FUNDINNO(ファンディーノ)の評判どう?メリット・デメリットを徹底解説
公開日 2025/09/08
最終更新日 2025/09/09

FUNDINNO(ファンディーノ)は、未上場のベンチャー企業に10万円〜投資できる国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。
少額からスタートアップ支援ができるという魅力がある一方で、流動性の低さや長期拘束リスクなど留意すべき点もあります。
本記事では、実際の評判・口コミや運営データをもとにメリット・デメリットを整理し、有益な情報をご紹介します。
FUNDINNO(ファンディーノ)とは?
FUNDINNOは2017年に開始された日本初の株式投資型クラウドファンディング。
個人でも未上場ベンチャー企業へ少額投資が可能なプラットフォームです。
累計成約件数は400件以上、累計応募金額は200億円を超え、エンジェル税制の適用や未上場株の売買ができる「FUNDINNO MARKET」も提供されています。
FUNDINNO(ファンディーノ)のいい評判・口コミ
FUNDINNOの利用者によるSNSでのクチコミから、サービス内容の評判をチェックしてみましょう。
まずはいい評判を見てみましょう。
「プロジェクトの目的や詳細がとても丁寧に説明されている」といった投資家目線の好印象が多数あります。
ひさしぶりにFUNDINNO見たら投資先のひとつであるHPLの業績が改善され始めててうれしい😭https://t.co/Ft8htkfTwQ
— ういく (@uikiuuikiu) July 2, 2025
また「応援したくなる企業に投資できた」「株主優待が楽しい」といった共感型の口コミも目立ちます。
FUNDINNO社を通じて投資している(株)楽喜さんから、Happy Holidayの株主優待が届きました✈️
— ラブアンドマネ子 (@LoveandManeko) June 11, 2025
バーチャル旅行サイトで、心だけちょっと遠くへ。
配当も優待も、“日常に小さな非日常”を届けてくれるのが好き。#株主優待 #HappyHoliday #優待生活 #ラブアンドマネ子
IPO投資に挑戦したいと思い株式会社サケアイという斬新な日本酒を作っている会社に投資してみました。ファンディーノといってIPO前の急成長せているベンチャー企業の未公開株式を買えるというものです。
— よっしー@サラリーマン投資家🌱 (@yosshy226) March 28, 2025
まずはその企業を応援するというスタンスになります。優待もあるみたいなので楽しみです。
「募集枠がいつも即完売」など、人気の高さを実感する声もあります。([turn0search1])
FUNDINNOファンド、先着枠が1分で終わるとは。申し込めてよかった😌
— Sui (@peach0330) June 3, 2022
FUNDINNO、まだ2時間くらいなのに枠が埋まりそう。これ見て思ったのはとにかく応募しておいて後でその株を転売するというのはどうだろうか?
— 駄犬 (@daken_in_market) June 16, 2017
FUNDINNO(ファンディーノ)の悪い評判・口コミ
一方、悪い評判にはどのようなものがあるのでしょうか。
「質問BOXが廃止されて投資家の声が見えづらくなった」との不満の声があります。
FUNDINNOのめっちゃ素晴らしいシステムであった質問BOXが廃止になったのでお金が集まりやすくなりましたが、既存投資家がどの様な気持ちなのか全く分からなくなりましたね。🥲
— しげる (@IFO_SHIGERU) July 7, 2025
また、「投資家への透明性が低下しているのでは」といった懸念も一定数あるようです。
そう言えは最近のFUNDINNO、投資した人数、記載しないんだね。募集中は分からないようにしたのか。。多くの投資家から金額が集まってるのか、特定投資家一人によるものなのか投資家に判断させないためのものと邪推(笑) pic.twitter.com/WGIe0cLRiE
— あーひー (@WWitPNoEmrezlbx) March 30, 2025
FUNDINNO(ファンディーノ)のメリット
FUNDINNOのメリットは、次の5つです。
少額(10万円)からベンチャー投資が可能
IPOやM&Aなどのイグジットによるリターン実績あり
エンジェル税制による所得控除や税優遇が適用可能な案件がある
FUNDINNO MARKETを通じた未上場株の売買ができる
累計案件数や応募金額の実績が豊富
それぞれ詳しく解説します。
少額から始められる応援投資
FUNDINNOでは、1口あたり10万円から投資が可能です。
まとまった資金がなくても参加できるため、ベンチャー投資に初めて挑戦する方でもハードルが低いのが特徴。
「応援したい企業に出資する」というスタンスで、金銭的リターンだけでなく社会的な意義や満足感を得られるのも魅力です。
株主として企業の成長を見守る楽しさがあるのは、FUNDINNOならではといえます。
IPO・M&Aによるリターン実績
投資先の企業がIPOやM&Aを達成すれば、大きなリターンに。
FUNDINNOでは実際に上場を果たした企業もあり、投資家の期待を後押ししています。
