【FIRE】リーマンショックで300万円のFX大損から1.8億円の不動産投資へ。マネーキーパー氏のセミリタイアまでの話がすごかった
公開日 2026/05/12
最終更新日 2026/05/12
FXで300万円を失い、投資人生が一度終わった――。
そんな大きな失敗を経験しながらも、仕事に打ち込み、東京転勤を機に不動産投資へ舵を切り、のちにFIREを実現したのがマネーキーパー氏です。
今回の第1回では、投資未経験だった会社員新人の時代から、株・FXへの挑戦、リーマンショックでの挫折。
そして2016年に1.8億円の収益不動産を購入するまでの転機を伺いました。
登場人物:マネーキーパー氏
個人投資家・FIRE達成者・人気YouTube運営者
- ▶ 20代で投資を開始。市場から一度退場する絶望を経験。
- ▶会社員時代、本業で年収を上げ、1.8億円の不動産を購入。売却により大きな利益を獲得。
- ▶ 現在は年間不労所得1,000万円超。不動産・株・金・ビットコインを組み合わせた独自の分散戦略でFIRE生活中。
- ▶ 人気YouTubeも運営中で、チャンネル登録者数は約2.6万人(2026年4月時点)
記事の要点まとめ:FIRE・セミリタイアへの道のり
- ・20代で投資を一度撤退。本業に集中し入金力を高めた
- ・東京転勤後の家賃負担を機に、家賃を「もらう側」への発想転換を決意
- ・2016年、低金利とサラリーマン属性を武器に1.8億円の物件を購入
- ・都心不動産の価格上昇と安定した家賃収入により資産が飛躍的に拡大
- ・かつての失敗を教訓とした戦略的運用で、FIRE達成への道を切り拓く
- ・本業の社会的信用などを活用し、人生の転機を掴むことに成功
ゴクラク編集長の鈴木とマネーキーパー氏の出会いのきっかけ
まずは、マネーキーパーさんと私(鈴木)の出会いのきっかけからお話しさせてください。
私はもともとブログをやっていた時期がありまして、鈴木さんもブロガーご出身ですよね。
ブロガーを集めるイベントを主催していた企業があり、そのイベントでお会いしたのが、おそらく最初だったと思います。
その後、情報交換のために喫茶店などで何度かお話しした、という流れでしたよね。
そうですね。
最近だと、私が家を買おうとしていたので、マネーキーパーさんに「どのエリアがいいですかね」といったご相談をしていました。
あとは、米国不動産への投資を検討していた時期もあり、その件についてもお伺いしていました。
ですから、もう定期的に不動産のプロにお話を伺っている、という感覚です。
投資を始める前の時代(ゼロの時代)
では本題に入ります。
まず、マネーキーパーさんのこれまでについて教えてください。
投資でFIREを達成されていますが、投資を始められたのはいつ頃だったのでしょうか。
最初は社会人になってからですね。
それまでの学生時代は当然、投資経験はありませんでした。
会社に株をやっていた先輩がいて、もう20年以上前の新人の頃だったと思います。
その先輩から「株いいよ」といった話を聞いて、「ではやってみようか」と思ったのがきっかけです。
SBI証券の前身であるイートレード証券の時代に口座を開設して始めたのが最初ですね。
損切りや逆指値といった基礎的な話を教えてもらいながら、試しに少しずつやってみた、という感じです。
当時は少しビギナーズラックもあったのか、銘柄の詳細はもうあまり覚えていないのですが、そこそこうまくいっていたんです。
そして3年ほど経った頃に、FXに手を出し始めました。
株でおそらく200万円くらい利益が出ていましたので。
はい、はい。
20代前半で200万円も利益が出ると、かなり調子がいいように感じるじゃないですか。
その利益を含めた300万円を元手に、FXでレバレッジをかけて、「ものすごく儲かるらしい」と聞きつけて、一発逆転してやろうという気持ちで為替を始めたのが次ですね。
27歳くらいだったと思います。
リーマンショックで失敗を経験
ちょうど2007年から2009年あたりです。
当時はレバレッジが200倍ほどかけられた時代で、私はその300万円を元にかなり大きなポジションを取っていました。
すると10分後には26万円ほど儲かったりするわけです。
「これはすごいな」と思ってしまって。
もちろん、たまたまその値動きになっただけで、逆に26万円失っていた可能性もあったのですが、「こんなに儲かるなら会社を辞めよう」と思ってしまったんですね。
うん、うん。
そのように調子に乗っていた頃に、リーマンショックの波(大相場、大変動)が来ました。
