【評判】マネーツリーは危険?怖い?安全性、リスクやトラブルも調査
公開日 2025/10/15
最終更新日 2025/10/16

「マネーツリー(Moneytree)」は、銀行・証券・クレジットカード・電子マネーなどをまとめて管理できる人気の資産管理アプリです。
しかし、「危険ではないの?」「情報が漏れないの?」と心配する声も少なくありません。
この記事では、マネーツリーの仕組み・安全性・リスク対策を中立的に解説します。
結論:マネーツリーは危険性が低いが、ゼロではない
マネーツリーは「閲覧専用アプリ」です。
アプリ内から送金や振込などの操作はできないため、第三者に資金を動かされることはありません。
さらに、TRUSTe認証やISO/IEC 27001などのセキュリティ認証を取得しており、情報保護体制は業界でも高水準です。
ただし、スマホの紛失やフィッシング詐欺など、ユーザー側の管理ミスによるリスクは残ります。
パスワードの使い回しには注意
特に、端末のロック設定やパスワードの使い回しには注意が必要です。
つまり、「アプリの構造的な危険性は低い」が、「利用環境によるリスク」はゼロではないといえます。
リスクや対策を知ったうえで、安全な利用を心がけるようにしましょう。
マネーツリー(Moneytree)とは?
マネーツリーは、複数の金融口座やポイントを一括で管理できる「資産管理・家計簿アプリ」です。
入出金やカード利用明細が自動で取り込まれ、カテゴリ分けやグラフで可視化できます。
家計簿機能に加え、総資産の推移や口座横断の残高チェックなど、日々のマネー状況を「見える化」できるのが特徴です。
銀行や証券、クレジットカード、電子マネー、共通ポイントなど、2,300以上のサービスに対応しています。
マネーツリー(Moneytree)の評判、口コミ
マネーツリーの評判、口コミには以下のものがあります。
カード情報流出で悪用に不安がある人はmoneytreeでの管理をオススメします。カード利用で売上が確定した分の取引について、日時、金額、加盟店が一覧できるので、万が一不正利用されてもすぐわかるよ #njpw https://t.co/3dtNTOhqJv
— Maaarshall (@barca_freak1104) July 2, 2015
お金の使い方がザル過ぎるので @moneytreejp マネーツリーというアプリを使ってる。昨日データ表示にトラブルがあり…クラウドなんか〜キライだっ(/ _ ; ) ってスネてたら…問い合わせに超高速で返信!結局、私のミスでした>_<。近頃のサービスはスゴイ!と実感した
— odamasa🌹 (@zazzie0611) April 11, 2014
〜
マネーツリーがメンテばっかでワイの金の状況がわからんのが怖い。めちゃ金使ってる
— BURI (@wanksta50) December 30, 2024
マネーツリー優秀すぎて怖い
— no3197 (@no3197) November 10, 2013
マネーツリーの危険性を5つの観点で検証
ここでは、ユーザーが不安を感じやすい5つの観点から危険性を検証します。
それぞれの仕組みや注意点を理解することで、安心してアプリを活用できるようになります。
- お金を動かされるリスク
- 個人情報とデータの扱い
- 連携方式の安全性
- 端末側のリスク
- 無料プランの制限
① お金を動かされるリスク
マネーツリーは「非取引型サービス(ノン・トランザクショナル)」です。
つまり、閲覧専用となっており、アプリから送金・振込・支払いなどの操作を行うことはできません。
万が一アプリが不正アクセスを受けても、資金を動かすことは不可能です。
アプリが取得するのは残高や明細などの閲覧情報のみで、実際の取引権限は銀行や証券口座側にあります。
この仕組みにより、万が一第三者が不正にログインしても、資金流出のリスクは極めて低く抑えられています。
② 個人情報とデータの扱い
マネーツリーは、個人情報の取り扱いにおいて業界でも高い基準を設けています。
日本で初めて「TRUSTeプライバシー認証」を取得した資産管理アプリとして、ユーザーデータの取り扱い方針を明確に開示しています。
また、国際規格ISO/IEC 27001(ISMS認証)も取得し、セキュリティ体制を第三者機関が定期的に監査しています。
これらの対策により、ユーザーデータは厳格に管理されています。
さらに、マネーツリーは金融庁に登録された「電子決済等代行業者」として、法令に基づいた安全管理体制を整えています。
③ 連携方式(API/スクレイピング)の安全性
マネーツリーは「電子決済等代行業者」として正式に登録されています。
マネーツリーは、金融機関との連携に「API方式」と「スクレイピング方式」を採用しています。
API方式は銀行が公式に提供する安全性の高い接続方法です。
