COZUCHI(コヅチ)で確定申告必要?該当者や必要書類/やり方を解説
公開日 2025/03/05
最終更新日 2025/03/05

「コヅチで確定申告は必要か?」
「もし必要ならどんなことをすればいいのか?」
こう思っている方は参考にしてください。
- ・コヅチでは給料以外の所得が20万円以上だと確定申告の必要があるかもしれない
- ・確定申告すれば還付が受けられることも
- ・確定申告をしないと延滞税などのペナルティも
- ・確定申告にはマイナンバーなどが必要
- ・ネット申告なら、家だけで完結する
COZUCHI(コヅチ)の確定申告で必要な書類
まず、COZUCHIの確定申告で必要な書類を紹介します。
確定申告では以下の書類が必要となりますので、解説していきます。
・COZUCHIから発行される支払調書
・収支計算書の作成
・源泉徴収票
それぞれ説明します。
支払調書の確認
支払調書はCOZUCHIが発行する年間取引報告書で、マイページから確認・ダウンロードが可能です。
確定申告の添付書類として必要で・取引概要・分配金の額・源泉徴収額などを確認することができます。
収支計算書の作成
収益と経費を整理し、収支計算書を作成します。
収支計算書は、以下の収入・費用・利益を明確にするために必須の書類です。1.投資により得た収入:不動産クラウドファンディングからの分配金
2.投資にかかった費用:管理費や手数料、税金など
3.最終的に得られた利益:収入ー費用
収支計算書は、「取引履歴」や「支払調書」を確認して、正確に作成しなければなりません。
書類を準備したら確定申告する
収支のわかる書類ができたら、確定申告をします。確定申告の方法は「青色申告」「白色申告」の2パターンあります。
違いを以下の表にまとめました。
青色申告 | 白色申告 | |
---|---|---|
控除額 | 65万円 | 10万円 |
記帳方法 | 複式簿記 | 簡易簿記 |
事前申請 | 青色申告承認申請書が必要 | 不要 |
申請方法 | e-Tax | - |
その他 | 赤字の繰り越しが可能 | - |
特に注意したいポイントは、記帳方法です。
白色申告では、収入と経費のみを記入する簡易簿記を作成します。
青色申告の場合、収入や支出だけでなく資産や負債の変動を記入する複式簿記で記録する必要があります。
源泉徴収票
会社員などの給与所得者の場合、源泉徴収票が必要となります。
給与所得者の場合、あらかじめ税金が差し引かれた金額が給与として振り込まれています。
源泉徴収票は、勤務先の会社が税金を差し引いたことを証明するための書類です。
こちらは、勤務先の会社で取得できますので、人事部や経理部などの部署に確認してみましょう。
確定申告の提出方法
次に、COZUCHIでの確定申告の提出方法を紹介します。
必要書類を準備して、必ず期間内に確定申告を行いましょう。・e-Taxでのオンライン申請方法
・税務署での直接提出方法
・確定申告ソフトの活用(freee、マネーフォワードなど)
それぞれ解説します。
e-Taxでのオンライン申請方法
e-Taxを利用すると、オンラインで確定申告を完了できます。
わざわざ税務署に行く必要がなく、スマホからでも確定申告ができます。そのため、忙しい社会人やフリーランス・個人事業主にとって便利で、近年利用者が増えています。
e-Taxでオンライン申請する方法
e-Taxでオンライン申請する場合、以下の5ステップで確定申告ができます。
- 1.確定申告が必要かを確認する
- 2.必要書類を準備する
- 3.確定申告書を作成する
- 4.e-Taxで電子申告をする
- 5.納税する
正しく確定申告ができる様に、1つずつ理解していきましょう。
1.確定申告が必要かを確認する
まずは、自身が確定申告をする必要があるかどうかを確認していきます。以下に当てはまる場合は、確定申告が必要です。
・雑所得が20万円以上の人
・課税所得が694万円以下の人(払いすぎた所得税が後日還付されるため)
・青色申告をする人
・年収2,000万円以上の会社員
覚えておきましょう。2.必要書類を準備する
もし確定申告をする必要がある場合は、必要書類を準備していきます。①マイナンバーカード
②運転免許証などの本人確認書類
③会社が発行する源泉徴収票
これら3つは必ず必要になるため、事前に準備しておくのがおすすめです。
3.確定申告書を作成する
必要書類が準備できたら、確定申告書を作成していきます。
確定申告書は後述する会計ソフトで作成することもできます。
しかし、「会計ソフトなんて難しそう」と抵抗がある人もいるでしょう。
そんな人は、国税庁ホームページ内の「確定申告書等作成コーナー」より作成可能です。
