キリンHD上場廃止の誤解を解説!ファンケルTOBの真相や理由とは?

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「キリンHDは上場廃止になったの?」と疑問を持つ方が増えています。

実際にはキリンホールディングス(HD、証券コード2503)は上場廃止していません

現在も東京証券取引所プライム市場に上場を継続しています。

一方で、ニュースや検索結果には「上場廃止」という言葉が出てくるため誤解が広がっています。

誤解の背景には、以下のものがあります。

・キリンHDが健康食品大手のファンケルをTOBで完全子会社化した

・ファンケル株が2024年12月18日付で上場廃止になった事例 

・キリンHD自身が札幌証券取引所や福岡証券取引所で上場廃止決定をした事実

この記事では以下の点ををわかりやすく解説します。
「なぜキリンHDが上場廃止と誤解されているのか」

 「実際に上場廃止になったのはどの会社か」 

「株主はどうなるのか」 

 詳細が気になる方は参考にしてください。

結論:キリンHDの上場廃止とTOBについて

結論、キリンホールディングス(HD、証券コード:2503)は上場廃止していません

現在も東京証券取引所のプライム市場で上場を継続しています

一方でGoogleなどの検索結果には

「札幌・福岡など地方取引所での上場廃止決定」

 「キリンHDによるTOBの結果、ファンケルが上場廃止」

という別々の事実が混在しています。

そのため「キリンHD自体が上場廃止」と誤解される場合があります。

キリンとファンケルの上場廃止のスケジュール

次に、キリンとファンケルの上場廃止のスケジュールをそれぞれ分けて説明します。

キリンHD(親会社:東証プライムは継続)

項目 内容・一次情報
東証プライム市場 上場継続(廃止予定なし)
札幌証券取引所 2023年11月27日「上場廃止等の決定」|札証お知らせ
福岡証券取引所 2023年11月27日「上場廃止等の決定」|福証お知らせ

ポイント:これは地方取引所での上場廃止決定です。

東京証券取引所では上場継続中です。

ファンケルの上場廃止スケジュール

項目 日付・一次情報
整理銘柄指定期間 2024年11月29日〜12月17日|JPX発表
最終売買日 2024年12月17日
上場廃止日 2024年12月18日

ファンケルはキリンHDのTOB成立により完全子会社化されました。

そのため2024年12月18日付で上場廃止となりました。

なぜ上場廃止という誤解が生じたのか

キリンHDについて、誤解の原因は2つの出来事が混同されたことです。

1つ目は「キリンHDがファンケルを完全子会社化 → ファンケルが上場廃止」。

2つ目は「キリンHDが札幌・福岡など地方取引所で上場廃止を決定」。

この2つが報じられたため「キリンHD自体が上場廃止した」との誤解につながりました。

上場廃止での株主への影響

キリンHD株主は現在も東証プライム市場で通常どおり、キリンHD株の売買が可能です。

ファンケル株主はTOB成立後に株式がすべて買い取られ、現金化されました。

ファンケルの上場廃止理由は?

ファンケルの上場廃止理由は、「キリンホールディングスがファンケルを完全子会社化したため」というもの。

キリンHDはビールなど飲料事業のイメージが強い会社です。

長期的には「医と食をつなぐヘルスサイエンス企業」への転換を掲げています。

その中で健康食品やサプリメント事業に強みを持つファンケルを取り込むことは、成長分野を拡大する上で重要な施策でした。

安定的な収益源を確保するためにファンケルを子会社化した

特にファンケルは無添加化粧品やサプリメントで高いブランド力と顧客基盤を持っています。

キリンの既存の研究開発力や海外ネットワークと掛け合わせることでシナジーが期待できます。

また、競争が激しい国内ビール市場に依存しすぎないために、安定的な収益源として健康食品領域を強化したいという狙いもあります。

このような経営判断から、キリンHDはTOBを実施してファンケル株をすべて取得し、完全子会社化を実現しました。

FAQ!上場廃止の疑問に回答

Q. キリンHDは上場廃止したの?

A. いいえ。東証プライム市場で上場継続中です。

Q. ニュースで「上場廃止決定」と見たけど?

A. それは札幌・福岡の地方取引所における上場廃止決定のことです。

Q. ファンケルはなぜ上場廃止したの?

A. キリンHDのTOBにより完全子会社化され、株式併合を経て上場廃止基準に該当したためです。

Q. ファンケルの株主優待や配当はどうなりましたか?

A. ファンケルは、株主優待制度を2025年3月期から廃止しており、2024年12月18日に東京証券取引所で上場廃止となりました。

そのため、これ以降は株主優待や配当の新たな実施はありません。

まとめ:キリンHDは上場廃止していない

キリンHDは上場廃止していません

東証プライム市場で上場継続中です。

ただ、地方取引所ではキリンHDの上場廃止決定がありました。

ファンケルは2024年12月18日に上場廃止しました。

誤解はこれらが混同されたために起こっています。

上場廃止に関しては、今後も公式サイトなどでのチェックを欠かさないようにしてください。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

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