユニコーン)でのIPOはまだなし
Unicornは少額からスタートアップに投資でき、税制メリットや株主優待などのほか、将来的なリターンにも期待できる点が魅力です。
しかし流動性の低さや、元本割れリスクはデメリットとして留意すべき点です。
余裕資金で長期投資を検討する投資家に適した選択肢といえるでしょう。