投活(トウカツ)の評判・クチコミ&辛口レビュー・評価

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#事業者レビュー #評価B #評判・クチコミ
今回は、不動産クラウドファンディングの中から「投活」をピックアップしてご紹介します。投活は、2023年3月17日に公開された比較的新しい不動産クラウドファンディングサービスです。投資額や運用期間などのハードルを下げている投活は、不動産投資初心者からも注目を集めています。本記事では、投活(トウカツ)の特徴や評判・クチコミを詳しく解説していきつつ、最後には編集部のレビューを掲載します。

「投活」編集部の独自評価・レビューを見る

投活(トウカツ)とは

投活は2023年4月にサービスを開始した比較的新しい不動産投資ができる不動産クラウドファンディングサービスです。都心のコンパクトマンションに特化したサービスを展開しています。

投活のサービス概要

サービス名 投活(トウカツ)
初回募集開始時期 2023年4月
想定利回り(年利) 5.0〜7.5%
最低出資金額 1万円
募集方法 抽選/先着
優先劣後方式 あり(劣後出資分20~30%)
中途換金 原則不可(権利譲渡が可能な場合あり)

投活のサービスの仕組み

投活は、多数の投資家から集めた資金を元に、投資家に代わって不動産運用を行う不動産クラウドファンディングサービスです。資金の運用や不動産の運営・管理はすべて投活が行なうため、投資家には面倒な手続きが発生しません。

投活のサービスの仕組み

出資後は不動産事業の収益を分配金として受け取るだけです。入居者との賃貸借契約や売買時の契約は必要ないので、不動産投資の知識がない初心者でも運用益の確保が期待できます。

投資家は“出資するだけ”でいいんだ~。
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投活(トウカツ)の運営会社・経営者

投活の運営会社は株式会社トラストです。会社の概要は下表となります。

企業名 株式会社トラスト
所在地 東京都中央区銀座三丁目10番6号 マルイト銀座第3ビル3F
代表者 名鏡 龍之介
免許・登録 宅地建物取引業 東京都知事(3)第94098号

賃貸住宅管理業 国土交通大臣(02)第000152号

小規模不動産特定共同事業登録番号 東京都知事(1)第15号
加盟団体 公益社団法人 全日本不動産協会

公益社団法人 不動産保証協会

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会
株式会社トラストは、2012年に設立された不動産コンサルティングの会社です。「ATTO!(あっと驚く)」をキーワードにした不動産コンサルティング事業のほか、「ZUTTO!(ずっと一緒に)」をキーワードにした不動産賃貸管理事業、さらに「PATTO!(ぱっと素敵に)」をキーワードにしたリノベーション企画事業を展開しています。

不動産クラウドファンディングの事業にあたっては、不動産特定共同事業の「小規模第1号事業者」のライセンスを保有しています。小規模不動産特定共同事業では投資家1人あたりの出資上限額が100万円、投資家による総出資額が1億円を超えないこととされており、「投活」においては比較的コンパクトな案件を展開しています。

株式会社トラストの代表は名鏡龍之介氏

株式会社トラストの代表取締役は、名鏡龍之介氏です。1984年生まれの名鏡氏は、投資用不動産専門会社で営業職として仕入れから販売、賃貸管理業の不動産業に係わるさまざまな業務を幅広く経験したのち、2012年に株式会社トラストを設立しています。

投活(トウカツ)の5つの特徴

不動産クラウドファンディングサービス「投活」には、次のような特徴やメリットがあります。

  • 匿名組合型の投資スキーム
  • 優先劣後方式を採用
  • 堅実性の高い小型案件に投資できる
  • キャンペーンでお得に投資ができる
  • 投資持分の譲渡が可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

特徴1.匿名組合型の投資スキーム

投活の匿名組合型投資スキーム「投活」は、「不動産特定共同事業法」の電子取引業務の認可業者で、投資にかかる手続きをすべてWeb上で完結することができます。投資家は、匿名組合契約によって対象不動産に出資し、運用後に出資した割合に応じた配当を受け取ります。

匿名組合契約は出資者と事業者の2者間契約となり、他の出資者がわからないこと、また、不動産登記に出資者の名前が載らないことから「匿名」の名が付いています。登記が不要で登記費用がかからないため、手軽に不動産投資が行なえます。

特徴2.優先劣後方式を採用

投活の優先劣後方式「投活」の不動産クラウドファンディングでは、優先劣後方式を採用しています。優先劣後方式は、事業者も投資家と同じようにファンドへ出資することで、投資家の元本割れリスクを抑えるための仕組みです。このとき、投資家の出資分は「優先出資分」と呼び、事業者の出資分を「劣後出資分」と呼びます。

仮に優先出資割合が70%、劣後出資割合が30%だった場合、対象不動産について30%までの価値毀損分については劣後出資者である事業者が被ることになります。つまり、優先劣後方式により投資家が損失を被るリスクを抑えることができます

事業者の劣後出資割合が大きいほど投資家の元本割れリスクが下がることになりますが、反面、投資できる枠が小さくなるというデメリットもあります。

投活の劣後出資割合は?