画面の案内に従って入力することで簡単に確定申告書を作成できます。
入力ミスがあると税務署は受け取らないため、入力ミスがないかを必ず確認しましょう。
4.e-Taxで電子申告をする
確定申告書を作成したらe-Taxを使って電子申告をします。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」から作成した場合は、以下3つの提出方法が利用できます。
- ①マイナンバー方式
- ②ID・パスワード方式
- ③税務署への提出・郵送
マイナンバー方式がかんたん
マイナンバーカードをお持ちの方の場合、マイナンバー方式を活用すると最も手軽に申請できます。
ID・パスワード方式を利用する場合は、事前に税務署からIDとパスワードを発行してもらう必要があります。
これらの方法が難しいと感じる人は、税務署に直接提出するか郵送する方法がおすすめです。
5.納税する
確定申告の内容に沿って、納税額が足りていなければ納付し、逆に払いすぎていた場合は還付されます。確定申告に不備があると税務署から連絡が来るため、期日までに対応しましょう。
税務署での直接提出方法
紙の申告書を作成し、税務署に直接提出する方法もあります。
- 1.必要書類の準備
- 2.税務署への訪問
- 3.書類の提出
- 4.提出後の確認
まずは、確定申告書、収支内訳書、青色申告決算書など、必要な書類を準備します。
必要書類の準備ができたら、次は所轄の税務署に直接出向きます。
そこで、準備した書類を窓口に提出するだけで、確定申告が完了します。
後日、確定申告が受理されているかを確認するために、税務署に問合せすることもできます。
確定申告ソフトの活用(freee、マネーフォワードなど)
確定申告ソフトを利用すると、手間を大幅に削減できます。
freeeなどの確定申告ソフトを活用すると、初心者でも確定申告を迷わず進められるでしょう。今回はfreeeを使って、確定申告書と青色申告決算書を作成する方法を解説します。
- 1.アカウントの作成
- 2.売上や経費の入力
- 3.申告書の作成
- 4.電子申告
それぞれ説明します。
アカウントの作成
今までfreeを使ったことがない人は、まずはアカウントを作成しましょう。
Googleアカウントから簡単に作成できます。
次に、売上や経費のデータ入力をしていきます。
レシートの写真を撮影して自動で仕分けしてくれる機能もあるので、ぜひ利用してみましょう。
まめにデータ入力しておく
データ入力のポイントは、確定申告時にまとめて入力しようとしないことです。
なぜなら、1年分を入力しようとして「丸一日かかってしまった」という人が多くいるからです。
データの入力は都度実施するとよいでしょう。
データ入力が完了すると、確定申告に必要な「確定申告書」や「青色申告決算書」が自動で作成されます。
これらの書類をe-Taxで提出すれば確定申告完了です。
確定申告の提出期限と注意点
次に、確定申告の提出期限と注意点を紹介します。
これを知らないと大変なことになるので、必ずチェックしてください。
申告期間と期限の確認
毎年2月16日から3月15日あたりまでが確定申告期間となります。
※今年は2月17日から3月17日までとなっています
e-Taxで確定申告をする場合は、1か月早い2025年1月6日(月)から申請ができます。期限を過ぎた場合のペナルティ
申告期限を過ぎると、延滞税や無申告加算税が課せられる可能性があります。
・延滞税:法定納期限から完納までの日数に応じて課税
・無申告加算税:納付すべき金額に対して15%〜30%が加算
正しく申請すれば払う必要のないお金ですが、ペナルティとして納税しなければなりません。
郵送で確定申告を提出する場合の注意
郵送で確定申告を提出する場合は、3つ注意点があります。
- 1.「第一種郵便物」もしくは「信書便物」で送付しなければならない。
- 2.「ゆうパック」や「ゆうメール」での送付は不可
- 3. 消印は申告期限内の3月15日(2025年は3月17日)まで
これらも覚えておきましょう。
確定申告をする際の注意点
いざ確定申告をしようと思うと、長い人だと、丸1日確定申告に時間を要する人もいます。期限ぎりぎりになって申請しようとすると、以下のことが起きかねません。
- ・書類不足で間に合わなかった
- ・最終日はアクセスが集中して申告できなかった
- ・Wifiの調子が悪くてサイトにアクセスできない
確定申告の期間中に準備を始めるのではなく、事前に必要書類の準備など少しずつ準備を始めておきましょう。
COZUCHIの確定申告で節税する方法