通信は暗号化される
一方、スクレイピング方式はログイン情報をもとにWeb画面から明細を取得する仕組みで、仕様変更により一時的に連携が止まることがあります。
多くの銀行とは公式APIで安全に連携していますが、一部はスクレイピング方式を併用しています。
どちらの場合も通信は暗号化されますが、より安全に使いたい場合は、API連携に対応している金融機関を選ぶのが安心です。
④ 端末側のリスク
マネーツリーの安全性が高くても、スマートフォン側の管理が不十分だと情報が漏れる可能性があります。
たとえば、端末のロックを設定していない状態で盗難・紛失した場合、アプリを開かれて残高を見られるリスクがあります。
また、OSやアプリを長期間アップデートしていないと、脆弱性を突いた不正アクセスを受ける恐れもあります。
マネーツリーは指紋・顔認証に対応しており、通信も暗号化されています。
しかし、端末のパスコード管理やOS更新など、基本的なセキュリティ対策はユーザー自身が行う必要があります。
⑤ 無料プランの制限
マネーツリーは無料プランでも、安全性の面では有料プランと同じ水準で運用されています。
通信の暗号化や認証体制、データ管理の仕組みはプランに関係なく共通です。
ただし、無料プランでは「過去12か月分」の明細しか閲覧できないなど、利用できる範囲に制限があります。
そのため、長期的な家計分析やデータ出力を行いたい場合は、有料プラン(Grow/Work)を検討するとよいでしょう。
とはいえ、無料でも基本的な資産の見える化や口座連携は十分に安全かつ便利に利用できます。
マネーツリーのメリット
マネーツリーの最大の強みは、複数の口座やポイントを一つのアプリで「見える化」できることです。
銀行や証券、クレジットカード、共通ポイントまで2,300以上のサービスを一つのアプリで横断管理できるため、資産の全体像を直感的に把握できます。
無料プランでも最大50の銀行(個人・法人口座)とクレジットカードの金融サービスまで連携でき、メイン口座以外のサブ口座やポイント残高も合わせてチェックできます。
明細は自動で更新される
明細は自動で更新されるため、家計簿をつける手間が大幅に減り、忙しい人でも続けやすいのが特徴です。
また、Apple Watchにも対応しており、スマホを取り出さずに残高を素早く確認できる点は日常使いで便利です。
プライバシー認証と情報セキュリティ認証を取得しているため、個人データの取り扱いについても一定の安心感があります。
マネーツリーのデメリット・注意点
一方で、いくつかの注意点もあります。
まず、対応機関数は大手の家計簿アプリと比べるとやや少ないため、マイナーなサービスを使っている場合は未対応の可能性があります。
運営会社は未上場ですが、外部出資を受けて成長してきた実績があります。
信頼性を重視する場合は、公式サイトやプレスリリースなどの一次情報を確認して判断するのが現実的です。
連携が一時的に止まることも
また、銀行側の仕様変更や追加認証により、連携が一時的に止まることがあります。
無料プランは過去12か月までの明細しか閲覧できません。
長期の家計分析やデータ出力を行いたい場合は、有料プラン(Grow/Work)への切り替えが近道です。
マネーフォワードMEとの比較
マネーフォワードMEは、国内利用者数が最も多い家計簿アプリの一つで、銀行・カード・電子マネー・証券口座など2,450以上のサービスと連携できます。
マネーフォワードとマネーツリーの違いを次の比較表でみてみましょう。
項目 | マネーツリー | マネーフォワードME |
---|---|---|
無料で連携できる口座数 | 50口座 | 4口座 |
対応サービス数 | 約2,300 | 2,450以上 |
無料で見られる期間 | 12か月 | 1年 |
セキュリティ認証 | TRUSTe・ISMS認証 | ISMS認証 |
運営会社 | マネーツリー株式会社(非上場) | 株式会社マネーフォワード(上場) |
表を見てわかるように、マネーツリーは無料でも多くの口座を連携でき、複数口座をまとめたい人に便利です。
ただし、対応サービス数はマネーフォワードに比べ少ないため、利用予定の銀行やカードが対応できるか確認する必要があります。
どちらもセキュリティ面は信頼できるため、目的や使いやすさで自分に合う方を選ぶのがおすすめです。
マネーツリーのリスクを減らす方法
マネーツリーは安全性の高い設計を採用していますが、利用者の使い方によってはリスクが生じることもあります。
ここでは、日常的にできるセキュリティ対策を5つのポイントに分けて紹介します。
どれも特別な知識は必要なく、少し意識するだけで安全性をぐっと高めることができます。
- 端末のセキュリティを強化する
- パスワードと認証情報を安全に管理する
