オルタナバンク(Alterna Bank)の評判・クチコミ&辛口レビュー・評価

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オルタナバンク(旧 SAMURAI FUND)」は、1口1万円から投資できるソーシャルレンディングサービスです。投資先が豊富で利回りの高い案件も多いため、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「オルタナバンク(Alterna Bank)」の特徴や評判・クチコミを詳しく解説していきます。また、編集部独自基準によるレビュー・評価も紹介しますので、ぜひ投資の参考にしてみてください。

「オルタナバンク(Alterna Bank)」編集部の独自評価・レビューを見る

オルタナバンク(Alterna Bank)とは?

「オルタナバンク」は、世界中の資産に投資できるソーシャルレンディングサービスです。以前は「SAMURAI FUND(サムライファンド)」という名称でしたが、2023年1月に現在のものに名称を変更しています。

株式や債券のような資産ではなく、不動産や⾦、未上場株式など、潜在的なリターンが大きい資産・事業への投資ができるサービスとして注目を集めています。流動性や換金性は高くありませんが、急激な経済動向変動の影響を受けにくいため、中長期的な運用手段として効果的です。中には10%を超える高利回りの案件もあります。

オルタナバンクのサービスの仕組み

ソーシャルレンディングサービス「オルタナバンク」への投資の流れは下記のようになります。
  1. 投資家から資金を集める
  2. 集まった資金をオルタナバンクが企業に貸し付ける
  3. 企業は利息を付けてお金をオルタナバンクに返す
  4. 利益を投資家に分配して元本を償還する
「オルタナバンク」は、企業と投資家の間に入る業者と考えればわかりやすいでしょう。

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オルタナバンクの詳細ページ

オルタナバンク(Alterna Bank)の運営会社・経営者

「オルタナバンク」の運営会社は、SAMURAI証券株式会社です。
企業名 SAMURAI証券株式会社
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目17番46号 グローヴ4階
代表 代表取締役社長 山口慶一
設立 2002年2月
資本金 2億4009万16円
登録免許 第一種・第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第36号

「オルタナバンク」を運営するSAMURAI証券株式会社は「第一種金融商品取引業者」として内閣総理大臣の登録を受けていますが、「オルタナバンク」によるソーシャルレンディングを専門に扱っています。

SAMURAI証券株式会社の代表は山口慶一氏

SAMURAI証券株式会社の代表取締役社長は、山口慶一氏です。大学在学中に公認会計士試験に合格した山口氏は、大学卒業後にデロイトトーマツへ入所。その後、きずな綜合会計事務所を創業し、代表パートナーに就任しています。さらにNexus Bank株式会社の代表取締役を経て、2020年12月、SAMURAI証券株式会社の代表に就任しています。

オルタナバンク(Alterna Bank)の特徴

「オルタナバンク」には、主に次のような特徴があります。
  1. 投資対象のバリエーションが豊富
  2. 保証付きの案件に投資できる
  3. 高利回りが期待できる
  4. 1万円から投資できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。

特徴1.投資対象のバリエーションが豊富

「オルタナバンク」の大きな特徴は、投資対象の豊富さです。不動産だけではなく、金や未上場株式などにも1口1万円から投資できます。オルタナティブ投資には多様なリスクとリターンのプロファイルがあり、伝統的な金融市場と独立して動くのが特徴です。

通常であれば専門知識やリスク管理能力が求められますが、「オルタナバンク」を利用すれば初心者でも気軽に投資できます。運用期間の幅も広く、分散投資も可能です。

特徴2.保証付きの案件に投資できる

「オルタナバンク」には、保証や不動産担保の付いた案件もあります。そのような案件を積極的に選べばリスクを抑えられるでしょう。貸付先の企業は厳格に審査をしているため、遅延や貸し倒れのリスクも軽減されます。そして2024年8月30日の時点で貸し倒れは発生していません。なお、担保や保証の有無は、投資する前に「商品一覧」で確認できます。
オルタナバンクの担保つき案件

ファンドによっては、万が一の際に運営者が返済を肩代わりする「コミットメント契約」や、貸し付け先の企業を複数に分ける「分散投資」でリスクを軽減しています。ただし、すべてのファンドに保証が付いているわけではありません。ファンドを選ぶ際には、リスクとリターンだけではなく、保証の有無も確認するとよいでしょう。

特徴3.高利回りが期待できる

「オルタナバンク」のファンドは目標利回りが7%前後のものが多く高めです。リスクもそれだけ高くなりますが、利回り重視で投資先を選びたい人には魅力的な選択肢になるでしょう。

ファンドの運用期間は6カ月前後の短めのものから30カ月を超えるやや長めのファンドまで豊富な選択肢があり、さまざまなニーズに対応しています。

特徴4.運営会社は第一種・第二種金融商品取引業の登録事業者

ソーシャルレンディング事業は第二種金融商品取引業の登録免許を取得することで行なえますが、SAMURAI証券では、第一種免許も保有しています。

第一種免許は、登録に際しての条件が第二種より厳しく、コンプライアンス体制や財政基盤の安定性などがより強く求められます。そのため、第一種免許を保有していることは運営会社としての安心感につながります。

