NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)の特徴・クチコミ&辛口レビュー・評価

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#事業者レビュー #評価B #評判・クチコミ
モンゴルやカンボジア、ジョージアの農業などに融資できることで話題のソーシャルレンディングサービスが「NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)」です。平均利回りは5%台後半で、最低2万円から出資できるのが特徴です。

今回は、そんな「NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)」の特徴や評判・クチコミ について紹介していきます。最後に編集部独自の評価・辛口レビューも掲載しますので、ぜひ投資の参考にしてみてください。

「NEXT SHIFT FUND」編集部の独自評価・レビューを見る

NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)とは?

まずは「NEXT SHIFT FUND」の概要から見ていきましょう。

サービス名 NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)
初回募集開始 2018年3月23日
想定利回り(年利換算) 4.5〜7.7%
最低投資額 2万円
募集方式 先着式
中途解約 不可

「NEXT SHIFT FUND」のサービスの仕組み

ネクストシフトファンドの仕組み

「NEXT SHIFT FUND」は投資家の出資金をモンゴルやカンボジア、ジョージアなどの国で融資する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスです。募集は先着式で行われ、2万円から投資できます。

配当は半年に1回支払われる仕組みで、平均運用期間は13カ月です。なお、基本的に融資における保証と担保はありません。

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NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)の運営会社・経営者

「NEXT SHIFT FUND」(ネクストシフトファンド)を運営するのはネクストシフト株式会社です。

会社名 ネクストシフト株式会社
所在地 〒680-0404 鳥取県八頭郡八頭町見槻中154-2 隼Lab. 2F
設立 2016年10月7日
代表 代表取締役 森 桂一
資本金 3億9,870万円(資本準備金を含む)
登録免許 第二種金融商品取引業 登録番号:中国財務局長(金商)第48号
上場/非上場 非上場

ネクストシフト株式会社の事業内容は次のとおりです。 
  • 小口投資ファンド事業
  • ベンチャーキャピタル事業
ベンチャーキャピタル事業では介護サービス大手の株式会社ツクイ・グループと共同で、介護・福祉・医療に特化したベンチャーキャピタルファンドを設立しています。

2020年4月の募集を最後に新規ファンドの募集はありませんが、サービス終了のアナウンスもありません。

ネクストシフト株式会社の代表は森桂一氏

ネクストシフト株式会社の代表取締役は森桂一氏です。森氏の経歴は公開されていません。

NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)の特徴

「NEXT SHIFT FUND」(ネクストシフトファンド)の主な特徴は以下です。
  1. 社会的インパクト投資に特化している
  2. 借り手の顔が見える運営
  3. 6カ月ごとに分配がある
  4. 最低投資額は2万円
それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

特徴1.社会的インパクト投資に特化している

「NEXT SHIFT FUND」は、新興国をはじめとした世界の貧困や医療、教育といった社会課題の解決に貢献できる点が大きな特徴です。

例えば農業のプロジェクトでは、投資家の出資金を新興国のマイクロファイナンス機関を通して、低所得者や農家など銀行のサービスを受けられない人に融資をします。融資資金は家畜や肥料、農機具やミシンなどの購入に使われ、経済的な自立につなげます。

マイクロファイナンス機関は全世界に1万ほどあるとされています。「Microfinance Barometer 2019」によると貸出残高は世界全体で1,200億ドル以上、借り手数は1億4千万人以上いるといわれています。

ファンドを通してこうした市場にアクセスできるのは大きな魅力といえるでしょう。

特徴2.借り手の顔が見える運営

ネクストシフトファンド「NEXT SHIFT FUND」の各ファンド情報ページでは、ファンドの概要が記載されているほか、「借り手のストーリー」というコンテンツが用意されています。

これは、ファンド運営者が実際に現地を訪問するなどして借り手に直接話を聞くというもので、現在の経済的状況や融資を受けてどんなことに使っているのか、それによって生活がどう変化したのか、といったインタビューが掲載されています。

ソーシャルレンディングは、ファンド事業者を通して資金を融資するサービスですが、最終融資先の個人の状況にまで踏み込んだコンテンツはほかにはなく、非常にユニークです。資金の使途が明確になり、投資をする意義をより強く感じられるでしょう。