株はきちんと逆指値を入れていたのですが、FXは調子が良かったこともあって、ここで切るのはもったいないという感覚があり、そのまま持ち続けてしまったんです。
ああ……。
そうしたら、数時間で300万円が一瞬で吹き飛びました。
当時はロスカットの仕組みも今ほど整っておらず、300万円を超えて少し追証のような形で、さらに5万〜10万円ほど飛び越えてしまって。
「こんなことになるのか」と思いましたね。
300万円をすべて失って、私の投資人生は一度終わった、という感覚でした。
これが第1戦の終わりです。
反省期間〜東京転勤〜不動産投資の開始
その後は、しばらく投資はやめようと思いまして、そこから6〜7年ほど反省期間に入り、普通に仕事へ打ち込んでいました。
当時は結婚もしていて、子どもも生まれていました。
第1子が1歳くらいの時に300万円を失ってしまったので、「これはまずい」と思って、仕事をしっかりやろうと考えたんです。
奥さんもよく許してくれたと思います(苦笑)
東京への転勤でFIREの転機が訪れた
2015年頃ですね。
それまでは地域支社勤務で、貯金もできていましたので、家族全員で東京に引っ越したのですが、まず東京の家賃に驚きました。
ほう。
もともと3LDKで80平米くらいのところに8万円で住んでいたのですが、東京で同じ広さを探すと家賃が20万円だったんです。
約3倍ですね。
そうなんです。
一応会社からそれなりの補助が出ていたので何とかなっていましたが、その補助も数年で切れるルールだったので、「この先は危ないな」と思いまして。
それで、その家賃の高さに逆に目をつけて、「これを支払う側ではなく、受け取る側に回れたらすごいのではないか」と考えたんです。
うん、うん、なるほど。
金利0.8%程度で、1.8億円ほど借りられた
FXのようなものはもう懲りていましたので、堅いと言われていた不動産投資に目が向きました。
ちょうど東京に転勤してきた時期でもありましたし、東京の価値はこれから上がるのではないかと思っていました。
その頃は、2020年のオリンピック前後で「東京は終わりだ」「大暴落する」といった論調も結構あったのですが、「そこまでではないだろう」と考えて、不動産投資を始めたのが2016年です。
大きな決断ですね。
当時、マイナス金利やアベノミクスの時期で、非常に低い金利で、0.8%程度で借りることができました。
その結果、収益不動産としていきなり1.8億円ほど借りられたんですね。
※上の画像は、日本の政策金利の推移(2010年〜2026年)
すごいですね。
属性も良く、貯金もたまっていたので、「これから伸びていくサラリーマンだな」と銀行から見てもらえたのだと思います。
アベノミクスの低金利という追い風もあり、不動産投資1発目から1.8億円の収益一棟物件を土地ごと購入した、というのが始まりですね。
不動産投資の成功〜米国株・ゴールドへ
その物件を買ったタイミングがちょうど金利の底で、その頃から東京の地価も、公的な路線価(※)や実売価格などもぐんぐん上がり始めました。
毎年、土地を持っているだけで500万円ずつ価格が上がっていくような感覚でした。
(※路線価:国税庁が毎年発表する土地の価格指標。不動産の客観的な資産価値を測る目安となる)
素晴らしいタイミングですね。
1.8億円で買った物件を売り、大きな利益を出せた
低金利で1.8億円借りられたことで、元本返済も入居者の方々が家賃を通じて実質的に返してくれる形になっていました。
キャッシュフローを得ながら借入元本もグングンと減っていくわけです。
結局6〜7年ほど保有しました。
1.8億円借りて残債がだいぶ減ったところで、地価は逆に上がっていましたので、「物件の買値より高い価格で買いたい」と言ってくださる方が現れました。
そこで売って大きく利益が出た、というのが1回目の不動産投資の成功体験です。
見事なデビュー戦.....。
(第二回に続く)
次回予告:なぜ立地として都内山手線エリア・土地・固定金利を重視するのか?
若い頃の成功体験が過信につながり、FXで大きな損失を出したマネーキーパー氏。
しかし、その失敗があったからこそ、再現性や現物担保価値がある資産形成手法として不動産投資や、その後の金への投資に向き合うようになっていったといいます。
次回は、実際に都内一棟不動産で成果を上げた経験をもとに、なぜ立地として都内山手線エリア・土地・固定金利を重視するのか。
現物不動産投資家としての考え方を詳しく伺います。
※本記事の情報は投資勧誘・投資助言を目的とするものではありません
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