- フィッシングや不正アクセスを防ぐ
- 通信環境の安全を確保する
- 連携エラーやトラブル時の対処法
① 端末のセキュリティを強化する
マネーツリーの安全性を守るうえで、最も基本となるのが端末の管理です。
スマートフォンには必ず画面ロックを設定し、指紋認証や顔認証などの生体認証も併用しましょう。
万が一、盗難や紛失に遭っても、ロックがかかっていれば第三者がアプリを開くことはできません。
アプリは最新バージョンを使う
また、OSやアプリを最新の状態に保つことで、脆弱性を突いた攻撃を防ぐことができます。
さらに、不審なアプリのインストールや不要な権限の付与は避け、公式ストアからのみアプリを入れるようにしましょう。
これらの基本的な対策を徹底するだけでも、セキュリティリスクを大幅に減らせます。
② パスワードと認証情報を安全に管理する
マネーツリーのログインパスワードは長く複雑な文字列にし、他サービスと使い回さないようにします。
パスワード管理が難しい場合は、信頼できるパスワードマネージャーを利用するのも安全です。
また、二段階認証が利用できる場合は必ず有効化し、不正ログインを防ぎましょう。
認証情報を守ることは、マネーツリーだけでなくすべての金融サービスを安全に使うための基本でもあります。
③ フィッシングや不正アクセスを防ぐ
金融サービスを利用する際に注意したいのが、公式サイトやアプリを装った「フィッシング詐欺」です。
メールやSNSで届いたリンクからログインページに誘導されるケースもあります。
そのまま入力すると認証情報を盗まれるおそれがあります。
不審なリンクは開かない
不審なリンクは開かず、必ず公式アプリやブックマークした公式サイトからアクセスしましょう。
また、URLのドメインが正しいかを確認する習慣をつけることも重要です。
少しの警戒心を持つだけで、被害を未然に防ぐことができます。
④ 通信環境の安全を確保する
アプリを安全に使うためには、通信環境にも注意が必要です。
公共Wi-Fiなどの共有ネットワークでは、通信内容を盗み見られるリスクがあります。
やむを得ず公共Wi-Fiを利用する場合は、VPN(仮想専用線)を使って通信を暗号化しましょう。
可能であれば、携帯電話のモバイルデータ通信を使うほうが安全です。
⑤ 連携エラーやトラブル時の対処法
金融機関の仕様変更やメンテナンスによって、アプリとの連携が一時的に止まることがあります。
エラーが出た場合は、焦って再入力や再認証を行わず、まず公式ヘルプやお知らせで最新情報を確認しましょう。
誤ってフィッシングサイトにアクセスしたり、不正な情報を入力したりするリスクを防ぐことができます。
それでも解決しない場合は、マネーツリーのサポート窓口や、連携している金融機関の公式サポートへ問い合わせましょう。
落ち着いて正しい情報を確認しながら対応することが、トラブルを広げない一番の対策です。
よくある質問(FAQ)
Q. アプリから勝手に送金されることはありますか?
A. いいえ。マネーツリーは閲覧専用の仕組みになっており、送金や振込などの操作はできません。
そのため、万が一不正アクセスを受けたとしても、資金が動かされることはありません。
取引機能をあえて持たない設計にすることで、ユーザーの資産をより安全に守ることができます。
Q. 無料プランでも安全ですか?
A. はい。無料プランでも通信はすべて暗号化され、セキュリティ監査や認証体制も有料プランと同等です。
データの保存や取り扱いは厳格に管理されており、第三者機関による監査も定期的に行われています。
安心して利用できますが、スマホのロック設定やパスワード管理など、個人でできる基本対策は忘れずに行いましょう。
Q. どんな人におすすめ?
A. 複数の口座やカード、ポイントをまとめて管理したい人におすすめです。
無料でも最大50の銀行(個人・法人口座)とクレジットカードの金融サービスまで連携できるため、メイン口座だけでなくサブ口座や電子マネーも一括で確認できます。
家計簿を無理なく続けたい人や、資産の全体像を見える化したい人にも向いています。
Q.サービス終了したの?
A. 家計管理サービス「一生通帳 by Moneytree」(スマホアプリ「常陽銀行Secure Stater」内で提供)は終了しました。
まとめ:怖い致命的なトラブルはまだ起きていない
マネーツリーは、資産管理アプリの中でもセキュリティ水準が高く、危険性は比較的低いと言えます。
送金や振込などの取引機能がないため、万が一情報流出が起きてもアプリから資金が動くことはありません。
ただし、端末管理やパスワード設定、フィッシング対策など、ユーザー側の基本的なセキュリティ対策は欠かせません。
家計簿や資産管理を始めたい方は、まず無料版で使い心地を試し、必要に応じて有料プランを検討すると良いでしょう。