オルタナバンク(Alterna Bank)の注意点

「オルタナバンク」の注意点も確認しておきましょう。
  1. 途上国リスクがある
  2. 情報不十分な案件がある
  3. 運用期間が長くなっている
それぞれ詳しく解説していきます。

注意点1.途上国リスクがある

「オルタナバンク」は途上国への投資で高い目標利回りを実現していますが、そのぶん、相応のリスクもある点には留意していおく必要があります。2023年上期には、カンボジアを対象にしたファンドが全体の約30%、シンガポールを対象にしたファンドが約16%ありました。

カンボジアのファンドは、低所得者を対象に融資をするマイクロファイナンス機関が借り手の大半で、シンガポールの資金使途は、新興国や途上国への投融資となっています。途上国は政治的に不安定な状況であるケースが多く、国の方針や法律が急激に変わることもあります。ビジネス環境が予測できない困難に直面する可能性も否定できません。途上国のリスクには、インフラの問題や政治腐敗、ビジネス慣行の違いなども含まれます。

注意点2.ファンドの詳細情報が少ない

「オルタナバンク」では、各ファンドの貸付先がSAMURAI証券のグループ会社である「SAMURAI ASSET FINANCE株式会社」となっています。これは、最終資金需要者(最終的にお金を貸す対象者)の信用が悪化したケースでも資金を回収できる可能性が高まるという意味ではメリットになりますが、一方で、SAMURAI ASSET FINANCEが間に入ることで、肝心の最終資金需要者が明かされないファンドも中にはあります。

つまり、最終的に誰にお金を貸しているのか分からないということであり、そのことを十分に理解した上で投資を行う必要があります。また、担保不動産の詳細情報は明かされていないため、担保設定はあるものの実際にどれくらいの評価がなされるのか想像がつかない点も心配な点です。

注意点3.運用期間が長期化の傾向あり

2022年までは運用期間が12カ月に満たないものが中心でしたが、2023年以降は比較的長期のファンドが急激に増えており、平均運用期間も大きく伸びています。リスクを調整しやすい短期型ファンドも依然としてあるものの割合としては減ってきており、投資のしやすさという点ではやや低下傾向にあります。

オルタナバンク(Alterna Bank)で実施中のキャンペーンをチェック

「オルタナバンク」では2024年8月30日~10月31日まで、新規口座開設で現金1,000円がもらえるキャンペーンを実施中です。なお、キャンペーンは先着5,000名となっているため、登録をお考えの人はお早めに申し込みを済ませましょう。

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オルタナバンク(Alterna Bank)の評判・クチコミ

続いて、「オルタナバンク」の評判やクチコミを見ていきましょう。


どんなクチコミがあるのかな?
さっそくチェックしていくっぴ!

うれしい評判・クチコミ

「オルタナバンク」のうれしいクチコミでは、利回りが高い、運用期間が短い、などの良い評判が多く見られます。

残念な評判・クチコミ

「オルタナバンク」の残念なクチコミでは、知名度が低い、なかなか満額にならなくて不安、などが見られました。

オルタナバンク(Alterna Bank)の評価は?編集部レビュー

ソーシャルレンディング「オルタナバンク(Alterna Bank)」の特徴や評判・クチコミについて詳しく解説してきました。最後に、編集部の独断と偏見による評価・レビューを紹介します。総合評価は高い順からS・A・B・C・Dの5段階です。

※編集部による評価は、今後組成されるファンドや償還の状況により修正することがあります。

オルタナバンクの評価
評価 B 豊富な償還実績があるが、高リスクに留意して投資すべき

「オルタナバンク」は、少額からオルタナティブ投資ができるソーシャルレンディングサービスです。投資先が豊富で潜在的なリターンが大きいファンドも選択できるため、ちょっと変わった投資先を選びたい人やハイリターンを狙いたい人には魅力的に映るサービスといえるでしょう。

一方で心配なのがリスクマネジメントです。提供されるファンドの貸付先にはカンボジアを始めとする発展途上国も含まれており、決して低くない途上国リスクがあります。さらに、最終的な貸付先の情報が詳しく明かされていないケースも多く、投資判断を非常に難しくしています

これまでに貸し倒れや償還遅延が発生していないのは大きなセールスポイントですが、高リスクの貸付先にお金を貸す可能性やそもそも誰に貸しているかわからないという点で、少なくとも初心者にはおすすめしにくいサービスとなっています。

利回りの面で優位性のあるサービスであるだけに、さらなる安心感担保のために、より幅広い情報提供を期待したいところです。

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  • 記事を書いた人 ゴクラクJOURNAL編集部

    『ゴクラクJOURNAL』は、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、事業型ファンドといった少額投資ファンドに関する情報や、投資・お金、その他ファイナンシャルテクノロジーに関する情報を提供しています。編集部では、投資初心者の目線に立ったユーザーファーストのメディア運営を目指しています。

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