次に、COZUCHIの確定申告で節税する方法を紹介します。
・経費計上することで節税できる・損益通算で他の利益や損失と相殺できる
・青色申告で控除額を増やす
1つずつ解説していきます。
経費計上することで節税できる
経費などの計上で節税できることがあるので参考にしてください。
まず、以下のものを経費にできます。
・研修費・セミナー参加費
・関連書籍・新聞購読費
それぞれ解説します。
研修費・セミナー参加費
投資関連のセミナーや研修費も経費として認められることがあります。
直接かかわる内容であれば、オンラインセミナーやe-ラーニングであっても、経費計上ができます。関連書籍・新聞購読費
投資に関する書籍や新聞の購読費も経費として扱えます。
事業に必要な場合、関連書籍や新聞の購読費も経費として認められます。ただし、個人事業主の場合、事業との関連性が明確でなければなりません。
経費計上できるかの判断基準
確定申告をすれば、どんな費用でも経費計上できるわけではありません。判断のポイントは、「事業に関する支出であるか否か」です。
例えば、「プライベートな飲食代」などは経費計上できません。
誤って経費計上してしまうと、以下のペナルティが生じます。
- ・税務調査のリスク
- ・追徴課税の可能性
- ・罰金や利息の発生
- ・経費計上の見直し
本来発生しないお金がかかるだけでなく、手間もかかるため正しく経費計上するよう注意しましょう。
損益通算の活用で節税も
次に、他の雑所得と相殺することで節税できる「損益通算」という仕組みを紹介します。
損益通算の仕組み
損益通算とは別々の事業活動で発生した利益と損失を合算することで、課税対象の利益を減らす仕組みのことです。ただ、COZUCHI(不動産クラウドファンディング)の分配金は雑所得です。
なので、株やFXといった分離課税となっている投資の利益とは損益通算できません。
損益通算できるのは同じ雑所得のみです。
損益通算を活用すると、不動産クラウドファンディングで発生した損失を別の所得と相殺することで、課税対象額を減らせます。
他の雑所得との損益通算
COZUCHIの分配金は雑所得に分類されるため、他の雑所得と相殺することが可能です。
例えば、副業収入の赤字と相殺することで、課税所得を減らすことができます。
副業の経費計上なども活用することで、さらに納税額を抑えることが可能になります。
ただし、損益通算できるのは「同じ雑所得」に属するものに限られるため、事前に税理士に相談することを推奨します。
損益通算の仕組みを上手に活用することで、投資家は税負担を軽減することができます。青色申告と白色申告の違い(特別控除のメリット)
青色申告の活用でも節税できることがあります。
青色申告では最大65万円の控除が受けられるため、節税効果が大きいです。
特に個人事業主や副業としてCOZUCHIに投資している方は、青色申告を選択することで大きなメリットを得られます。
青色申告を利用するためには、「所得税の青色申告承認申請書」を事前に税務署へ届出を提出する必要があります。
白色申告は節税効果が小さい
白色申告の場合、簡易な申告が可能です。
ただ、控除額が10万円と青色申告と比較して少なく節税効果が低いです。
そのため、長期的に投資を続ける場合は青色申告の活用を検討すると良いでしょう。
COZUCHI投資家が確定申告でよくある質問(Q&A)
次に、COZUCHI投資家が確定申告で抱きそうな質問に答えます。
確定申告をしないとどうなる?罰則はある?
確定申告が必要な場合に行わないと、無申告加算税や延滞税が課せられます。
特に、申告漏れが続いた場合には、税務調査の対象となる可能性があるため、適切な申告を行うことが重要です。
会社にバレずに確定申告する方法はある?
住民税の納付方法を「普通徴収」にすることで、会社にバレるリスクを抑えることができます。
確定申告書の提出時に「給与所得以外の住民税の徴収方法」を選択することで、自分で住民税を納付することが可能です。
確定申告が面倒な場合の対処法は?
確定申告が煩雑な場合、税理士や確定申告代行サービスを利用すると手間を大幅に削減できます。
まとめ!COZUCHI(コヅチ)で確定申告をしっかり
以上がCOZUCHIの確定申告のポイントです。
- ・コヅチでは給料以外の所得が20万円以上だと確定申告の必要があるかもしれない
- ・確定申告すれば還付が受けられることも
- ・確定申告をしないと延滞税などのペナルティも
- ・確定申告にはマイナンバーなどが必要
- ・ネット申告なら、家だけで完結する

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