「投活」が提供しているファンドの多くは劣後出資割合が30%となっています。10%程度に設定しているサービスも多いため、やや高めの割合となっています。なお、劣後出資割合はファンドによって異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。
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特徴3.堅実性の高い小型案件に投資できる

「投活」が扱うファンドの対象不動産は、都内人気エリアの区分マンションが中心となっています。中目黒や広尾など幅広い世代に需要の高いエリアの物件を対象としており、運用期間が比較的短いこともあり手堅く投資できる案件が揃っている印象があります。

特徴4.キャンペーンでお得に投資できる

「投活」では、登録投資家を対象に、ファンドごとにお得なキャンペーンを実施しています。2023年に組成された「投活プロジェクト4号」「投活プロジェクト5号」では、30万円以上の出資で1,500円分、50万円以上の出資で2,500円分のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを実施していました。今後もキャンペーンが実施される可能性があり、お得に投資を始めたい人にとってはうれしいサービスとなっています。

特徴5.投資持分の譲渡が可能

ファンドに投資した持分については、Q&Aに「譲り渡す方と譲り受ける方の両方が当サービス会員の場合のみ譲渡可能です」との記述があります。譲渡したい持分があり、かつそれを欲しい人が会員にいれば、取引が可能になるということなので必ず譲渡できるわけではありませんが、いざというときのオプションとして用意されているのはメリットと言えるでしょう。

投活(トウカツ)の3つの注意点

投活を利用する前に、注意点とデメリットも確認しておきましょう。注意点は次の3つです。

  • 新しいサービスで実績が少なめ
  • 運営会社が非上場企業である
  • 小型案件中心で募集金額が少ない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注意点1.新しいサービスで実績が少なめ

投活は2023年4月からスタートした新しいサービスで、まだまだ実績が多くはありません。そのため、「過去の実績や評判をしっかり見てから利用したい」という人にとっては、今すぐの投資は向いていないかもしれません。

注意点2.運営会社が非上場企業である

投活の運営会社「株式会社トラスト」は非上場企業です。上場企業には、証券取引所の規定に基づいた決算書や重要な情報などの公表が求められているため、投資家は企業の財務状況や業績を容易に把握できます。

しかし、非上場企業には情報開示の義務がないので、開示が不十分である可能性があります。

注意点3.小型案件中心で募集金額が少ない

「投活」は、不動産特定共同事業の「小規模第1号事業」の認証を受けたサービスです。「運営会社・経営者」の項でも述べたように、「投資家による総出資額が1億円を超えない」範囲が扱えるファンドの条件となっているため、比較的小型の案件が中心となります。

案件の規模が小さいと投資家が投資できる枠も小さくなり、先着や抽選の結果、申し込んだものの落選して投資できない、ということが起こり得ます。とはいえ、「投活」はスタートしたばかりのサービスということもあり、まだそこまで競争率は高くない印象です。

投活(トウカツ)で実施中のキャンペーンをチェック

「投活」では、不定期でお得に投資ができるキャンペーンを実施していますが、2024年9月20日現在、実施中のキャンペーンはありません 。

キャンペーンが更新された際はこちらでお知らせしていきます。

投活(トウカツ)の評判・クチコミをチェック

続いて、投活の評判やクチコミを見ていきましょう。

利用する前に投活の評判をチェックしておくっぴ!

投活のうれしい評判・クチコミ

投活は2023年4月にサービス開始したばかりで、まだ運用が終了した案件はありませんが、抽選募集に対する当選・落選の反応が出てきています。抽選結果がすぐに出るのがうれしい、という反応がありました。

また「投活」のファンドに当選したという口コミも見られます。

投活の残念な評判・クチコミ

続いて、投活に関する残念な評判・クチコミを見ていきましょう。少し心配なのが、「枠が埋まっていない」という声。ファンド組成戦略とキャンペーンの組み合わせに苦言を呈する人もいました。

手厳しい……!今後の動向に期待しよう。

投活(トウカツ)の評価は?編集部レビュー

不動産クラウドファンディングサービス「投活(トウカツ)」の特徴や評判・クチコミについて詳しく解説してきました。最後に、以下の評価基準をもとにした編集部の独断と偏見による評価・レビュー です。なお、総合評価は評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階としています。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります

投活の評価
評価 B 実績の積み上げ&案件の魅力向上に期待

「投活」は、小規模の案件をメインに、比較的高利回りのファンドを提供する不動産クラウドファンディングサービスです。運用期間は3カ月~6カ月程度と短く、かつ劣後出資割合も30%の案件が多いなど、投資家のリスクに対する配慮が見られます。

一方で、小規模かつ先着の案件ながら枠が埋まらず募集期間を延長する、といったことも起きています。単純にスタートしたばかりのサービスで認知拡大フェーズであることも要因として挙げられますが、今後はさらなる案件の魅力向上にも期待したいところです。

逆に言えば、まだまだ比較的当選はしやすい状態であり、他の投資先候補でなかなか当選しない人や、積極的に資金を運用していきたい人にとっては使い勝手のよいサービスということもできます。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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