特徴3.6カ月ごとに分配がある

「NEXT SHIFT FUND」のファンドは、運用期間が12~16カ月程度のものが多くなっています。そんな中で、ほとんどのファンドで分配金は6カ月ごとに支払われる設定になっています。

比較的短期スパンで分配金が受け取れるのは安心感もありメリットといえます。

特徴4.最低投資額は2万円

「NEXT SHIFT FUND」の最低投資金額は1️口2万円となっています。1万円から投資できるサービスが多い中で珍しい設定といえますが、「少額投資」として十分に低いハードルであり初心者にとっても無理のない範囲だといえるでしょう。

NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)の3つの注意点

「NEXT SHIFT FUND」(ネクストシフトファンド)には以下のような注意点もあります。
  1. 担保と保証がない
  2. 為替変動リスクがある
  3. 貸し倒れリスクがある
それぞれ詳しく説明します。

注意点1.担保と保証がない

「NEXT SHIFT FUND」のファンドには担保・保証がありません。これは融資先企業が現地の金融規制委員会から事業免許を取得し、正式に許可された機関であるため必要がないと判断しているためです。

また担保設定などをすることでコストがかかることから、融資金利をできる限り抑えることも理由であるとしています。投資家からすれば、担保などが出資の安心感につながるものですが、それがないため、あらかじめ一定のリスクがあることを覚悟しておく必要があります。

注意点2.為替変動リスクがある

「NEXT SHIFT FUND」での融資は米ドル建てで行うため、出資時と償還時の為替レートの差により為替差損が生じる可能性があります。円安になれば為替差益が出ますが、逆に円高になれば為替差損が発生します。

さらにモンゴルでは米ドルでの貸付金は最終的に借り手の現地通貨に転換されます。現地通貨が下落すると、米ドルでの返済において負担が増加します。その結果として融資先機関の信用リスクが高まることにもつながります。

モンゴルの現地通貨「トゥグルグ」の価格には、モンゴルの主要産業である鉱業の鉱物資源価格や、主要輸出先の中国経済の影響による下落リスクがあります。このあたりのリスクも事前に承知しておく必要があるでしょう。

注意点3.貸し倒れリスクがある

運営会社が担保と保証の必要はないと判断していますが、実際には融資先の中には過去に貸し倒れのある会社もあります。融資先は馴染みのない新興国の企業であり、なかなか信用力を推し量ることもできません。

もちろんファンドによりケースバイケースですが、一般論として日本国内の企業を対象にしたソーシャルレンディングサービスよりもリスクは高いといえます。

NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)で実施中のキャンペーンをチェック

「NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)」は2024年12月現在キャンペーンを実施していません。情報が入り次第、こちらでお知らせしていきます。

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NEXT SHIFT FUND公式サイトへ

「NEXT SHIFT FUND」の評判・クチコミ

「NEXT SHIFT FUND」の利用者によるXでのクチコミから、サービス内容の評判をチェックしてみましょう。

うれしい評判・クチコミ

残念な評判・クチコミ

NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)の評価は?編集部レビュー

ソーシャルレンディングサービスNEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)」の特徴や評判・クチコミを解説してきました。最後に以下の評価基準をもとにした編集部の独断と偏見による評価・レビュー をご紹介します。なお、総合評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階としています。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります

NEXT SHIFT FUNDの評価
評価 B 新興国へのインパクト投資ファンドが豊富。リスクは高め

「NEXT SHIFT FUND」は、モンゴルやカンボジア、ジョージアといった新興国に対する融資を通した間接的なインパクト投資ができるソーシャルレンディングサービスです。

最大の魅力は、海外、とくに新興国における社会課題の解決に投資を通じて貢献できることでしょう。各ファンドで紹介されるストーリーを読むことで、その融資によって助かる人が想像でき、社会とのつながりを実感できるようになっています。

一方で、対象が新興国であることもあり、リスクは総じて高めであるといえます。為替変動リスクや融資先の信用力による貸し倒れリスクなどがあり、しっかり理解した上で投資することが求められます。

また、ファンドの募集は最近行われておらず、2020年4月の募集を最後に止まっている状態です。サービス終了のアナウンスこそないものの、現状は「開店休業」状態であるといえます。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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