特にIPOは希少なイベントであり、個人投資家が早期から関われるチャンスは限られています。
FUNDINNOを通じて、成長企業のストーリーを間近で体感できることは、投資家にとって大きな魅力といえるでしょう。
エンジェル税制の活用で税優遇が可能
対象案件ではエンジェル税制が使え、投資額に応じて所得控除を受けられます。
また、将来的な株式譲渡益が非課税になる場合もあり、税金面でのメリットは大きいです。
税制優遇があることで、リスクを少し抑えながら投資に挑戦できます。
リターンと安心の両方を意識したい投資家にとって心強い仕組みです。
FUNDINNO MARKETで株式売買が可能
これまで未上場株式は換金が難しく、流動性リスクが大きな課題でした。
しかしFUNDINNO MARKETでは売買の場が用意され、資金回収のチャンスが広がります。
これにより「上場やM&Aを待つしかない」という従来の制約が緩和されました。
出口戦略を複数持てることは、投資家にとって大きな安心感につながります。
累計実績に裏打ちされた信頼性
FUNDINNOは累計応募金額・案件数ともに国内トップクラスを誇ります。
多くの投資家が利用してきた運営実績があるため、新しい投資家にとっても信頼して利用できる環境が整っています。
幅広い案件を選べる環境があるため、投資スタイルに合わせた活用が可能です。
FUNDINNO(ファンディーノ)のデメリット
FUNDINNOのデメリットは、次の4つです。
未上場株のため、基本的に現金化が難しい
投資先企業が倒産した場合、元本全額が失われる可能性がある
投資資金が長期間拘束されることが多く、出口までの自由度が低い
投資家登録には審査があり、投資経験や資産基準が求められる
それぞれ解説していきます。
未上場株は現金化が難しい
FUNDINNOで投資するのは未上場株式です。
上場株のように市場で自由に売買できないため、現金化の自由度は高くありません。
出口戦略としてFUNDINNO MARKETもありますが、常に売却できるとは限らないのが実情です。
倒産リスクによる元本毀損
ベンチャー企業への投資は、成長の期待と同時に倒産リスクを抱えています。
万が一、投資先企業が倒産してしまえば、投資した元本がゼロになる可能性もあります。
リターンの大きさと引き換えに、リスクも高い点を理解しておく必要があります。
資産の一部を分散して投資するなど、リスク管理を前提に利用することが重要です。
資金が長期間拘束される
ベンチャー投資は、出口となるイベントまで時間がかかるのが一般的です。
IPOやM&Aといったイグジットが起こるまでは、投資資金を自由に引き出せません。
長期にわたり資金が拘束されるため、短期運用を重視する人には不向きです。
生活資金ではなく、余裕資金で行うことが前提といえるでしょう。
投資家登録に審査がある
FUNDINNOを利用するには、事前に投資家登録の審査を受ける必要があります。
投資経験や資産状況に関する基準を満たさなければ、口座を開設できません。
そのため、誰でもすぐに参加できるわけではなく、一定のハードルがあります。
初心者が挑戦する際は、まず審査条件を確認してから準備を進めると安心です。
FUNDINNO(ファンディーノ)がおすすめな人
ここまでの内容をまとめると、FUNDINNOは次のような人におすすめです。
成長性の高いベンチャーを支援しながら投資したい方。
少額からスタートしたい投資初心者や応援投資を重視する方。
長期視点で高リスク・高リターンを目指す余裕資金保有者。
特に、「社会的意義のある投資をしたい」「少額から挑戦したい」と考える人に向いています。
ベンチャー企業の成長を応援しながら、長期的に大きな成果を狙える点が大きな魅力です。
余裕資金を活用して、新しい投資の形に挑戦したい方におすすめです。
FUNDINNO(ファンディーノ)がおすすめじゃない人
一方で、以下のような人にはFUNDINNOはおすすめできません。
すぐ現金化したい流動性重視の投資家。
元本割れリスクを避けたい慎重な方。
短期間で成果を出したい短期志向の投資家。
FUNDINNOは未上場株への投資であり、資金が長期間拘束される可能性があります。
また、企業の業績次第では元本割れのリスクもあります。
安定性や即時性を求める人には不向きといえるでしょう。
Q&A!疑問に回答
Q1:株式はすぐ売却できますか?
A:FUNDINNOで取得した株式は未上場のため通常は売却できません。
ただし「FUNDINNO MARKET」で売買できる場合もあります。
Q2:投資のリターンはどこで得られますか?
A:主にIPOやM&Aでリターンが得られます。複数の成功例があります。
Q3:審査は厳しいですか?
A:投資家登録には資産や投資経験の審査があり、利用には制限があるため条件を事前に確認することが重要です。
まとめ:FUNDINNO(ファンディーノ)で上場事例あり
FUNDINNOは、一般個人が未上場スタートアップへの少額投資を実現できるユニークなプラットフォームです。
応募の人気ぶりやイグジット実績、税制優遇も魅力。
しかしながら、流動性の低さや長期資金拘束、元本リスクの高さには注意が必要です。
応援投資の志向があり、リスクを理解できる方にとっては魅力的な選択肢になるでしょう。